クリームさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

3.7

クライムサスペンスとして観ると物足りないかも知れません。だけど、1人の詐欺師の更生物語として観たら、それなりに楽しめます。キャストが良かったと思います。

詐欺師のロイと相棒フランクは、詐欺で生計を立
>>続きを読む

インポッシブル(2012年製作の映画)

4.1

序盤にド迫力の津波シーンで、身体に力が入りまくる。開始20分から涙を誘います。長男がトムホと言う理由で簡単に観たら駄目なヤツだった。実際、めっちゃ可愛いけど…。2004年スマトラ島沖地震の実話ベースで>>続きを読む

Dominion: Prequel to the Exorcist(原題)(2005年製作の映画)

3.3

「エクソシスト·ビギニング」と大まかな内容は一緒。主演も一緒。同じ役者さんも多数出演しています。ホラー味が薄く、ドラマに重視を置いてる感じなので、メリンのPTSDを引き起こした事件は、こちらの方が丁寧>>続きを読む

エクソシスト ビギニング(2004年製作の映画)

3.6

エクソシストの前日譚で、メリル神父のお話。「ドミニオン」と本作が同じ話を違う監督が撮っていて、比べたら面白いと教えて頂いたので観賞。
フリードキン監督の「エクソシスト」を再観賞して間もないので、ちゃん
>>続きを読む

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.9

面白かったです。「グリーンバレット」が全く合わなかったので、どうしようかと思ったんですけど、観て良かったです。これはやっぱり、良い!そして、今作は敵役として、ゆうり·まこと兄弟が良い味を出してました。>>続きを読む

ザ・ディスカバリー(2017年製作の映画)

3.3

これは正直、肩透かしを食らいました。
死後の世界が実在するって言う面白そうなテーマなんですけど、これが思ってたのと違いました。ちょっとしたカルト宗教団体の様な施設で行なわれている実験など雰囲気はバッチ
>>続きを読む

蝿の王(1990年製作の映画)

4.0

ノーベル賞作家W・ゴールディングの小説を映画化。
子供だけの秩序の無い世界になったら、どうなるか?想像はつく。解ってても衝撃を受けずにはいられない。かなり嫌な気持ちになるし、心がフリーズするシーンもあ
>>続きを読む

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.5

音楽良し、ハーヴェイ良し、後は普通。うーん、私にはあのシーンがピーク。普通あそこからもう少し盛り上がるんじゃないの?何故か、あっさり終わって行く。飽きずに観れたから、悪くないけど心が動かなかった。>>続きを読む

フォーリング 少女たちのめざめ(2014年製作の映画)

3.0

GOTのアリア役メイジーとピュー頼みの作品。ピューの出演は少なめだけど、存在感はさすがでした。サプリミナルが結構多発。その意味が大した事無いのが残念。内容はイマイチなので、彼女達のファンが観るくらいか>>続きを読む

渇水(2023年製作の映画)

3.0

途中まで良かったのに安直な終わり方に消化不良。もっと、えぐって欲しかったです。ただ、停水に携わる仕事があんなに辛いなんて思わなかったです。それを知る事が出来たのは、観て良かったですが…。

市の水道局
>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.2

鏡越しやポラロイド等、直接、映さないカメラワークが凄く良かった。内容は情報量が少なくて、各々が想像し、感じ取ると言ったもの。余白だらけの映画だけど、その自由度が魅力になっていると思います。奥深く素敵な>>続きを読む

きっと、いい日が待っている(2016年製作の映画)

4.0

実話ベースでキツいお話。過酷な状況下でも諦めない子供達を応援しながら観ていました。児童施設の校長、職員による虐待と言う痛ましい内容なので、観る人を選びますが、良い映画だと思います。

1967年、コペ
>>続きを読む

カサンドロ リング上のドラァグクイーン(2023年製作の映画)

3.6

メキシコのカサンドロというレスラーの伝記映画です。実際は、試合内容はもっと血だらけで、身体じゅう金属が入っていたり、刺されたり、壮絶なレスラー人生の様ですが、この映画ではスターになるまでをライトに描い>>続きを読む

呪われた息子の母 ローラ(2021年製作の映画)

4.0

面白かった。これまた色んな要素Mixホラー。サスペンス仕立てなので、最後まで楽しめます。脚本が良いと思います。これも前情報無しの方が楽しめるけど、ちょっとだけ、グロいシーンとかあるので苦手な人は注意が>>続きを読む

犬猿(2017年製作の映画)

3.9

面白かったあ。同性の兄弟姉妹ってああいう所あるだろうと思わせるブラックコメディ。意地悪なやり取りが、テンポ良く転がって行きます。吉田恵輔監督のコメディは、とげとげでズタズタ。楽しかったです。好みの作品>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.4

やっぱり、そこまで好きじゃなかった。この監督「ハウスバウンド」の方が全然面白かった。1999年の「アンドリューNDR114」(ロビン·ウィリアムズ主演)って言う映画で既に類似作品が存在するので、二番煎>>続きを読む

カレとカノジョの確率/一目で恋に落ちる確率(2023年製作の映画)

3.8

めったに観ないラブロマンス。出会いは運命的でもお互いの話や気持ち、気が合うかに焦点を当てているので凄く好感が持てるし、あり得そうで楽しかった。勿論、あんな短時間じゃ相手の本質なんて解んないけど、解ろう>>続きを読む

The Son/息子(2022年製作の映画)

4.0

観た後、モヤモヤする作品。暫く考えさせられ頭から離れなかった。キャストも良いし、間違いなく良作。モヤモヤは、消えず、答え等見つからない。個人的には、父親目線過ぎて、もう少し息子の心の中が観たかった。観>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.1

