クリームさんの映画レビュー・感想・評価 - 45ページ目

スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.7

出だしで、あれ?ハズレって、思ったけど、どんどん引き込まれて行って、結果面白かった。ただギレルモファンとしては、もうちょっと幽霊をキモくして欲しかったかな。あの案山子とか太ったヤツとか怖いと言うより笑>>続きを読む

危険なメソッド(2011年製作の映画)

3.8

最初から最後まで、美しい絵画を見ているような作品だった。クローネンバーグの作品って、グロさや変態的なものを指摘される事が、多いけど、本当に細部に至るまで美を追求しているのか生まれ持ったセンスなのか、画>>続きを読む

マップ・トゥ・ザ・スターズ(2014年製作の映画)

3.6

ストーリーもちゃんと練られていて面白いし、相変わらず、画像が美しく綺麗だった。登場人物は、全員病んでいて、ラストも好きな終わり方なんだけど、何か足りない。血みどろが少ないからか?自分でも良く解んないけ>>続きを読む

エム・バタフライ(1993年製作の映画)

3.9

素敵な映画だった。何で今まで観なかったんだろう?クローネンバーグの作品なのにグロさもキモさもなく、ただ美しい。中国をあんなに美しくおしゃれに幻想的に撮影するなんて、クローネンバーグ天才だわ。グロキモが>>続きを読む

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

3.8

この映画、30年も前の作品だなんて、凄いと思う。物凄い発想力。現代のVRみたいなの出て来てたし、テレビやカセットがぐにゃぐにゃになったり、自分のお腹にカセット入れたり、凡人には考えつかない。そして、ク>>続きを読む

戦慄の絆(1988年製作の映画)

3.8

美しさが、目立つ映画だった。オープニングの赤をバックに繊細な絵が流れて、本編も美しくおしゃれな画像が続き素敵なビジュアルで、内容も面白かった。ただラストが、どーしても理解出来なくて考察を見て解った。ク>>続きを読む

ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

3.5

まあそこそこな作品。相変わらず、射殺は、頭部狙いなのは、個性的で良いけど、何かパッとしなかった。ラストが、好きになれないんだけど、想像力を膨らませても膨らまない。そういう事なのね。今、理解した。そう考>>続きを読む

裸のランチ(1991年製作の映画)

3.6

古い映画だけど、古さを感じさせない作品だった。ギレルモ・デル・トロをもう少しグロくした感じで、ジャンキーの妄想世界を表現している。奇才の小説を奇才の監督が独自の解釈で映画にしているので、凡人には、簡単>>続きを読む

キル・ユア・ダーリン(2013年製作の映画)

3.7

美しい、とにかくデイン·デハーンが、美しかった。彼の魅力であるやんちゃで、危うい美しさ全快だった。LGBTの映画は、好きで良く観るけど、LGBT特有の感動や素敵なストーリーでは、ない。実在する才能のあ>>続きを読む

クライモリ/間違ったターン(2003年製作の映画)

3.7

最初から最後まで、思ったよりドキドキハラハラしながら楽しめました。グロさ殺人鬼のしぶとさも丁度いい感じ。B級っぽさも何か期待し過ぎないから、良いんだと思いました。

ダマスカス(2018年製作の映画)

3.8

アメリカや欧州諸国が作った映画ではなくて、イランで作られているので、リアリティがあり、得体の知れない恐怖に包まれながら観賞する事が出来る。ISISの恐ろしさがジリジリ伝わって来てずっとハラハラしながら>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.9

以外と理解出来た。が、きっと何回か見るともっと深いところまで解るのかと思う。今までのタイムトラベルものとは、ちょっとテイストが違っていて、新鮮だった。また、謎を時ながら観るのも楽しく長く感じなかった。>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

3.8

まずクリスチャン·ベール、凄すぎる。容姿も演技も文句無し。ストーリーも途中でエンドロールが一瞬流れたり、面白い作りだが、かなり切り込んだ内容で、これを映画にするの大変だったと思う。息子ブッシュが、パパ>>続きを読む

