三月さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

三月

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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.8

分かる。
何か大きなことを成し遂げたり夢を叶えるなんてことは人生に数回あるかないかだけど、たとえば晴れた昼下がりの外回り中に桜の花びらがゆっくり舞っていたり、どこかの家の夕飯の匂いで、実家でふざけてた
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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

4.0

前情報から、正しく優しい、ハートフルな映画かな…?と思って、ゆるふわな気持ちで見始めたところ、所々聞こえる不協和音、ヒリヒリするような緊張感。
トムハンクス演じるロジャースさんの視線もどことなく怖いし
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オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

3.8

ビル・マーレイの魅力的なこと。
おしゃれな大人のお伽話という感じで、整いすぎている映画だけど、そこがいい。

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.8

これは単純に私のセンスの無さが問題なのだけれど、時系列が時々混線して、過去なのか現在なのか少し迷う瞬間があった。
また、語り、会話劇がメインの割に、会話のバトンがふいに途切れてしまったり、肝心なところ
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.7

面白かった!
達者な役者陣で、アクションの密度や、緊張とゆるさのバランスも良い。
必殺仕事人だとか、ロバートダウニーJr.のシャーロックホームズだとか、ザ・レイドだとか、探偵物語だとかを上手く消化して
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.1

魂が肉体に入っている状態のことを生きているとするならば、肉体に違和感や不自由を感じる魂は、どこへ行けば良いのだろうか。
一果役の服部樹咲さんのバレエの動きのひとつひとつ、優雅で躍動感のある重心移動は、
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.8

楽しいね!今回も。
前作のロマンス編ほどのどんでん返し感は少ないものの、むしろ、何かここにも裏があるのでは…といううがった視点を優しく裏切っていく展開は気持ちが良かった。

やはり、東出くんのボクちゃ
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サードパーティー(2016年製作の映画)

3.8

思いがけず良い映画に出会えたな〜!アンディーがもう、めちゃめちゃ可愛い…!表情のひとつひとつに元気を貰える。イケメン医者カップルという漫画のような設定の2人も、不器用でちょっとかっこ悪くて、良かったで>>続きを読む

ステキな金縛り(2010年製作の映画)

3.7

クールな検事役の中井貴一が最高すぎやしませんかね…。小日向文世演じる段田とのシーンがゾクゾクします。
所々、古畑任三郎のセルフオマージュのようなシーンもあって、古畑ファンとしてもとても面白かったです。
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.6

面白かった。無理のある展開はもうこの際どうでもいい。記憶を無くした総理が純朴で正直なのが観ていて気持ちがいい。「好きなタイプなんだ」がぐっときます。笑

夜中に観て、朝起きたら検察庁法改正案が話題にな
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フロント・ページ(1974年製作の映画)

3.8

軽くて、頭が切れて、小粋なジャック・レモンはやっぱり良いな…

ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.7

2をやるとは思っていなかったし、あまり期待していなかったけれど、面白かったです。中身が入れ替わることによって、俳優陣の芸達者ぶりが際立ったと思う。
1の時からそうだったけれど、ゲームの中の超人怪力設定
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マイ ビューティフル ガーデン(2016年製作の映画)

3.8

こういうおとぎ話みたいな映画、久しぶりに観た気がする。学生時代を思い出すな…。可愛くて愛おしい話だった。アンドリュー・スコットはいいねぇ…

セイブ・ザ・タイガー(1973年製作の映画)

3.6

ジャック・レモン主演なので、言ってもどこかに優しさや希望があるはず…と油断していた節がある。反省。
なかなかにキツい展開のストーリーではありました。

精神的な狂気と、社会的な破滅のギリギリを、過去の
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ハッピー・ロブスター(1959年製作の映画)

3.2

ドリス・デイがはつらつとしていて可愛かった。ストーリーは特にこれといって意外性もなく、ほのぼのと進む感じだった。弁護士もいいけど、記者もいい男だったねぇ。そして、あのおじさんもね。

カリブは最高!(1997年製作の映画)

3.5

エンディングがキュートで素敵。本編も面白いんだけれど、少しモタつくところがあるようにも思う。71歳でも、ジャック・レモンはスマートにロマンスを演じられるなぁ。

チャイナ・シンドローム(1979年製作の映画)

3.6

昔なら、流石にこんなにずさんな管理体制はそう無いし、最後の展開も強引かな…などと思ったかもしれない。社会人になって外側から見えない物事の裏の混乱を目の当たりにし、同時に人的原因の事件事故を耳にしてきた>>続きを読む

お熱い夜をあなたに(1972年製作の映画)

3.8

ビリー・ワイルダーらしい、限られた舞台をうまく利用したコメディ。ビリー・ワイルダーとジャック・レモンの相性の良さったら!

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

映画を作ることへの深い愛情を感じる作品だった。撮影方法も脚本もとても緻密。
次々と上がる照明弾や、森で歌を聴く兵士たち、ふと迷い込む民家での束の間、そして時々登場する現代の名俳優たちの姿さえもが、緊張
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.5

テンポがよく、面白かった。
年齢は重ねたけれど、キムタクはこういう情熱が空回りしそうになりながらも成長していく役が似合うなぁ。まだまだこういうのもやっていって欲しい。共演の長澤まさみはもちろん、脇を固
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.9

王道ミステリの世界観と、ダニクレの探偵役がぴったりと合っていて素敵だった。ミステリ好きのためのミステリ好きによる映画であることが前提の流れで、伏線の使い方と、ギリギリ先の展開が読めてしまうことさえも良>>続きを読む

男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

4.0

お馴染みのはずの冒頭の夢オチのシーンから既に少し不穏な雰囲気があり、満男と泉ちゃんを軸にしたストーリーも、シトシトとしたやるせなさがどこまでもついてくる。そうしたもどかしさもモヤモヤも、終わってみれば>>続きを読む

ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

4.3

哀しみと狂気のジャッキー。
ジャッキー映画の中では、自分的ベスト5に入ることになりそう。

そう手数は多くはないながらも、確実、的確なアクションも健在。
今、こんな作品を観せてくれたことに心から感謝し
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