クリームさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ガッデム 阿修羅(2022年製作の映画)

3.7

良くも悪くも第3章が、特徴的な作品でした。この第3章で話が変わるのですが、この辺りがちょっと間延びしてて眠いので、ちゃんと観てないと「?」となります。私は、巻き戻しました💦
どうだろう?必要だったかな
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シャイン(1996年製作の映画)

3.9

厳しい父の英才教育で、父へのトラウマを抱え、ピアノに没頭するあまり精神を病んでしまったピアニスト、デイヴィッド·ヘルフゴットの実話を基に製作された映画。やはりジェフリー·ラッシュの演技が素晴らしい。>>続きを読む

刑務所の中(2002年製作の映画)

3.8

規律は厳しいながらも主人公の緩い目線で、描かれる刑務所内は、食事も結構美味しそうで、一般人からしたら知らない事だらけ。興味深い生活でした。実際に服役した経験を漫画にした花輪和一の作品の映画化です。旅行>>続きを読む

DASHCAM ダッシュカム(2021年製作の映画)

1.0

これは、酷い。ただ汚ないとか、POVで何撮ってるか解りづらいとか以前に主人公が下品なイカれ女で、不快過ぎて観ていられなかったです。一応最後まで観たけど、傍若無人にも程がある。ラストも最悪でした。これは>>続きを読む

クイルズ(2000年製作の映画)

4.0

これは、ジェフリー·ラッシュがとても魅力的で素敵。マルキ·ド·サド役には、もう彼しか考えられない。サド侯爵の晩年にスポットを当てた舞台劇の映画化。勿論、他のキャストも豪華で、ホアキンの神父も素晴らしか>>続きを読む

帰れない山(2022年製作の映画)

3.9

北イタリアのモンテ·ローザ山麓の風景やネパールの風景が素敵でした。山と父との関係に翻弄された2人の少年の物語。次々と話が展開して行くので、飽きませんでした。考えさせられる作品。良い映画ですが、悲しさが>>続きを読む

劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100(2023年製作の映画)

4.0

記念すべき100巻目は、劇場版と言う事で、楽しみにしていました。
数ある心霊動画シリーズで、100巻を超えると言う偉業を成し遂げた「ほん呪」。ファンの私は、全て覚えて無いけど104までしっかり毎回観賞
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スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

3.7

私は、そこそこ楽しめたけどなぁ。ラストは、やり過ぎな気がしたけど、その前まで良かったと思う。窪塚洋介は、やっぱり病んでる人、上手い(笑)。奈緒も好きぃ。皆さん監督·斎藤工に厳しい気が…(笑)。まあ、着>>続きを読む

ジャイアント・ピーチ(1996年製作の映画)

3.6

失敗した、歌うヤツだった。が、短いので耐える。実写とストップモーションアニメ、アニメーションを融合させた豪華な作品。孤独な少年とキャラ化した楽しい虫達の冒険物語。短いのでサクッと観れますが、製作には総>>続きを読む

婚約者の友人(2016年製作の映画)

3.8

エルンスト·ルビッチの『私の殺した男』のリメイクだそう。そちらは未観なので、サスペンスとして楽しめました。予想とは違う展開に目が離せませんでした。ラストは観賞者に委ねられます。あれこれ、考えるのが楽し>>続きを読む

波紋(2023年製作の映画)

4.0

筒井真理子さんは、好きなので観たいと思ってました。やっぱり素晴らしかったです。誰もが心の中に持つ本音をさらけ出すブラック·ユーモアたっぷりのドラマ。建前と本音が楽しい。人間何処かでガス抜きしなきゃ、そ>>続きを読む

Pearl パール(2022年製作の映画)

4.0

面白かった!ミア·ゴス最高!!
これは彼女の魅力を堪能する作品でした。特にエンドロールの表情は素晴らし過ぎた。「X」の前日譚で、老婆·パールの若かりし頃を描いています。テイストがちょっと違うけど、こっ
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幸せのバランス(2012年製作の映画)

