クリームさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

切腹(1962年製作の映画)

4.1

こんな昔にこんなに美しい時代劇映画が製作されていたなんて、驚きました。OP映像からアートでした。時代劇は、躊躇してたけど、もっと早くに観れば良かったです。良い意味で時代劇っぽく無い。ただ、言葉の言い回>>続きを読む

フランケンシュタイン(1994年製作の映画)

3.7

デ·ニーロ·フランケンが登場までが、長い。ヴィクター·フランケンシュタインの幼少期からを描くので、デ·ニーロは、50分を過ぎてから出て来ます。その、継ぎはぎの顔が絶妙に良かったけど、人造人間感は薄い。>>続きを読む

ふたりのマエストロ(2022年製作の映画)

3.0

ライバル関係にある著名な指揮者同士の親子の話で、コメディなのかドラマなのか中途半端に思えました。そんなに笑えるコメディじゃないのに現実離れしてて、うーん、好みじゃなかったです。
劇中、主人公が小澤征爾
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砂と霧の家(2003年製作の映画)

3.9

俗に言う鬱映画。キャストも良くて、凄くイラつきながらも私は、面白かったです。

イスラム革命で祖国イランを追われアメリカに亡命してきたベラーニ元大佐は、華やかな暮らしとは一転し、肉体労働と深夜のアルバ
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グレイトフルデッド(2013年製作の映画)

3.8

「由宇子の天秤」の瀧内公美さんの体当りな演技が観れます。なんだかメチャクチャな話のB級ですが、振り切ってるし、ラストもちゃんと伏線回収してくれ、面白かったです。前半ふざけてるので我慢ですが、後半からホ>>続きを読む

楽園(2023年製作の映画)

3.7

ベルギーの更生施設内のBOYS LOVE。抑制された少年達の心が爆発寸前で危うくドキドキ。トイレにシケ込む2人にニヤけてしまう。何も考えず、2人の恋の行く末を傍観しました。現実的なラストも良かったです>>続きを読む

ソナチネ(1993年製作の映画)

4.0

何だろう、観賞後に思い返すとジワる作品だった。変な間がやラストが良かったです。序盤、ちょっと乗れずにどうしようかと思ったけど、大杉漣の格好良さで、乗り切れました。1人だけ、やたら格好よっ!似合わないア>>続きを読む

ママボーイ(2022年製作の映画)

3.8

タイトルから、解る様にマザコンの主人公が、恋をして、成長する物語。ビビアン·スーに変な色気が無かったので、気持ち悪くなく観れました。普通の作品だけど、テンポ良く進むので飽きずに観れたし、夜の台湾の風景>>続きを読む

監禁救命士(2016年製作の映画)

3.7

冒頭から、グロッ。ここまで、グロいと笑ってしまって、不思議と感覚が麻痺する(笑)。苦手な人は、観る必要のない作品だけど、意外と嫌いじゃなかったです。中盤、内容もグロも弛みますが、着地も上手く纏まってた>>続きを読む

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.8

ムーミンの作者トーベ·ヤンソンの人物像が思ってたのと違って驚いたけど、逆にこんなに自由奔放な人だったからこそ、あの世界観が生まれたのだなぁと妙に納得させられました。ムーミンを観る目が変わりました。>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.9

難解との噂だったので、覚悟をして観賞。やっぱり難しかった(笑)。ボーが脅迫性障害なのかな?と思いながら、ずっとボー目線で進む悪夢。色んな事が起きるので楽しいけど、意図が解らない。最後にぼんやり見えて来>>続きを読む

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

3.9

実際にあった西口彰連続殺人事件をモデルにした小説の映画化。
緒形拳さんは、勿論素晴らしいのだけど、他の癖の強い豪華キャストが、面白くて、目が離せませんでした。個人的には、主人公よりも父の方が面白かった
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雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

4.0

アニメとして思った以上のクオリティでした。
中国の伝統芸能「獅子舞」の演者を夢見る少年の成長物語。3DCGアニメで、とてもクオリティが高い映像に驚きました。迫力、臨場感も◎。また、声優陣が豪華で、主人
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ロスト・イン・ザ・スターズ/妻消えて(2022年製作の映画)

3.9

Netflixで、たまに見つける良作。
手の込んだ作りで、面白く、全く予想出来ない展開でした。これは、ネタバレ無しで、楽しんだ方が良いと思います。

結婚1周年のお祝いに架空のリゾート地、リーダー島へ
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スラムドッグス(2023年製作の映画)

3.6

「レザボア·ドッグス」っぽい、ジャケで、カッコいいワンコ達が観れるのかと思ったんですけど、ずーーーーっと下ネタで、お下品。まあ、楽しいけどね。主犬公のレジーが、出会った仲間達とクズな飼い主の元へリベン>>続きを読む

カラーパープル(1985年製作の映画)

3.8

TLで新作が沢山流れてくるけど、ミュージカルが苦手なのでこちらを観賞。昔、観てるけど、かなり忘れてました。黒人や女性である事による差別に苦しんだ主人公をスピルバーグ監督らしく、優しさを持って描いていま>>続きを読む

殺しを呼ぶ卵 最長版(1968年製作の映画)

3.6

冒頭の映像は気色悪くて好み。ジャッロ作品なので、アルジェント臭がするが、あんなに血生臭くは無い。中盤までやや退屈に進展し、終盤で一気に畳み掛けます。謎が解けるのがかなり後半なので楽しめるけど、想像もつ>>続きを読む

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.0

そう言えば、「フロリダ·プロジェクト」も好きになれなかった。モザイク無し、チ◯チ◯ぶらぶらが気になって、観てしまった💦
クズ男が、妻の所押し掛け、ドーナツ屋の若い女に惚れる話。ただそれだけ。好みの問題
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キュア ~禁断の隔離病棟~(2016年製作の映画)