アンデッド/ブラインド 不死身の少女と盲目の少年(2018年製作の映画)

3.4

何故、ミーナをあんな化け物にする必要かあったのか?アレックスの眼をわざわざ焼く必要があったのか?彼らに起こった事だけで充分、同情に値するし、可哀想なのにあそこまでビジュアル化する必要性が解らない。悪趣>>続きを読む

Jonas/ジョナス(2018年製作の映画)

3.5

多感な頃の友達であり恋人でもあるナタンが、突然いなくなったら、そりゃ引きずる。二人の回想シーンは、楽しそうで甘く切なくて本当に美しく綺麗な写真集を見てるみたいだった。展開も予期せぬ方向に進んで飽きさせ>>続きを読む

リトル・テロリスト(2014年製作の映画)

3.7

他の作品で、少年兵を育てる映画を見た事があるが、この作品は、少年の自爆テロ要員を育てる。憤りしか感じないが、現実に起きているのだろう。戦争は、善悪の考えや良心まで奪ってしまう。でなければ、悪魔の仕業と>>続きを読む

アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

3.6

アナベルの誕生は、まだ観ていなかったので観賞。イヤー、安定して面白い。ホラーは、邦画の方が怖くて良いと思ってるけど、死霊館シリーズは、中々負けてないと思う。迫りくる恐怖を味わいたい人には、オススメ。撮>>続きを読む

ギャング・イン・ニューヨーク(2017年製作の映画)

3.2

昔、映画を観てから、チャーリー·ルチアーノが、好きだったので、たまにマフィアものでも見ようかな?と思って観賞。だけど、あんまりピンと来なかった。ジョン·ゴッティの人生を凝縮した作品で、派手なシーンはな>>続きを読む

悪魔の呼ぶ海へ(2000年製作の映画)

3.3

うーん、ちょっと失敗作?昔の事件は、良かったと思う。犯人もスッキリ終わったし。ただ、現代の方が、良く解らない。ラストの方でエリザベス·ハーレーが主人公の女性に『私は、貴方に会いに来たの』って、言うけど>>続きを読む

ナチス第三の男(2017年製作の映画)

3.5

先に『ハイドリヒを撃て』を見てからの観賞。暗殺者2人の死に方に若干のズレがあったが、終わり方は、こちらも綺麗な終わり方で、これはこれでアリだが、どっちが正しいのか?実話ベースなので気になる。又、先にチ>>続きを読む

エンテベ空港の7日間(2018年製作の映画)

3.6

ロザムン·ドパイクとダニエル·ブリュールの二人が、ドイツ人テロリストとしてハイジャックに関わって
、二人は徐々に自分達の意図した事とずれている事に気付くが、後戻り出来ない状態で、終わりを迎える。実話だ
>>続きを読む

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.8

ハイドリヒ暗殺の実話で、暗殺を決行してからの方が迫力、リアリティ共に増していった。ナチスの戦争もので、ハイドリヒの暗殺を題材にしたものは、見ていなかったので、勉強になった。追い詰められて、いよいよと言>>続きを読む

ガール・イン・ザ・ベースメント(2021年製作の映画)

3.8

随分な作品。まして実話ベース。色々監禁ものの映画は、見たけど、実の父親に20年以上に渡って監禁されて、強姦されて、何人も出産って、他の作品は、少なくとも他人。他人ならいい訳じゃないけど実の父親って…言>>続きを読む

エリサ&マルセラ(2019年製作の映画)

3.8

キレイな作品だった。特にエリサの美しさが際立って見えた。あの時代の同性婚は、命懸けだったと思う。村の人達の反応が魔女狩りみたいで、恐ろしかった。女性が暮らしにくい時代だったんだろう。マルセラの父親の態>>続きを読む

蝋人形の館(2005年製作の映画)