3.6

後先考えず、離婚して家を出れば済む話と軽く考えた主人公に「?」とイライラ。家も車もあって夫婦共働きの家庭だが、けして楽な暮らしではない。考えればわかりそうなのに感情のみで、無計画な夫婦の人間性が生み出>>続きを読む

汚れなき祈り(2012年製作の映画)

3.9

2005年、ルーマニアの「悪魔憑き事件」がモデルとなった実話ベースの作品。淡々と事実を描いて行き、終盤に一気に動きだす。チャウシェスク政権崩壊後の中絶禁止法等により、子供が増え孤児が急増。成長し行き場>>続きを読む

ドラキュラ/デメテル号最期の航海(2023年製作の映画)

3.5

ファンタジー感ゼロなタイプ。ドラキュラと言えばイメージは伯爵だけど、これは観た目が悪魔かコウモリ人間。ガチな化け物系。惑わせるわけではなく、ガッツリ攻撃系で、そこそこ楽しめました。
カモンカモンの子役
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ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

3.9

先日「タワーリング·インフェルノ」を観た時にこちらも面白いと聞いたので観賞。こちらもパニックムービーとして、見応えがあり面白かったです。終盤、予想外の展開でヤられました。次々に追い詰められて行く通路。>>続きを読む

ハンガー(1983年製作の映画)

3.7

アクションのイメージのトニー·スコット監督作品。ヴァンパイアもので、豪華キャスト。ジョン役に若く美しいデヴィッド·ボウイが、少しだけ出演しています。ヴァンパイアの愛·老い·苦悩に焦点が当てられていて、>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.3

美しいジャケに誘われて観賞も2日間、睡眠導入剤となった。TVの為に製作された劇中劇がカラー。 モノクロはこの劇中劇を製作する作家や演出家、俳優陣。そして、その様子を映すTVと複雑構造。がしかし、内容が>>続きを読む

PATHAAN/パターン(2023年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白かった。何本かインドの作品を観て来て、主演がイケメンだと感じたのは初めて。CG乱用のスーパーエンタメアクションで、迫力、臨場感、スリル半端なかったです。苦手な歌って踊るはあるけど、これ>>続きを読む

テノール! 人生はハーモニー(2022年製作の映画)

3.9

ミュージカルは苦手だけど、オペラは好きで、眠くなるどころか気持ちが高ぶってしまう。誰もが聴いた事のある曲ばかりなのも楽しく、ありきたりなストーリーながら、貧困地区の青年がオペラに目覚めて行く姿は、ワク>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.5

世界観とか良いし、伝えたい事も攻めてて、嫌いじゃないけど苦手な歌って踊るの時間が苦痛だった。アメリカ·フェレイラ(アグリィ·ベティ)が大人になって痩せててビックリしたけど、彼女が出て来てから面白かった>>続きを読む

エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

3.7

「エクソシスト」の正統派続編という触れ込みが無ければ、それなりに楽しめます。事実、最後まで飽きずに観れたし、ブラムハウス作品が好きな人は好きかも。ただ目新しいモノも怖さも薄いけど、ストーリーは面白かっ>>続きを読む

恐怖の廊下(2010年製作の映画)

3.4

ジャケの顔が気になって観賞。主人公とヒロインには、ずっと苛立ちますが、そこそこ楽しめました。76分と比較的短いのでサクッと観れたのも◎。あくまでもB級ですが、北欧っぽい暗さも雰囲気を盛り上げていました>>続きを読む

フィアレス(1993年製作の映画)

3.8

飛行機事故による、PTSDのお話。ちょっと変わった症状の男をジェフ·ブリッジスが快演していて、惹き付けられます。展開も徐々に主人公の行動の意味が分かって行くので、退屈せずに観ました。ジェフのサイコパス>>続きを読む

