三月さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

三月

三月

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ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

4.0

ヴィンディーゼルだってあんなにがんばってるのに、ステイサムやらロック様やらおいしいキャラクターが増えすぎじゃない?すき。

美女と野獣(2017年製作の映画)

3.9

アニメの方は未見。

ファンタジーながら、パリの場面になったとたんに現実味を帯びる舞台の描き方が絶妙。
「こちら側」と「あちら側」を彷徨い、「こちら側」に帰ってくる話と見ると、しっかりおとぎ話の法則に
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.7

とりあえず、最高ということで。みんなのことをどんどん好きになっていくので、大変。

ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

4.0

またひとつ、何度でも観れる、ぜひ続編が観たい探偵映画が誕生。

驚くような黒幕の登場や、斬新なアクションがあるわけではない。ストーリーの流れや画面の見せ方も既視感がある。コメディ部分に圧倒的なキレがあ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

デミアン・チャゼルは一筋縄ではいかない監督ということを再確認。
純粋にミュージカルを楽しむには、型がくっきりありすぎる。映画に対しても、ジャズに対しても。
それでも、冒頭から心揺さぶられずにはいられな
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滝を見にいく(2014年製作の映画)

3.8

おばちゃんたちの色々あった人生と、サバイバル。遭難しているけれど、音楽も朗らかで、なんだか楽しそう。

私、甘食があります!っていう力強い台詞もいいし、恋バナでキャーッとなるシーンが可愛いし、バードウ
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.0

そう来る?!そう来るの?!という興奮の畳み掛けと切なさがうまく溶け合い、堂々のエンドロール。スターウォーズのサイドストーリーという高いハードルを綺麗に超えてきた、完璧な作品でした。

それにしても、チ
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.5

ストーリーは少々粗い。元の作品に七人の侍と荒野の七人があるからこそ成り立つ展開。
だけど、キャラクター一人ひとりの描き分けがうまくて、主要人物全員が魅力的。
あなたは誰が好き?で盛り上がれるだけで、チ
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パディントン(2014年製作の映画)

3.5

おしゃれで可愛い映画だった。
お父さんが最高じゃない?
端々に色んな映画の小ネタを挟んでくるので、映画好きの大人のみなさまにもおすすめ。特にミッションインポッシブルびいき。笑

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.3

緩やかでのんびりとした日常に、不意にふわりと死の気配が影を落とし、大きな暗雲の予感を感じさせながらも、主人公のすずさんのまっすぐな心根に癒される。
奥ゆかしくも色っぽい場面の描き方も上手く、ラブストー
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リーサル・ウェポン(1987年製作の映画)

3.5

王道バディムービーだなー。マータフが、気苦労が多くて気の良いおっさんで癒される。

ショート・カッツ(1993年製作の映画)

4.0

これだけ登場人物がいて視点が頻繁に切り替わるのに、混乱させない技術。

基本的には十人十色の日常風景が続くにも関わらず、なんとなく不穏で時々ものすごくショッキング。
日々は何も変わらないようでいて、少
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スター・トレック BEYOND(2016年製作の映画)

3.4

新シリーズ3作の中では、迫力の割にはちょっと小さくまとまってしまったかなという印象だけど、ドラマ版を観ていた人には懐かしいクルーのやり取りが見れて楽しかった。いよいよファミリー感が増してきたなぁ…。>>続きを読む

インフェルノ(2016年製作の映画)

3.5

前二作とはだいぶ雰囲気が違うので、シリーズ番外編のような印象があった。
番外編にしては豪華で上質。
でも、番外編にしては長い。

また、今回はラングドン教授が不憫で切ない。どちらかといえば不要なエピソ
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.8

クリント・イーストウッドの映画の作り方が本当にうまくて痺れる。
関わっている人の数は多いのに、うまく数人にフォーカスを絞って描いていて、それでいて全くスケールを損なっていないところ。
乗客は恐怖に耐え
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映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)(2013年製作の映画)

3.4

ドラえもんの映画には、どうしてももうちょっと奥行きのある冒険を期待しちゃうんだけど、これはこれで。
ふふふっといい気持ちで終われるラストで素敵だった。
新しい声優のドラえもん達の映画は初めて見たけど、
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レッドタートル ある島の物語(2016年製作の映画)

