クリームさんの映画レビュー・感想・評価

クリーム

クリーム

アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)

3.7

「オッペンハイマー」の予習として、観賞される方が多かったので、観賞しました。
オッペンハイマー氏と直接的な絡みは無かったが、アインシュタインと原爆との関わり方は、理解出来ました。観て良かったと思います
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しとやかな獣(1962年製作の映画)

4.1

面白かったです。私は特に山岡久乃さんがツボでした。ネタバレ無しで観た方が良いので、面白かったとだけ…。

団地の1室で、前田時造と妻よしのが家具や金目のモノを奥の部屋に隠した後、客がやって来た。芸能事
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ダーリン(2019年製作の映画)

3.4

可哀想なホラー·サスペンス。続編と言う事を知らずに観たのてすが、理解出来る内容なので、前作を知らなくても観れました。ジャック·ケッチャムの小説を映画化した「襲撃者の夜」「ザ·ウーマン」の第3弾で、現代>>続きを読む

死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

3.8

どんなに美男美女でも“je t'aime”リピートはキツい。あれは要らないけど、スムーズに展開し、スマートに伏線回収されて行くのが心地良かったです。突っ込みどころは、多々あるけど面白かったです。

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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.8

これは思ってたより全然面白かったです。「TAR」とは違った可愛いらしいケイトの魅力が満載でした。ホントに何を演じても楽しませてくれる素晴らしい女優。内容は、1人の女性の再生ストーリー。

バーナデット
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春に散る(2023年製作の映画)

3.7

終盤の横浜流星と窪田正孝の試合は、見応えがあったし、2人とも凄く美しい筋肉で目の保養でした。内容が若干、都合良く進んで行きます。私は仁一と翔吾の距離の詰め方にちょっと違和感を感じました。急に親子の様な>>続きを読む

エリザベート 1878(2022年製作の映画)

3.5

ヴィッキー·クリープスって、憂鬱が似合う。彼女の演技は素晴らしかったです。主人公のエリザベートが40歳を迎え、爆発した苦悩を1年間で描いているのですが、彼女は60歳まで生きたので、史実に基づくフィクシ>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.4

面白かった!大画面に映えるティミーの美しい姿とDUNEの世界観に感動。内容もpart2として良い感じだったと思います。キャストはハビエル·バルデムとジョシュ·ブローリンに助けられ、オースティン·バトラ>>続きを読む

スターリングラード(1993年製作の映画)

4.1

これは凄い。こう言うのが観たかった。戦争映画って、敵に対する怒りを描く事が殆どだけど、これは怒りが味方の上官達に向いて行く。兵士達の本音が見えるそんな作品でした。地味だけど真のリアリティのある戦争映画>>続きを読む

PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

3.9

怖さが薄くホラーと言うより、スリラー寄りかな?主人公サラと犯人の心理描写や展開を予想するのが楽しかったです。しかし、虐めが幼稚なので序盤「?」って思います。そこを我慢すれば、展開も面白いので、わりと良>>続きを読む

アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.8

今話題の真木よう子さんが主演で、何と言うか危うい感じが演じているのか、本物なのか。微妙な所が面白く、最後まで飽きずに観れました。失踪した夫の真相やミステリアスな従業員を交えたサスペンス要素も楽しめたポ>>続きを読む

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.0

「アンチヴァイラル」から、好きなケイレブ·ランドリー·ジョーンズがやっぱり観たくて…。観に行って良かったです。ケイレブにピッタリの悲しい過去を背負った青年役は安定の上手さ。本作では、ドラグクィーンとし>>続きを読む

母さんがどんなに僕を嫌いでも(2018年製作の映画)

3.8

漫画家·歌川たいじさんの実話コミックエッセイを映画化。歌川さんは、ゲイでパートナーがおり、キミツという親友は本当にいらっしゃいます。本作ではゲイである事に触れてませんが、太賀さんの演技の節々にそれを感>>続きを読む

サムシング・イン・ザ・ダート(2022年製作の映画)

2.5

花粉症の薬のせいかも知れないけど、これも眠かった。面白くなくて理解出来ない会話劇がずっと続いて、SFチックな光や動きがうっすらぼんやりで、拷問だった(笑)。しかもホラーになってるけど、微塵も怖くない。>>続きを読む

ティル(2022年製作の映画)

3.9

1955年にミシシッピ州マネーで実際に起きた「エメット·ティル殺害事件」を映画化。胸糞過ぎて、さすがに言葉もない。今更ながら本当に深い黒人に対する人種差別問題をガッツリ観せつけられました。息子の為、戦>>続きを読む

ロバート・アルトマンのイメージズ(1972年製作の映画)

4.0

アルトマン監督2作品目。こう言うのは観る前から、好きだろうと思ってたけど、やっぱり好きでした。ウインドチャイムの音色、音楽、音響の使い方が上手く、特に神経を逆なでするツトム·ヤマシタの東洋的な音響効果>>続きを読む

リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.9

面白かった!B級だし、怖くないけど白石晃士作品の好きな人は楽しめるんじゃないかと思います。キャストやチープなCGもB級ならではで、笑いながら、突っ込みながら、観賞する作品。展開が案外ちゃんとしてて、ラ>>続きを読む

ドミノ(2023年製作の映画)

3.8

意外と複雑だけど、難しくないのでサクッと観れて面白かったです。展開が上手く転がって行き、一皮ずつ剥けて、核心までたどり着く。えっ?あれ?の連続で、楽しかった。スピード感も良かったと思います。ロバート·>>続きを読む

ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

3.5

500年以上、行方不明だった英国王リチャード3世の遺骨が2012年に発見された実話をベースにした話。しかし、リチャード3世の幻影が出て来たり、レスター大学の事等、なんだか思ってた内容と違いました。サリ>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

4.1

想像した事もない世界でした。水は好きだけど好きを超える事のない私に本当の所は解らない。私がやってしまいそうなNG行動は、自分が良いと思う事を他人も良いと勝手に思い込む事だと痛感しました。主演2人の自然>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

4.0

杉咲花だから、面白くなったと思うし、演技が本当に素晴らしかった。内容も最後まで展開が読めず、その展開を楽しみ、全てスッキリさせない終わり方が、程よい余韻で良かったです。あの後、どうなるんだろう?と妄想>>続きを読む

祭りの準備(1975年製作の映画)

3.9

パンチの効いたドラマでした。面白かった。やっぱり、ATG作品は楽しい。南国土佐の小さな村が舞台で、家族もご近所さんも皆、常識がズレてるのが、驚きと共にワクワクでした。

信用金庫で働く楯男は、東京へ行
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エボリューション(2001年製作の映画)

3.7

直球なB級SFコメディ。SFコメディって、こんなんで丁度いいんじゃないかと思える作品でした。だけど、キャストが良く発想は中々良かったです。クリーチャーやキモさも丁度良かった。楽しかったです。

アリゾ
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青の帰り道(2018年製作の映画)

3.7

高校を卒業したばかりの男女7人の試練を描き、皆、危うく誰が問題を起こすのか始終ハラハラした。ラストは、ありきたりだけど、それもリアル。青春群像劇としては、かなり引き込まれ、楽しめました。

歌手を夢見
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あん(2015年製作の映画)

4.1

はぁ、いい映画だった。樹木希林さんの登場で場面が明るくなり、発した言葉で温かくなった。そして、永瀬正敏さんも抑えた演技が素晴らしく、終盤は彼の涙に崩壊した。悲しい部分を強調する事をしないので、逆に悲し>>続きを読む

メゾン ある娼館の記憶(2011年製作の映画)

3.9

衣装も娼館内も豪華で美しく、裸のシーンが多いけどイヤらしさは感じず、凄く綺麗でした。「燃ゆる女の肖像」アデル·エネルが出演してて、不機嫌な表情がとても魅力的でした。華やかな高級娼館で、衝撃的な事件があ>>続きを読む

ぼくは怖くない(2003年製作の映画)

4.0

途中まで、展開が読めなくて、面白かった。読めてからも結構楽しめました。ミスリードを楽しむ作品。前情報無しの方が楽しめると思います。
背景が南イタリアの広大な麦畑なのも素敵でした。

1978年夏、南イ
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コロニア(2015年製作の映画)

3.9

「オオカミの家」の主人公はチリのコロニアから逃げだした少女の話で何とも恐ろしい話だったのだが、こちらもそのコロニアに収容されてしまった外国人と追いかけて来た彼の恋人が脱出するお話。あくまで、実話を元に>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.9

強そうに見えないジイサンが不死身で、怒らせてはいけない男だった。怪我してボロボロになっても立ち上がる。本当なら、何回か死んでるし、生きてる訳がない。サイボーグかゾンビ並み。でも強烈で面白い。ロドリゲス>>続きを読む

ブルー・リベンジ(2013年製作の映画)

3.7

両親を殺した男が釈放されると聞き、主人公の止まってた時間が動きだす。主人公のド素人感がハラハラします。いつ死んでも良いと思ってる人の無鉄砲さが、狂気的。ちょっとドタバタ感は、あるものの妙なリアリティか>>続きを読む

イーグル・スクワッド(2022年製作の映画)

3.5

短いのでサクッと観れるが、中々の内容なのに惹き付けられるモノは無かった。
ゲリラのスパイが政府軍の徴兵で知り合った仲間とふれあう事で考え方が変わってゆくストーリー。淡々と続くので、退屈してしまう。コロ
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あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

4.1

何も情報無しで観たので、予想を裏切られ、心を揺さぶられた。
こんなに波の音や音楽が心地良い作品は、観た事がない。なんと言うセンスだろう。静かな北野武作品は、とても素敵だった。北野映画3本目にして、ハマ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.9

白人が思う黒人像がビジネス的にニーズがあるから儲かる。白人をディスってますが、実は主人公モンクが一番滑稽だと言う皮肉なブラックコメディ。黒人も白人も痛み分けみたいな感じが、なんか良いです。終盤に向かっ>>続きを読む

愚行録(2017年製作の映画)

3.8

アハハ、全員嫌い。楽しかったけど、結末は予想出来た。結末までの過程の腹立つ面々を観てイラつき、楽しむ。胸糞映画好き向きの作品。ホント、全員最悪な人達。個人的には、満島ひかりの演技が素敵でした。
タイト
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切腹(1962年製作の映画)

4.1

こんな昔にこんなに美しい時代劇映画が製作されていたなんて、驚きました。OP映像からアートでした。時代劇は、躊躇してたけど、もっと早くに観れば良かったです。良い意味で時代劇っぽく無い。ただ、言葉の言い回>>続きを読む

フランケンシュタイン(1994年製作の映画)

3.7

デ·ニーロ·フランケンが登場までが、長い。ヴィクター·フランケンシュタインの幼少期からを描くので、デ·ニーロは、50分を過ぎてから出て来ます。その、継ぎはぎの顔が絶妙に良かったけど、人造人間感は薄い。>>続きを読む

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