クリームさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.1

最終章として完璧なラストだったと思います。ただ、途中の雑魚戦が長過ぎるのとアクションが山盛り過ぎて胃もたれ。アクションは、迫力あって素晴らしいだけに雑魚戦は要らなかった気がします。でも、長い間楽しませ>>続きを読む

ダークグラス(2021年製作の映画)

3.5

映像や雰囲気にダリオ·アルジェント監督らしさは感じるものの消化不良な作品。盲目設定のスリルがイマイチ感じられず、ハラハラドキドキが薄かったです。見せ場は、最初の被害者とワンコくらい。私的にはちょっと残>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.7

思いやりをテーマに皮肉っているのだと思うけど、長い。もう少し短いと良かったと思う。監督お得意の主人公にイライラ、他の登場人物も不快な人達のオンパレード。考えさせられるから、それなりに面白いけど、作風か>>続きを読む

ハウス・バウンド(2014年製作の映画)

4.0

前半からずっと面白く、後半からハラハラドキドキで楽しかったです。脚本が良く出来てて、途中まで展開が読めないのも◎。これは、前情報なしの方が楽しめます。久々に好きなホラー。お母さんがイラつく人で、コメデ>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.7

何だよ、楽しいじゃないかぁ。3DCGの夢の世界の再現度が素晴らしかったです。マリオも良かったけど、ピーチがあんなに出来る女だったとは思わなかった。私はテレサが好きだったので、キングテレサしか出てなくて>>続きを読む

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.7

前半は、ちょっとご都合主義だなあと思いながら観てたのですが、段々、世界観に入り込めて気付けばエンドだった。ミセス·ハリスは、良い人なので、夢物語も応援したくなる。そんな映画でした。ラストがとっても良か>>続きを読む

プロメテウス(2012年製作の映画)

3.7

『エイリアン』の前の時代の話。壮大な世界観で美しく、内容も悪くないと思います。大好きなノオミは、もう少しキツイ女希望。ファスペンダーのアンドロイドが完璧で、もうアンドロイドにしか見えない(笑)。シャー>>続きを読む

スナイパー コードネーム:レイブン(2022年製作の映画)

3.8

実在のスナイパーの半生を描いていて、ウクライナの伝説的スナイパー、マイコラ·ボローニン氏が映画制作の脚本に参加していて、リアリティがあります。
そして本作は、ロシア·ウクライナ戦争から始まりますが、そ
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シグナル(2014年製作の映画)

3.7

ローレンス·フィッシュバーンが鎮座するとSF感と威圧感がマシマシ。SFサスペンスで、詳しい情報をくれないまま進むので、主人公と共に謎を解くのが楽しく、閉塞感のある施設がそそられました。それなりに楽しめ>>続きを読む

12人の怒れる男 評決の行方(1997年製作の映画)

3.9

フリードキン監督7作品目。内容は、陪審員が有罪か無罪かを決める最後の話合いで、ジャック·レモンが魅せてくれます。キャストが全員地味なおじさんで、不安を感じたのですが、面白かったです。このワンシチュエー>>続きを読む

トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

3.7

崩壊ギリギリの家族の空気感が重苦しく息苦しい。もう少しエグいお話なのかと期待し過ぎてしまった。悪くないけど、普通よりちょっとはみ出した程度のストーリー。若干、それは無いだろ?的な部分もあって、冷めた。>>続きを読む

ハンテッド(2003年製作の映画)

3.6

フリードキン監督6作品目。これは、地味過ぎて、微妙。一番良かったのは、冒頭のコソボ紛争でこの変は監督らしい。以降は、ナイフに寄る狩りの様な戦いで凄いんだけどパッとしない。ベニチオ·デル·トロは、めちゃ>>続きを読む

サウルの息子(2015年製作の映画)

4.0

ナチス政権下、強制収容所で働くゾンダーコマンドのサウルの視点で描かれ、心を殺し無表情で、過酷な作業をこなす姿が痛ましい。こんな恐ろしい作業を強いられていたなんて、知りませんでした。
※ゾンダーコマンド
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女優霊(1995年製作の映画)

3.6

怖さはないけど、Jホラーの原型みたいなものが詰まってます。古い映画の質感が不気味さを演出してて、古き良き時代のJホラー感は感じられました。嫌いじゃないけど今の時代には合わず、普通と言った感じでした。>>続きを読む

小さな悪の華(1970年製作の映画)

3.9

覚悟して観たけど、これは酷い。タブーのてんこ盛り。本国フランスで上映禁止。上映されたのはアメリカと日本だけ。 2008年にDVD化された幻の作品。ロリコンを助長しそうな少女の襲われるシーンや小鳥を殺す>>続きを読む

凪待ち(2019年製作の映画)

3.8

これは、ギャンブル嫌いな人には胸糞かも?良い話っぽく仕上げてるけど、凄くモヤモヤします。優しいけど、やる気もない最低男を香取慎吾が見事に演じています。若干、ご都合主義だけど、ストーリー展開は、面白かっ>>続きを読む

フード(1993年製作の映画)

4.0

ヤン·シュヴァンクマイエルの14分のショートムービー。セリフ無しなので、YouTubeでOKです。これは、彼の世界観が好きな人には嬉しい。食事が嫌いなヤンらしい作品。面白かったです。

breakfa
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87分の1の人生(2023年製作の映画)

3.9

ピューを観たくて…。ピューとモーガン·フリーマンなら、間違いないですね。良い映画でした。彼女は、今作では歌声も披露しています。喜怒哀楽全てが流石でした。難しい立場の人達の再生ストーリーです。

最愛の
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ポスタル あの日、僕の人生は壊れた(2019年製作の映画)

