すみさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

5.0

中国映画の美しさ大好きと言いながら、この映画見れてなかったんですよね。いや〜もう素晴らしい。美しさ、深さ。涙は出なかったけど時代に翻弄される主人公達に圧倒された。
蝶衣、小樓、菊仙。時代に飲み込まれる
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658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

5.0

熊木監督の雪と海の撮り方「私の男」の時もそうだけだ美しいよな。42歳の陽子が、父親の死をきっかけに小さな箱(部屋)から出て良い人にも悪い人にも会いながら青森に辿り着くまでに代わっていく様を描いてる。>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

5.0

IMAXGTレーザーにて鑑賞。トムの映画はストリーもあるけど、やはりこの方の映画に対する意気込みとかそういうのが好きで観に行ってる感じもある。年齢も近いから尚更かも。初めての「続き」シリーズ。いつ終わ>>続きを読む

アイスクリームフィーバー(2023年製作の映画)

5.0

あ〜この感じ大好き。おしゃれで色の配分も多分すごく綿密にしてるんだろうな。
何かみんな一歩踏み出せない女の子たちの話。少しづついろんなやりとりがあり吹っ切れていく主人公達。
この映画は、難しく内容を捉
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

5.0

東京で開催されたシネマサロンオフ会、大阪に戻りそのままシネリーブル梅田で鑑賞。
いやぁ、あまり泣かない私ですが泣きました。それは何故?だってレミの一連の事件のきっかけとなった事はレオと観客である私達し
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エル プラネタ(2021年製作の映画)

5.0

レオのビジュアル、映画の雰囲気、ストーリー、全て好きかも。
これも映画館で観そびれた映画。
崖っぷちの2人だけど悲壮感はあまりない。しかしある意味スペインの経済状態や社会問題をちくちくと挟み込んでるス
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こっぴどい猫(2012年製作の映画)

5.0

昼間に「異端の鳥」で心が荒んでしまったので晩はくすっと笑えるものをと、今泉作品に決定。
面白かったり切なかったりが、派手な会話がない中でほんわり生まれてくるのが今泉さんの作品なのかな。じわ〜ってパンに
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異端の鳥(2019年製作の映画)

5.0

話題にはなってたけど映画館で観そびれて、いざ家で見ようとなると、えいや!っていう気持ちがないと観れない映画かと思い、長期休暇中の本日観ました。
これはユダヤだから迫害されているという話だけではなく、ど
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夕方のおともだち(2022年製作の映画)

5.0

SMなんだけど、なんかほのぼのとしてる感がいい。最後ミホとヨシオがこのまんま良いお友達でいてくれればいいなと思った。
菜葉菜ちゃん、今まで「赤い雪」「ホテルアイリス」みたけど、この人本当に女優だなと思
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探偵マリコの生涯で一番悲惨な日(2023年製作の映画)

5.0

この映画は感覚で見ないとダメ。コンセプトとか何が言いたいかとか、そんな考えは一切捨てて。
出てる俳優の分厚さ、新宿の匂い、それだよ、それ!みたいな映画でした。かっこいい!

To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

5.0

この撮り方、この音楽、家の追い出され方、途中から何かこんな映画あったよな〜って考えてたら「WANDA」思い出した。
で、帰ってからパンフ見たら作品を目指す方向性が「WANDA」と書いてあって納得。
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アラビアのロレンス/完全版(1988年製作の映画)

5.0

「午前10時の映画祭」で鑑賞。年齢バレるけどずっと小さい時から観たくて見逃してた映画。この映画は絶対スクリーンで観たいと思ってた。
小さい時は映画の写真と、映画の壮大な音楽で広大な砂漠をイメージしてて
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怪物(2023年製作の映画)

5.0

本日2本目。朝は「苦い涙」で笑わせてもらったので、「怪物」でいい塩梅に。
怪物だ〜れだ。みんなの心の中にいる怪物。この映画登場人物による視点をパーツことに時間軸を変えて、途中から、え、あれ?そうなの?
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苦い涙(2022年製作の映画)

5.0

フランソワオゾン監督の映画は初めてなので詳しくは語れませんが(どの映画も感覚で観てるので詳しくないが😅)、非常に面白かった。
主人公のピーター、助手のカール、恋に堕ちたアミールの体型の比較、また群像劇
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波紋(2023年製作の映画)

5.0

いやあ、面白かった。大好きな俳優さん勢揃いでした。筒井真理子かっこいいなあ、平岩紙の笑顔が怖い😱。
全てに爆発しつつも大人しくしてるんですよ、女は。あの気持ちものすごくわかる。身勝手な夫、何も考えてな
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

最後のカットのあとエンドロールが出た時に、ものすごく余韻の残る映画。父と娘の何日間かの交流、それを父と同じ歳になった娘がビデオで見る…、ここまでは予告通り。
しかし映画が始まったら自分もバカンスに出か
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私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

5.0

思ったより重い映画でした。
オルガの大量殺戮、少し前に見た「ニトラム」と似てる。どこかハンディを抱えてるけれどそれに対する対処が親も含めてないから孤立していく。それって誰が悪いのという話だよね。
本人
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TAR/ター(2022年製作の映画)

