三月さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

三月

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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.8

タイトルに聞き覚えがある程度の前知識だったけど、最初から最後まで楽しかった。風景や小道具の描写の美しいこと。戦うシーンのカメラ割りも、アニメにしかできない構図の連続でかっこいい。漫画も読んでみたい。>>続きを読む

オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)

4.1

ジバンシィと衣装を作り上げていったはなし、ティファニーで朝食をのムーンリバーのエピソードなど、良い芸術家は何が重要かをよく知ってると思った。
スクリーンに映るオードリーの一瞬一瞬があまりに美しく気高い
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.0

画面の作りも話の運びも、実にスタイリッシュ。ガイ・リッチーがガイ・リッチーらしさを丹念に研いでこしらえた映画という出来栄え。ありがとうございます。

役者陣がとても上手く、ヒューグラントの軽薄かつリズ
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.5

悪くはない。でも、固い。
ステイサムでなければならない映画ではなかったし、驚くような展開もなかった。ハードボイルドな小品を作りたかったのかもしれないけど、それならもう少し短めにまとまった気がする。でも
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コリーニ事件(2019年製作の映画)

4.0

時代背景などを理由に色々言い訳はついても、罪は罪なんだぞという…当たり前のようでいて明確に切り込みにくいところに、弁護士ならではのアプローチで繊細に迫っていく描写が良かった。
主人公の父親や、イケイケ
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.5

あの兄にしてこの妹。賢くキュートで魅力的でした。
世界一有名な探偵のお兄ちゃんがヘンリー・カヴィルなのは、ずるい。

夜の来訪者(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

蜘蛛の糸や、落語の死神にも通じるようなラスト付近の勾配が絶妙。
誰にも、もちろん自分にも、他人事とは言えない教訓が重く沈むエンドロール。

SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.8

吹替で鑑賞。
前作に引き続き結構強引なところがあるけど、テンポ良く、ショーの規模もパワーアップして楽しかった。

ムーンさんは相変わらずショーのことしか頭にない。SINGの主人公といえると思うけれど、
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.5

歌の力の強さを見せつけられる(吹き替え版も字幕版もミーナの無敵感よ…)
ひとつひとつのエピソードにはモヤッとしてすっきりしない部分も残るけれど、人生(生物生)ってそういうものかもしれない。
頑張るママ
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

主人公の頭の回転の良さと、優秀ゆえの傲慢さ(これが絶妙に奥ゆかしい傲慢具合で、とても良い)、時折影がさすように掠める不穏な予感を、オペレーター席での会話とわずかな動きのみで見せる。役者と、引き算的な演>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.8

面白かった。時系列が入れ替わっても混乱なく最後まで見せていく手法や、伏線の回収が見事。
ただ、群像劇は書き切れていないところが残ると、どうしても粗く見えてしまう。
連続ドラマくらいの時間をかけるか、登
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テキサスの五人の仲間(1965年製作の映画)

3.8

あっ、そういうこと…!前知識なく何となく観たけど、面白かった!

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.4

1の方を記録してなかったので記録。
昔のジュマンジの少し不気味なテイストも受け継いでおりワクワクした。
ロック様はきめ顔が面白すぎるし、ジャックブラックの女子高生役のハマりっぷりよ。
カレン・ギランの
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メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

4.0

そろそろテレビでメン・イン・ブラックをやっても良い頃じゃない?

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

3.8

台詞による説明が続いたり、映画的なクサさのようなものも、時々感じる。けれど、それを爽やかに超えて人物描写の魅力が冴える作品だった。

「大久保さん」という人は、驚くほど長年の間「一体何者なんだろう…?
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ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

3.8

ゲオルゲがあまりに素敵で、最初は、ジョニーにはもったいない…ゲオルゲにとって何か良いことあるんだろうか?などと思ってしまったが野暮だった。すみませんでした。

こちらの作品としばしば対比されるブローク
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.7

ずっと眉間に皺を寄せている一本気系と、表情がくるくる変わるチャーミングな熱血漢、どっちがタイプかって聞かれると…迷うわね。

ゴジラ映画では(たぶん)重要と思われる構図の取り方も上手いし、アトラクショ
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.7

岡田准一による、日本の団地アクションが楽しい。アクションシーン用にいきなり敵役が大量に増えるジャッキー式展開も良い。木村文乃演じる相棒のヨウコも最高の最高。ここでの佐藤二郎は、自分的に一番好きな佐藤二>>続きを読む

河内山宗俊(1936年製作の映画)

3.9

人情紙風船の二人。なんでこんなに切なくカッコいいんだ…。山中監督の作品、もっと観たいな。

丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935年製作の映画)

4.0

絵作りだけじゃなく、笑いのセンスまで古びていないところがびっくりする。可愛いお話でした。

借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

3.5

これは美しく遠くまで響くような音楽に対して、少しアニメーションが追いついていないところがある。
ラストは、物語の始まりを予感させて素敵。

星をかった日(2006年製作の映画)

4.0

ジブリ美術館で、数年前に鑑賞。
雰囲気と、音楽が素晴らしく、ミュージアムショップでCDを買ってしまった。今も寝る前に時々聴いています。

On Your Mark(1995年製作の映画)

4.3

これ、めちゃめちゃ好き。

近年、久しぶりにジブリのショートフィルムのDVDで観たけれど、クオリティが記憶の上を行っていて驚いた。

確か公開直後は宮崎監督もこの2人が出てくる続編への意欲がかなりある
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耳をすませば(1995年製作の映画)

4.0

多分、子どもだけで始めて観に行った映画じゃなかったかな…

同時上映のチャゲアスのオンユアマークのMVに心奪われた記憶が強いけれど、いつまでも瑞々しい想い出の映画。

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.9

どの視点で見るかによって、希望にもなり、救いにもなり、切なくもある話。
そういう点でいうと、原題がCoCoということがしっくりきた。

ゴジラ2000 ミレニアム(1999年製作の映画)

3.3

色んな方向にぶん投げすぎという感はあるけれど、楽しめた。

役者陣が魅力的。
阿部寛と佐野史郎の役どころがいつもと逆というか…不思議な感じに裏切られる。
いつもは名サポート役が多い印象の村田雄浩が主役
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海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

4.1

やっと観ました。
良かった…!
めちゃめちゃ面白い悪夢を観続けるかのような3時間。

大林監督の作品に出演された役者さん達との再会もでき、過去の作品も全て通してこの映画になっているかのような不思議な感
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