惜しいなあ…。出だしのつかみが最高に上手くて、政治的背景とか企業の技術暴走とか、前作では戯画化されてた要素をリアルに丁寧に描いてたし、何より人間がロボットになったことでおこる状況を前作より細かく描いて>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
これはめちゃめちゃ切なかった。
実際のアイリーン・ウォレスと恋人との関係や事件はもっと生々しいけど、うまく整理して物語に昇華したセンスと優しい目線は学ぶものは多かった。
寂しがりで愛してもらいたいけど>>続きを読む
かつて香港映画は一つのブランドでした。
いまはすっかり韓国映画に取って代わられた感がありますが、流行り廃りでなく政治的なことで急速に変化させられたのは、なんだか残念でした。
その中国返還前夜にまるで>>続きを読む
いろいろさよならし過ぎて、作品自体さよならしてしまった映画です。
当時下っぱアシだった樋口真嗣が試写を見てあまりの出来に「こんなんでいいんですか!」と師匠の特技監督・川北紘一に食ってかかり「んなこたぁ>>続きを読む
中学くらいだったか、真夜中にテレビでやってるのをこっそり観ました。当時は特殊メイクが今のCGに相当する映画人気の主軸を担ってて、これも本格的に特殊造型に挑戦した作品だったので、宇宙船とかその手の雑誌に>>続きを読む
ストに入った選手の代わりに試合を消化するのがリプレイスメント(代理選手)。こういうシステムがあるなんて知らなかった。
1人でカップケーキを食ってる写真がリークされたり、あまり飾らない人柄らしいキアヌ・>>続きを読む
大学時代に観て、いろんな方向に影響を与えてもらった。珍しく読んだ原作もよかったけど、バカみたいに喜ぶ大人相手に愛想を振りまき続ける歪な子役タレントとかはいないし、静かに淡々とリアルに描かれている。
そ>>続きを読む
「どついたるねん」に続いてボクシング映画かと思ったら、後半まったくスゴイ方向へ舵を振り切ります。
「(岩井俊二が出てくるまでは)いまの邦画で新しい人間関係を切り取れるのは自分だけだった」というようなこ>>続きを読む
今改めて視聴すると、観ているこっちがテレちゃうような演出があるけれど、それも80年代の日本映画の空気だったんだと思うのです。
玉置浩二が学校で教職以外の雑務に従事する、あからさまに怪しい男を演じてお>>続きを読む
何故か列車に神と悪魔が乗り合わせて、人間の魂をかけて善悪を裁くため、オムニバスで見ていきましょうかっていう話。
途中、レイ・ハリーハウゼンの残した功績を根底から否定するようなちょーヘタくそなダイナメー>>続きを読む
膨れ上がる予算と暴走する監督の情熱に国家が製作中止に、しかしそれでもなお、年月をかけて完成までたどり着いた「未完のSF叙事詩」。
未撮影、紛失部分を現実の風景と監督のナレーションで補うという、一見苦肉>>続きを読む