5.0

ケイトブランシェットの演技が神がかってた。マーラーの交響曲で悩んでいるところヴィスコンティをジョークに盛り込んできた時、ヴィスコンティ映画のように栄枯盛衰的になる予感がしたけど、少しラストは意外だった>>続きを読む

EO イーオー(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ロバのEOから見た人間のおかしくも馬鹿げた世界。
動物愛護だとかいいながら、また馬鹿げた人間の祭りの為に装飾品をつけられたりだとか、結局いいようにされて最後は自分の限界を決めてしまったのか。
昔犬を飼
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それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

5.0

レア セドゥ見たさで見たけど、フランス流の考えって素敵でした。
父の介護に元母親、元母親のパートナー、父のパートナー、主人公、主人公の恋人、色んな人が出入りして顔を合わせても誰も何も言わない。父のパー
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浜田省吾 『A PLACE IN THE SUN at渚園 Summer of 1988』(2023年製作の映画)

5.0

1988年、その時私は23歳。
その8年くらい前から好きでした。 最近は遠のいてたけどすごく懐かしくなって観に行くことに。浜田省吾の好きなところって、学生の時はその時の学校や親に対する考え方に同感して
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成れの果て(2021年製作の映画)

5.0

見ようと思ってたけど見そびれてた映画。観る前はこんな展開の映画とは思わなかったな。
あれどこの街なんだろう、先頃見た「ヴィレッジ」と同じで住んでる人がみんなここから出て幸せを掴む術を知らない。あんな事
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郊外の鳥たち(2018年製作の映画)

5.0

今年入って3本目の中国映画。
中国映画は芸術性が高くフランス映画の香りがしますね。この映画も過去、未来が未来に交差して行ったりきたり。
子供達のバージョンで一人一人居なくなるのは未来に送り出されて行っ
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午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

5.0

人によって見方は変わると思うんだけど私は好きな映画です。
あの、「なまいきシャルロット」や「小さな泥棒」のシャルロットが人生、子育てに向き合うママになってる事、そしてエマニュエルべアールと、雲の重たい
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

5.0

藤井道人✖️スターサンズならではの映画。
私も営業でそういう村的なところに行くことが多いけど、本当に多かれ少なかれある話。出ればいいのに出れないのか出たくないのかそもそもそういう発想がないのか…。
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

5.0

この映画ジワるなあ。
わずか36館でしかやってなかったのに結構な人の入りだったらしい。(シネマサロン、YouTubeで言ってたけど)。
弟が出てくる意味とか、いきなり追い出されたり(笑)。
しかし、ア
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赦し(2022年製作の映画)

5.0

被害者家族と未成年であった加害者の話ではあったが、私はそこではなく、ある事件があった時のお互いの思惑とかそこのズレ見たいのがすごく気になりました。

7年も前の話でもう次の人生に進んでいる妻といつまで
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零落(2023年製作の映画)

5.0

浅野いにおファンの方々からしたら、私なんて多分わかってない野郎なんだと思うんですが、今どうも私は主人公の薫に近い位置で腐ってて(レベルの全く違う仕事ですが😅)、もがいて堕ちていく感じがものすごく好きで>>続きを読む

The Son/息子(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと前から気になってた作品。私がおやであり、かつての子供だったからだからだろうな。父親、母親、後妻(私も今はその立場、子供は同居ではないが)のどの立場に立っても考えさせられた。実際うちの息子はハン>>続きを読む

茶飲友達(2022年製作の映画)

5.0

外山文治監督の舞台挨拶付き(5分だけだった〜😅)。
すごく良かった。何が正しくて、何が悪いのか、また、家族って何?っていうのを考えるきっかけとなる映画。
高齢者の性、孤独。これからの日本が抱える問題だ
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ベルファスト(2021年製作の映画)

5.0

北アイルランド紛争の話って映画で結構聞くけど全然勉強不足。だけどこの話の所々で出てくる映画の話(チキチキバンバンは私も大好き。あれまさに家族で冒険に出る話ですよね)、音楽は大好きでした。チキチキバンバ>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

5.0

いやあ、コンピューターに疎い私、Winnyについてもほぼ知らなかったのでさらっとだけ予習して行ったけど、面白かった、素晴らしかった。これ、今年の映画のレースに乗っかっていくんじゃないか、というくらい。>>続きを読む

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

5.0

ポップなポスターと全く反転する、ある意味怖〜い映画。監督の映画は「空白」以来だったけど私はこちらの方が好きかな。

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

5.0

映像が美しい、全てが優しい。映画に逃避する人達に送りたい、そして何かに躓きながらでも一歩前に出る感じ、いいです。

ちひろさん(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

今泉監督の映画はいつも何気ないところで涙が出てしまう。今回はオカジが焼きそば食べて涙したところ。お母さんが力入れて作った料理に箸が進まないのに、マコトの母がどこか有り合わせで作った焼きそばが美味しかっ>>続きを読む

ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

5.0

私は知らない事が多すぎるなと、こういう映画を見る度思うんですよね。養子縁組に出された子達が結局強制送還になるなんて、ほんと無責任だなと。こんなにお金をかけないと、何十年も住んでいる国にいることが出来な>>続きを読む