3.8

気持ち悪いコメディ。しかも実話…。ラストにご本人の裁判シーンがあるのだが、これは笑えない。女性の立場からだとホラーかも?なんか怖面白い作品。

ハワイで恋人にプロポーズする為、婚約指輪をネットで注文し
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イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

3.9

ずっと観たかったこちらの作品。ようやく観賞出来ました。
迷惑ジジイだけど憎めないジョーと、彼に振り回されるアルドルフォのコンビが最高に楽しい。シーモア·カッセルがハマり役で、ブシェミの顔もジェニファー
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ウインドトーカーズ(2002年製作の映画)

3.9

3回目です。しかし、今回はニコケイを観る。過去2回は、ほぼスレイターを観賞。ニコケイ主演なのに…。
米軍の白人兵士とナバホ族の通信兵の交流を描いた戦争ヒューマンドラマ。良い話で個人的には好きですが、戦
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讃歌(1972年製作の映画)

3.8

面白かったけど、捉え方が違ったらごめんなさい。究極のSMプレイに見えた。他人事だから、興味津々で傍観したが、微塵も共感は出来ない。春琴の顔と女中の顔が白過ぎて、最初コントかと思いましたが、大真面目。「>>続きを読む

茶飲友達(2022年製作の映画)

4.0

これは面白かった。高齢者売春のもっと気持ち悪い感じの内容かと思ったら、高齢者の孤独やその隙間に入り込む若者達の搾取を扱った興味深いお話しでした。2013年に摘発された会社がモデルだそうです。主演の岡本>>続きを読む

ブラッド 血肉のいけにえ(2011年製作の映画)

1.0

何かと間違えて借りたみたいだ…。最悪だった。まるで素人が作った様な作品。
ただグロくキモくすれば良いと思ってる勘違い映画に思えました。
が、しかし、一定数好きな人がいる模様。好きな方には申し訳ないが私
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ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

4.0

ヘイトクライムなので、不快に思う方も多いと思われる問題作。ですが、脚本が上手く、映画として、フィクションとして面白いし怖かったです。
イカれ女達が巻き起こす最低な事件。始終怒りの中で観賞を強いられる、
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

3.8

初北野武監督作品。現実は世知辛い。けど人生は続いて行く。夢見た人生を思い通りに進む人なんて、ほんの一握り。人間は失敗から学んでゆく。青春映画としては、悪く無いんだろうけど、評価ほど響かなかった。勿論、>>続きを読む

感染(2004年製作の映画)

3.8

面白かった。院内が狂って行く原因は何なのか?良く解らないのだが、キャストの演技力が素晴らしいので、解らなくても楽しめる不思議な作品でした。『世にも奇妙な物語』の中の一編をリメイクした作品らしいです。キ>>続きを読む

キラー・スナイパー(2011年製作の映画)

3.9

フリードキン監督4作品目。こちらは、ちょっとドギツイ描写が一般受けしなかったんだろうな。ドティ以外全員クズ。ジーナ·ガーションの俳優魂を感じる演技に拍手。私は嫌いじゃないけど、イカれた作品。記憶に残る>>続きを読む

ザ・カナル 悪魔の棲む場所/運河の底(2014年製作の映画)

3.0

全てにおいて中途半端なので、全く怖く無いです。設定や雰囲気は悪く無いのですが…。悪魔って、題名に入ってたら怖がりたいのに…。残念でした。ホラーはアタリハズレが激しい。

映像記録局で働くデヴィッドは、
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フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

3.8

フリードキン監督作品3作目。見所は、後半の追跡劇で、電車を追うカーチェイス。映画史に残る名場面なのだとか。そして、NYでの撮影はほとんどゲリラ撮影だったらしいです。監督らしい(笑)。

正直、無能な警
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サタンタンゴ(1994年製作の映画)

3.9

DAU.退行6時間15分が、過去に観た最長の映画です。本作は、7時間18分にしてわずか約150カット、驚異の長回しで描かれます。ハンガリーの巨匠タル·ベーラ監督が4年の歳月をかけて完成させた長編大作。>>続きを読む

ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)

3.0

どーかなぁ?と思って観たけど、やっぱりB級いや、C級寄りかな?最初から、全て想像の範疇で、ラストだけ納得。怖くないです。息苦しさももう少し欲しかった。

YouTuberのベンは恋人ティナと共に、廃墟
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ロスト・チルドレン(1995年製作の映画)

3.6

おかしな世界観は好き。近未来を描いてるのにレトロ感があって惹き付けられる映像の数々。しかし、内容が若干退屈に感じてしまった。好きなジャンルなのにイマイチはまれなかった。好みの問題ですね。

一つ目族と
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ぜんぶ、ボクのせい(2022年製作の映画)

3.5

キャストとタイトルに惹かれて観賞もリアリティを欠いた内容にイマイチ入り込めず終わった。オダギリジョーを始めキャストの演技は素晴らしいので、その辺りを楽しむ作品かも知れない。オダギリジョーのホームレスは>>続きを読む

ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.8

もう登場シーンから面白いし、服装から全てダサいのなんのって…。それでいて語らず、神経質な仕事人ニコケイのキレッぷりが、楽しい。ホラーと言うよりブラックコメディ。これは、怪演中の怪演。ニコケイの演技力が>>続きを読む

ドッペルゲンガー(2002年製作の映画)

3.7

うん、面白かったけど、頭が混乱した。なんと言っても見分けがムズイ。サスペンスではない。敢えて言うならSFコメディかな?難しい。スプリット画面は新鮮だったが、画面に2人の役所広司は、圧が凄い。観賞後に頭>>続きを読む