3.5

ホラーと言うよりスプラッター的な要素の方が多かった。それなりに楽しめたけど、そんなにひねっていなくて、予想通りの展開。ただ、ラストの家が溶けるのは、あり得ない。あれは、ちょっと違う。残念だった。スーパ>>続きを読む

ブラックハット(2015年製作の映画)

3.7

そこそこ楽しめたけど、クリス·ヘムワーズの天才ハッカー無理がある気が…。どっちかって言うとクリスが元軍人だよなぁ。まぁ、アクションシーン多めで、結局いつものヘムワーズだったけど。あんまり考えずに観られ>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.8

確かに面白かったけど、なが~い!もう少し短くても良いのでは?この長さは、普通は長編大作だと思うが…。楽しい映画だったよ。ただ、インド映画特有の音楽と躍りがやはり馴染めない。ストーリー展開は、途中で『え>>続きを読む

死霊院 世界で最も呪われた事件(2017年製作の映画)

3.2

普通、とにかく普通。ルーマニアって、あまり知らない土地なので、舞台は、新鮮だが、なんせ信仰心とか皆無の私は、入り込めなかった。それで悪魔が弱い。もう少し頑張って欲しい。所々脅かしてくるが、これがちょい>>続きを読む

ダウンサイズ(2017年製作の映画)

3.9

自分のサイズを小さくして優雅な暮らしをするって、発想が面白い。内容も面白くて、映像も綺麗でした。特に始まりの村のシーンは、コロボックルの世界みたいで、見ていてワクワクした。ストーリーもテンポ良く進んで>>続きを読む

レディ・ソルジャー(2014年製作の映画)

3.9

久しぶりに良作に当たり感動しました。この映画は、イスラム教徒=悪ではない。と言う事とアメリカ軍の中のハラスメントに焦点を当てた作品。アメリカが触れられたくない部分を敢えて作品にしている所が凄いと思う。>>続きを読む

残された者-北の極地-(2018年製作の映画)

3.5

終わり方が、好きじゃない。どう解釈しようか迷うので、スッキリしない。まぁ、地味な作品だった。マッツ·ミケルセンが主演でなければ絶対見ない。マッツは、良かったけど、途中で見てるこっちが心折れそうになった>>続きを読む

ボーイズ・イン・ザ・バンド(2020年製作の映画)

3.5

途中まで軽快なテンポで、面白かったのに急に変なゲームが始まって、何だか疲れた。あの時代、ゲイの人達は、バレると虐められたり暴力を受けていたから、隠している人も沢山いた。心の葛藤があんなゲームに繋がった>>続きを読む

OSLO / オスロ(2021年製作の映画)

3.6

正直、内容が内容なだけに疲れる映画だった。作品に出て来る人々が、全員心の奥で和平を望んでいて、それを何とか形にしようと奮闘する話だけど、40年以上もイヤもっと長くに渡ってこじれて来た問題なので、そりゃ>>続きを読む

聖者の谷(2012年製作の映画)

3.2

何故見ようと思ったのか自分でも良く解らない中、最後まで見てしまった。内容は、都会へ行こうとする若者の心の葛藤的なヤツ。ですが、この作品の凄い所は、リアルインドな感じ。映像がずっと薄暗く、あの湖の汚さや>>続きを読む

アンダーカバー(2016年製作の映画)

3.6

実話で、白人至上主義者の容疑者を逮捕する為の潜入の話です。内容が面白そうなので、見ました。現在の白人至上主義者って、あんな感じで、如何にもな感じじゃないんだろうなぁ。私のイメージは、最初に近づくチンピ>>続きを読む

ジェニーの記憶(2018年製作の映画)

3.8

内容は、あってはいけない事だけど、映画のモチーフになりがちな作品。ストーリー展開や切り口があまり見ない作り方で新鮮で、最後まで色々、考えながら見る事が、出来て私は、好き。ラスト、トイレのシーンで終わる>>続きを読む