友情にSOS(2022年製作の映画)

3.8

なんだよ、いい話じゃないかぁ。これはただのコメディじゃなくて、人種差別を絡めた深いお話。素敵な友情もあって、中々の良作でした。

黒人の大学生ショーンとクンレは、パーティーをはしごする全制覇ツアーを達
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アシュラ(2012年製作の映画)

3.9

とにかく暗く異様な雰囲気で、絵も不気味。人間と獣の違いは?人間らしく生きるとは?を問われる良い作品だと思います。時間も短いし、観やすかったけど、テーマが食人。気持ち悪い面もあるので、万人受けしないのが>>続きを読む

忘れられし愛(2023年製作の映画)

3.8

正直、結末なんて序盤で想像付くんだけど、ずっと惹き付けられるお話で、面白かったです。完全なるメロドラマなんですけど、雰囲気が良く好きでした。

高名な外科医ラファル·ヴィチュールは、妻と娘に去られ、そ
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タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

4.2

相当面白かったです。1974年の作品だなんて思えないド迫力、ド緊張、ド緊迫。ずっとハラハラして、最後の最後まで面白い。CGの無い時代にビルが爆発し炎が上がるシーン等、どうやって撮影したのだろう。今まで>>続きを読む

ザ・クロッシング(2021年製作の映画)

3.7

ウクライナのオデッサでユダヤ人迫害を受けた作者の家族の実体験が基になっている。カラフルな色彩とは裏腹な重たいストーリー。過酷な環境下で逞しく生きて行く姉弟。ガラスに描かれた油絵を少しずつ直して行く技法>>続きを読む

破戒(2022年製作の映画)

3.6

教科書的な内容で、分かりやすいと思います。小説の映画化なので、これで良いし間宮祥太朗主演で爽やかな仕上がりの作品でした。丑松が子供達に学ぶ事の大切さを伝えるシーンは、部落出身の彼の言葉として凄く重みが>>続きを読む

シリアにて(2017年製作の映画)

3.9

これは、自分なら?を考えさせられる作品で、切り口が面白かったです。終わり方も終わらない日常と言う描き方で悪くないと思います。戦闘地域で生活する事の恐ろしさ、それ故に一般人にも降りかかる善悪とは?のジャ>>続きを読む

グレート・ウォリアーズ/欲望の剣(1985年製作の映画)

4.0

ちょっとエロくてグロくて無秩序。人間の欲望を全力で描いた監督の力作。個人的には、ジェニファー演じるアグネスのしたたかさが、楽しかったです。倫理観なんて、全く気にしていないのは、さすがです。突っ込みどこ>>続きを読む

カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.9

オスカー·アイザックが格好良いです。ホントは、タイ·シェリダンが観たくて借りたのだけど…、オスカーの方が数倍良かった。内容もカードゲームの話だと思ったら、それだけじゃなくて展開が面白かったです。実際に>>続きを読む

ザ・ベイビー/呪われた密室の恐怖(1972年製作の映画)

3.9

奇抜な映画です。冒頭、何を観せられてるんだろう?って思う。けど途中で慣れます。ラストは、意外な展開に。えっ、理由って、それ…。これは、誰も考えつかない。中弛みはあるけど他にない、ぶっ飛び作品。アメリカ>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

3.9

面白かったです。ミステリー仕立てで、ずっと引き込まれ、気付けばラスト。グリコ·森永事件をモチーフにした同名小説の映画化。あくまでもフィクション。丁寧に紐解いて行くので、事件を知らなくても楽しめ、考えさ>>続きを読む

愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像(1998年製作の映画)

3.9

抽象画家フランシス·ベイコンと彼の愛人で絵のモデルにもなったジョージの物語。冒頭から、気持ち悪い効果音だったり、映像も彼の絵の様に被写体をダブらせたり、歪ませたり、個性的かつ芸術的。ベイコンと言う芸術>>続きを読む