3.6

デイン·デハーンとミア·ゴスは、安定の気持ち悪さで良い仕事をしてます。雰囲気も不気味だし、蛇じゃなくて、鰻って言うのも面白い設定だと思います。しかし、ゴシックホラー、サスペンス、スリラー、SFと様々な>>続きを読む

バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト(1992年製作の映画)

3.9

改めてハーヴェイ·カイテルの凄さを見せ付けられる映画でした。ヤバい警部補を演じていて、終盤の鳴きは、狼男にでも変身するのかと思う程。そして、意外に筋肉質な面白い肉体を少し披露しています。内容は普通だけ>>続きを読む

落下の王国(2006年製作の映画)

4.1

24ヵ国で撮影され、13の世界遺産を使い、 撮影に4年、構想から26年掛かったらしいです。 超絶美しい映像の数々や衣装も豪華絢爛。世界遺産なので美しさのレベルが違う。
主演で上の前歯4本が無い、エミリ
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シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.9

かなりブラックなホラー·コメディ。序盤は、ムカつくカップルの自己主張合戦を、中盤で主人公が注目を浴びる事に目覚め、そして度が過ぎて自滅して行く。SNS等の過剰な承認欲求を究極なストーリーで皮肉る。かな>>続きを読む

キョンシー/リゴル・モルティス 死後硬直(2013年製作の映画)

3.5

キョンシーのイメージが初期の可愛い子供のヤツで止まってたので、ダークでスタイリッシュなキョンシーに驚いた。CG多用で、アクションも良く、キョンシーや幽霊もヴィジュが良い。清水崇プロデュースだったのかぁ>>続きを読む

アンロック/陰謀のコード(2017年製作の映画)

3.8

ノオミ·ラパスは鼻血顔が似合う。今作も強くて格好良い姿が観れます。キャストが豪華で皆上手いので、誰が裏切り者なのか?とワクワクしながら観れます。やっぱり、アンタかって、思ったけど、血だらけで戦うノオミ>>続きを読む

ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

4.0

主演のマリオン·バルボーに魅了されました。パリ·オペラ座のバレエダンサーなので、ダンスは勿論、ご本人から溢れる魅力に圧倒されました。
冒頭のバレエや終盤のコンテンポラリー等、マリオン以外も本物のダンサ
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盲獣(1969年製作の映画)

3.8

昭和らしい異常な世界観の映画。原作の序盤の最初の犠牲者のエピソードだそうです。この時代の邦画の大袈裟な演技とコンプラ等気にしない大胆な設定を楽しむ作品。なんでそんな事になって行くのか解らず、主人公達が>>続きを読む

オペラ座 血の喝采 完全版(1988年製作の映画)

3.9

サービス精神旺盛なアルジェント監督の惨殺サスペンス。カラスで始まるのだが、とても愛らしく撮しています。カラスって結構可愛い。犯人の予想は何となく付くけど、何故?が解らず引き込まれ、思いきりの良い惨殺に>>続きを読む

それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

3.0

どの国でも介護やそれに伴う本人と家族の苦悩は切実で、苦労する問題も良く似ている。しかし、主人公サンドラの恋愛事情がメインな感じで思ってたのと違いました。レア·セドゥは、心の機微を上手く演じていたと思い>>続きを読む

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

3.8

ぬいぐるみと話す人達が、何を思いその行動をするのか、気になって手にした作品。アロマンティックであろう主人公が苦悩し、ぬいぐるみサークルの人達との交流を通し、自分を見つめるストーリー。これは、難しい。と>>続きを読む

キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

4.1

衝撃的過ぎて言葉を失う。最近、観たどんな恐怖映画よりも恐怖でした。最も恐ろしいのは、これが実話だと言う事。事件が83分だったと言う事で、映画の時間も同じにし、体感する形になっています。臨場感なんてもん>>続きを読む

1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.7

台湾版とちょっと違うが、楽しめました。岡田将生って、イケメンなのにダサいって前から思ってたのですが、イメージ通りの役柄にずっとニヤニヤしてしまった。始終ダサッ~い。ロケーションが素敵なので京都に行きた>>続きを読む

ミンナのウタ(2023年製作の映画)

3.7

清水崇監督らしさが、チラリと出てて、噂通り楽しかったです。あの少女のお家は、完全に呪怨テイストでテンション上がりました。マキタスポーツさんが探偵役で、GENERATIONSに対する知識が私と同レベル。>>続きを読む

革命児サパタ(1952年製作の映画)

3.8

ゴッドファーザーのイメージが強いマーロン·ブランド、若い時(28)の顔の癖が強かった。ディアス独裁政権下のメキシコで、農民の土地や権利が侵害された為、戦ったサパタと言う革命家の実話ベースのお話。画像も>>続きを読む

ディア・グランパ 幸せを拾った日(2018年製作の映画)

3.9

ヴェラ·ファーミガの美人なのに幸薄く残念な感じが好きなんですが、クリストファー·プラマーが格好良すぎた。あんな格好良いおじいさん、ズルいわぁ。許しちゃう。内容は老人ホームを追い出された疎遠になっていた>>続きを読む

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.6

監督自身の実話を基にした半自伝的な作品だそうです。カースト制度は廃止されたのに田舎町では名残りがあって、少年の夢の足かせになっていた。そんな現状を描いているのが好みだったのですが、ラストが、雑に感じて>>続きを読む

君は放課後インソムニア(2023年製作の映画)

3.8

不眠症のお話だと思って借りたら、違う展開になっだけど、何か良かった。あんまり得意なジャンルじゃないけど、最後まで飽きず観れました。奥平大兼君、やっぱり良い!森七菜ちゃんも役にピッタリで、可愛かった。>>続きを読む