3.5

決して悲劇ではないのに、少し重い気持ちを抱えて劇場を出た。
蟹が可愛い。可愛い蟹ですら、生きることは悲しく、苦しく、時々残酷で、でも優しく、楽しいのだ。

高畑さんがアドバイザー?のような仕事をされた
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SPY/スパイ(2015年製作の映画)

4.0

ステイサムは....何なんだよ...笑
B級感溢れるストーリーは正直大したことなくて、ほぼキャラクターで引っ張ってるとこがあるけど、ぜんぜんOK。
現場で活躍するメリッサのかっこいいスパイももっと見た
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.0

感動とか、号泣とかではなく、エンディングテーマが流れた瞬間に鼻の奥がつーんとする。
これからもずっと、私が12歳になることはないからだ。
過ぎ去った12歳の日はキラキラしている。

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.8

ゾッとした。初代ゴジラを観た時も感じたゾッとする恐ろしさを、全体的に混ぜこんで作ってある感じ。

あっさりめのルックスの長谷川博己は、豪華で渋い役者陣の中ではビジュアル的には目立たない方だと思うんだけ
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祇園祭(1968年製作の映画)

4.0

名役者が揃っているだけあって、見ごたえのある作品だった。
特に、商人のリーダー的役割を演じる志村喬が素晴らしい。
中盤、志村がためらいながら射る弓矢の先にいるのは、三船敏郎が率いる馬借衆。明らかに「七
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.2

特に映画にメッセージ性などは求めてない方だけれど、それでもこの映画は一体何がしたいのか最後までよく分からなくて困惑した。
ハラハラしたし、怖かったし、最後まで飽きたりはしなかったけれど....。
登場
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続兵隊やくざ(1965年製作の映画)

3.9

小山明子がほんとに綺麗。天使か。
美人と大宮&有田という図がかっこよくて良いし、もうちょっと見ていたかった。
有田の頭脳と大宮の腕力がいい感じに活かされていて、実は一作目より好き。
何かと大宮の周辺を
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兵隊やくざ(1965年製作の映画)

3.8

勝新と田村高廣のそれぞれの男の色気がいい。淡路恵子の女の色気もいい。

それにしても、上等兵殿は大宮を気にかけすぎるし、大宮も上等兵殿を慕いすぎる。むさ苦しい軍隊の中でも、淡路恵子の艶かしいしなり姿の
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ズートピア(2016年製作の映画)

5.0

これは....大好き!!
最初のガゼルの歌で早々泣いた。
何かとつまずきやすく、ヘコみやすく、恐れやすい今の季節にぴったりな作品。
そして、自分を省みてドキッとしてしまう、無意識の偏見や差別の描き方が
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.0

息づかいの映画。
怒り、生への執着、息子への思い、全てを息で表現しきってしまうディカプリオの演技力に圧倒された。
激しい動きを的確に追い、流れるようにとらえるカメラや、人間を含む生き物たちの音の邪魔を
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あやつり糸の世界(1973年製作の映画)

3.9

なんでだろう、そんなに傑作だとは思わなかったのに、続きが気になって最後まで目が離せなかったし、パンフレットを買わなかったことを後悔し始めている。そしてもしDVDが出ることがあったら買いたいとまで思って>>続きを読む

ザ・ワイルド(1997年製作の映画)

3.4

午後ローで観た。
アンソニーホプキンスが割と動くし、それこそソフトワイルドになってて、それだけでも珍しくて良かった。
脳内シュミレーション系のサバイバーでもとっさにこんなに動けるなんて、ただの富豪では
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キャロル(2015年製作の映画)

3.6

何か特別なものを期待していると、肩透かし感があるかもしれない。
言ってみればここにはタバコとジャズと恋しかない。気取ってるのにとても純粋な、ごく真っ直ぐな恋愛映画があるだけ。
少年のようにつるりとした
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.2

とにかく、元気になれる映画だった。

絶望的な状況の中で、考えることを止めずに課題をクリアしてやろうとする強い意志。底抜けに明るい音楽と一緒に、ユーモアを忘れずにいる心の余裕。
そういう考え方や在り方
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ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

4.0

スピルバーグ監督で主演がトムハンクスで、鑑賞したのは観客の入りも良いシネコンだったけれど、知る人ぞ知る数十年前の名作を、人もまばらな名画座で見ている時のような上質感があった。

シーンごとの構図やカメ
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