Filmmakerさんの映画レビュー・感想・評価

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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.7

綾野剛さん演じる役の願望がつかめない部分がありましたが、
特に前半部分の彼女の気持ちの揺れ動きや展開が良かったと感じました。

おくりびと(2008年製作の映画)

3.9

演技の部分で、あまり伝わらない部分がありましたが、
最初は反対していた周りも、本木さんの納棺師という仕事を全うしていく姿勢によって受け入れていく過程は良いと思いました。
家族に見守られながら故人を美し
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

実際に血も涙も感じられない者からの仕打ちを受けた事は事実ですが、
それを見事に演じきっているベネディクト・カンバーバッチの激痩せしながらの気迫溢れる演技には感銘を受けました。

国の未来が決まる程のも
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

2.9

007のシリーズとしての観点から感想を書かせて頂くと、
結論から「らしくない」という言葉が相応しいと思います。

通常のアクション映画としてなら、オジさんが頑張って戦っているエンターテイメント映画とし
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.6

初めのワンシーンから視覚と聴覚からこの世界観に心を持っていかれました。
時代設定は気の遠くなる程の遠い未来ですが、スターウォーズの様なガチガチにメカニックに囲まれていなく、
古代文化の雰囲気と少し人間
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.8

皆さんは前作と比べて好印象の意見がほとんどなかったですが、
個人的には、テクノロジーを駆使しながら解決していく流れが良いと思いました。
入り組んだ複雑さはないストーリーで見やすく、アクションサスペンス
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.5

予告編の迫力さを味わえると思っていましたが、
何かモノ足りなさを感じました。
確かにゴジラやコングらのCG表現は格段に上がっていますが、
ただ巨大なモンスターたちが暴れているのを客観視して観ているよう
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.9

他人とどうか関わっていいのか分からなく、普段から不安や葛藤を抱えている主人公。
ある時、決心をして話しかけた人物をきっかけに、紆余曲折しながらも主人公が成長していく姿を繊細にフィルムに落とし込んでいま
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.9

冒頭の襲撃事件の中で予想外のハプニングが起きた事により、
少し慌てて混乱する犯人達。その後のシーンでステイサムがセキュリティー会社に入社する事で、この事件と何らかの関わりがあるのか?と重厚なBGMをバ
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グレート デイズ! 夢に挑んだ父と子(2014年製作の映画)

3.6

父親が息子と一緒に大会に出場すると決意した時、
トレーニングを続けるうちに心の距離が徐々に近くなっていく瞬間など、二人の絆を意識出来たシーンには心温まるモノを感じました。

もう少し2人で成し遂げた感
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フレンチ・ラン(2015年製作の映画)

3.7

コンビの相性の良さから、テンポ感が生まれて気持ち良く鑑賞出来た映画でした。
体当たりだけど、知的で有能なCIA捜査官と、天才的なスリ師。
お互いの足りない部分をカバーし合いながら進んでいく中で、仲間意
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オーバーボード(2018年製作の映画)

3.9

現実ににはこういう出会いはまずは無いですが、この映画の世界でこういう事が起こると好奇心が持てて面白味が増します。

金に溺れていた記憶喪失の男が、慣れない生活に頑張りながら毎日を過ごし、徐々に相手を思
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グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

4.0

観賞前に予告編を観ての印象は、ディープインパクトの様な、
地球滅亡までの限りある時間の中でそれぞれの人々の生き様を見せるかと思いましたが、今回は俯瞰的手法ではなく、一つ家族をメインに描かれていました。
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

4.7

勇敢なロシア人が捕虜となり、そこから自由を求めて地道にのし上がっていく様はまるで映画「グラディエーター」を鑑賞している気分となり、
とてもハラハラしながらも楽しめた映画でした。
特に戦車での戦いのシー
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テロ、ライブ(2013年製作の映画)

4.3

ここまでの展開になるとは正直、想像してなく、鑑賞後は夜でしたが目が覚めてしまいました。
こちらの方まで緊張感が伝わってくる演出、リズム感。
観ている映画の世界と、実世界の乖離があまりない状態なので、
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パリに見出されたピアニスト(2018年製作の映画)

3.7

映画の中に音楽のシーンが所々入っていると、鑑賞している側をとても幸せな気持ちにさせてくれます。

経済的な理由でピアノを諦めた少年と、音楽ディレクターの偶然の出会いが、その後、様々な壁が現れるけど、そ
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国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)

3.8

戦争時に妹を手放してしまい、その為に父親までも生き別れという辛い過去を背負いながら生きていく事がどれ程つらいかが伝わってきました。
何度も何度も自分を責めたでしょう。自分を嫌いになったでしょう。人生を
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技術者たち(2015年製作の映画)

3.8

終わりに掛けてからの展開が予想を超えていましたので、
驚きと期待の連続でとても楽しめました。
このジャンルでこのようなテンポの良い日本映画は見当たりません。

個人的には主人公の追いやられるシーンがも
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EXIT(2019年製作の映画)