最終章として完璧なラストだったと思います。ただ、途中の雑魚戦が長過ぎるのとアクションが山盛り過ぎて胃もたれ。アクションは、迫力あって素晴らしいだけに雑魚戦は要らなかった気がします。でも、長い間楽しませ>>続きを読む

ダークグラス(2021年製作の映画)

3.5

映像や雰囲気にダリオ·アルジェント監督らしさは感じるものの消化不良な作品。盲目設定のスリルがイマイチ感じられず、ハラハラドキドキが薄かったです。見せ場は、最初の被害者とワンコくらい。私的にはちょっと残>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.7

思いやりをテーマに皮肉っているのだと思うけど、長い。もう少し短いと良かったと思う。監督お得意の主人公にイライラ、他の登場人物も不快な人達のオンパレード。考えさせられるから、それなりに面白いけど、作風か>>続きを読む

ハウス・バウンド(2014年製作の映画)

4.0

前半からずっと面白く、後半からハラハラドキドキで楽しかったです。脚本が良く出来てて、途中まで展開が読めないのも◎。これは、前情報なしの方が楽しめます。久々に好きなホラー。お母さんがイラつく人で、コメデ>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.7

何だよ、楽しいじゃないかぁ。3DCGの夢の世界の再現度が素晴らしかったです。マリオも良かったけど、ピーチがあんなに出来る女だったとは思わなかった。私はテレサが好きだったので、キングテレサしか出てなくて>>続きを読む

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.7

前半は、ちょっとご都合主義だなあと思いながら観てたのですが、段々、世界観に入り込めて気付けばエンドだった。ミセス·ハリスは、良い人なので、夢物語も応援したくなる。そんな映画でした。ラストがとっても良か>>続きを読む

プロメテウス(2012年製作の映画)

3.7

『エイリアン』の前の時代の話。壮大な世界観で美しく、内容も悪くないと思います。大好きなノオミは、もう少しキツイ女希望。ファスペンダーのアンドロイドが完璧で、もうアンドロイドにしか見えない(笑)。シャー>>続きを読む

スナイパー コードネーム:レイブン(2022年製作の映画)

3.8

実在のスナイパーの半生を描いていて、ウクライナの伝説的スナイパー、マイコラ·ボローニン氏が映画制作の脚本に参加していて、リアリティがあります。
そして本作は、ロシア·ウクライナ戦争から始まりますが、そ
>>続きを読む

シグナル(2014年製作の映画)

3.7

ローレンス·フィッシュバーンが鎮座するとSF感と威圧感がマシマシ。SFサスペンスで、詳しい情報をくれないまま進むので、主人公と共に謎を解くのが楽しく、閉塞感のある施設がそそられました。それなりに楽しめ>>続きを読む

12人の怒れる男 評決の行方(1997年製作の映画)

3.9

フリードキン監督7作品目。内容は、陪審員が有罪か無罪かを決める最後の話合いで、ジャック·レモンが魅せてくれます。キャストが全員地味なおじさんで、不安を感じたのですが、面白かったです。このワンシチュエー>>続きを読む

トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

3.7

崩壊ギリギリの家族の空気感が重苦しく息苦しい。もう少しエグいお話なのかと期待し過ぎてしまった。悪くないけど、普通よりちょっとはみ出した程度のストーリー。若干、それは無いだろ?的な部分もあって、冷めた。>>続きを読む

ハンテッド(2003年製作の映画)

3.6

フリードキン監督6作品目。これは、地味過ぎて、微妙。一番良かったのは、冒頭のコソボ紛争でこの変は監督らしい。以降は、ナイフに寄る狩りの様な戦いで凄いんだけどパッとしない。ベニチオ·デル·トロは、めちゃ>>続きを読む

サウルの息子(2015年製作の映画)

4.0

ナチス政権下、強制収容所で働くゾンダーコマンドのサウルの視点で描かれ、心を殺し無表情で、過酷な作業をこなす姿が痛ましい。こんな恐ろしい作業を強いられていたなんて、知りませんでした。
※ゾンダーコマンド
>>続きを読む

女優霊(1995年製作の映画)

3.6

怖さはないけど、Jホラーの原型みたいなものが詰まってます。古い映画の質感が不気味さを演出してて、古き良き時代のJホラー感は感じられました。嫌いじゃないけど今の時代には合わず、普通と言った感じでした。>>続きを読む

小さな悪の華(1970年製作の映画)

3.9

覚悟して観たけど、これは酷い。タブーのてんこ盛り。本国フランスで上映禁止。上映されたのはアメリカと日本だけ。 2008年にDVD化された幻の作品。ロリコンを助長しそうな少女の襲われるシーンや小鳥を殺す>>続きを読む

凪待ち(2019年製作の映画)

3.8

これは、ギャンブル嫌いな人には胸糞かも?良い話っぽく仕上げてるけど、凄くモヤモヤします。優しいけど、やる気もない最低男を香取慎吾が見事に演じています。若干、ご都合主義だけど、ストーリー展開は、面白かっ>>続きを読む

フード(1993年製作の映画)

4.0

ヤン·シュヴァンクマイエルの14分のショートムービー。セリフ無しなので、YouTubeでOKです。これは、彼の世界観が好きな人には嬉しい。食事が嫌いなヤンらしい作品。面白かったです。

breakfa
>>続きを読む

87分の1の人生(2023年製作の映画)

3.9

ピューを観たくて…。ピューとモーガン·フリーマンなら、間違いないですね。良い映画でした。彼女は、今作では歌声も披露しています。喜怒哀楽全てが流石でした。難しい立場の人達の再生ストーリーです。

最愛の
>>続きを読む