4.6

面白い映画でした!
こんなに手に汗を握る映画は、初めてではないでしょうか。
全体のストーリーはシンプルですが、観てる方がハラハラしたり、この後どうなるのだろうかと期待や不安の要素を存分に組み込まれてい
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幸せのレシピ(2007年製作の映画)

4.3

主人公のケイトとニック。二人とも一流の料理人で見るからに正反対の性格の人物ですが、この先、どのように絡み合っていくのか?という期待感がこの映画の醍醐味の一つだと思います。

ストーリの点では良くある話
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

4.5

エンターテイメントという視点で楽しめた作品でした。
確かに実際にはありえないだろうという気持ちは置いといて、大統領を目指しているシャーリズ・セロンと頭は切れるが大声でウルさいセス・ローゲンの凸凹コンビ
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.7

以前の作品「破」の戦いのシーンが良かったので、
今回もそれと同様、それ以上のモノが見れるか期待しましたが、
全体的に穏やかな流れになってしまっていた部分は少し残念でした。
他の視聴者もそれがエヴァの見
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.3

人が初対面として主人公を見ましたら、何か癖がある性格で周りとの協調性がないと感じると思いますが、実は心は温かくドライバーとしての能力は天才レベル。

こういうアンバランスに見えるかもしれませんが、周り
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ジェミニマン(2019年製作の映画)

3.3

ウィル・スミスの出演は基本的にはキレのある見応えのある作品が多いですので、期待して鑑賞しました。
本人のコピー人間という設定は良くあるストーリーで、
考えさせることはないですが、アクションシーンなど結
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

4.0

予想を超えた良いストーリー展開でしたので、個人的にはエンターテイメントとして満足のいく作品でした。
「最後のジェダイ」より遥かに楽しめた映画だったのではないでしょうか。

ある時は、おちゃらけた部分も
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スペースウォーカー(2017年製作の映画)

3.8

冒頭の飛行シーンを観て、このパイロットは只者ではないキャラクターという要素が、
次に何が起こるのだろうか?と好奇心をそそられました。

現代の最新テクノロジーに対して、初期の技術を駆使しての宇宙への旅
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はちどり(2018年製作の映画)

4.3

ウニを中心とした人物の感情の振れ幅が繊細に描かれていましたので、
この世界観に浸ってしまいました。

大人になった人達の多くが、この頃に感じた、どうしようもなく行き場を失った心、周りに人はいるけど、ど
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

4.3

それぞれの人間ドラマが事細かく描かれていて、尚且つそれらが重なって一つの目標に向けて大きな勢いを感じされるストーリーになっていました。
自然の猛威をこれほどまで、壮大で恐怖を感じさせる作りとなっており
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.0

観終わった後の感想ですが、かなりの薄味でした。

光の演出も含め、映像美は素晴らしいと感じましたが、本来映画の進行で
必要な盛り上がりの部分が欠けているため、間延びした印象を受けました。

観る側とし
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.0

驚いた事に、この話が実話であった事。
死者の過半数はお客様を守るために犠牲になった従業員の方々ということです。

お客様は神様。
このような残酷な状況下でも、その信念を貫く強さのプロフェッショナル精神
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.1

ご覧になられた方は賛否両論があると思います。
こんな状況下では人は生存が難しい、と。

けど、私は彼自身の極めて高い専門的なスキルと、理論に基づいて、
生存は可能ではないかと思います。

そこに僅かな
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.7

大胆で懐が広いトニーと、知的で冷静な孤独のピアニストのドクター。
長旅でぶつかる時も多々あったけど、お互いを少しづつ尊重し、
波長が徐々に共鳴し合っていく感じがとても人情味があって感動しました。

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人生の特等席(2012年製作の映画)

2.8

終始、頑固おやじに踏みよる娘。

和解や自分自身の蟠りを解こうとする姿勢は驚かされるものが少しありました。
見る限り、あんなに拒まれたら、普通の子供だったら諦めるというか、不快感を感じて他所へ行ってし
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.0

妻を失った主人公。
無味無臭の漂わせる様な生活に陥ったが、妻への愛が無かったかの様に悲しみさを感じさせない。
人間はあまりにも悲しいとき、怖さから心に蓋を閉めてしまう事があるのでしょうか?

取りつか
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マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

3.9

いわゆる知識の天才女性が、いろいろな経験を踏んで喜怒哀楽を表現し、
魅力的な女性へと変貌していく。
ありきたりのストーリーではありますが、初めは近寄りがたい人物から、
徐々に温かみのある人間へと移り行
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英雄の証明(2011年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

復讐劇までの段階はハラハラしながら、心の底から搔き立てる熱いモノがあったが、侵攻に対する説得の段階ではこうなるだろうな、と少し前から予想が出来た途端、なにかが冷めてしまいました。
やはり偉大な母の想い
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