映画史上においても最大の曲者、ジャン=リュック・ゴダールが最後に残した遺言。
白地のボードの上に、写真や文章の抜粋がコラージュされていく。そこには時折サウンドトラックや音楽も重なっていく。
まるで>>続きを読む
タイカ・ワイティティの新作ってことで期待して見に行ったのだけど、なんか全然良くなかったな…
実話ベースのスポーツものなので、もちろん最低限の面白さはある。つまんないとかではないのだけど。
ギャグは>>続きを読む
スピルバーグが作ったオリジナルを、ミュージカルとしてリメイク。
女であり、黒人であるという二重の生きづらさを抱える主人公ネティ。彼女の受ける仕打ちがあまりに残酷で、オリジナル版はそこがキツすぎて後半>>続きを読む
ディズニー100周年記念作品、
にしては地味…
ディズニーらしいといえばそうで、別に作品のクオリティが低いとか、伝えてるメッセージがあまり良くないとか、そういうわけではないんだけど…
いかんせん、な>>続きを読む
『ウィッシュ』の同時上映。
ディズニー100周年をお祝いする、とても素晴らしい作品だった!
従業員がいなくなったディズニー・スタジオ。そこで100年分のディズニーキャラクターたちが動き出す!
このキ>>続きを読む
いつの間にか国民的アニメになりつつあるSPY×FAMILYの初めての劇場版。映画館には子どもたちがいっぱいでした。
劇場版といえど特別なことをするわけではなく、いつものTVアニメの増刊号といった感じ>>続きを読む
アキ・カウリマスキの最新作。
理不尽に職を失ったアンナとアル中の男ホラッパ。中々に過酷な社会状況の中で2人は惹かれ合う。
前作『希望のかなた』がかなり好きだったのだが、この作品はいまいちピンとこなか>>続きを読む
フリッツ・ラング監督、ハリウッド時代の作品。
ショーウィンドに飾られた美しい女性の肖像画に魅せられた中年男。そこへそのモデルの女性が現れ、犯罪へと巻き込まれていく。
中年男と美女が不可抗力的に犯罪に>>続きを読む
映画とか芸術ってものは言葉にできないものを表現するためにあるんだよな〜
と、役所広司の演技を見て思わされる
役所広司の表情に滲むのは、悲しみでもあり、喜びでもあり、幸せでもあり、不幸でもあり…まさに>>続きを読む
何度目かの鑑賞。
このSF、フィルムノワール、ドイツ表現主義が混ぜ合わさった世界観と映像に毎度痺れる。
闇夜の街、住人たちは一斉に眠りに落ちる。そこで目覚めた記憶の消えた男。明らかに人間とは異なる「>>続きを読む
20世紀を代表する作曲家・指揮者 レナード・バーンスタインの伝記映画。
バーンスタインは映画や演劇好きには『ウエスト・サイド・ストーリー』などの作曲家としての方が馴染みがあるかも。
監督と主演を務め>>続きを読む
話題沸騰中のゲゲゲの鬼太郎劇場版。
主役は鬼太郎ではなく、まだあの姿になる前の目玉おやじと事件に巻き込まれる銀行員の水木。
とある山村で暮らす有力者が急死。ドロドロとした遺産相続の最中で次々と不可解>>続きを読む
ロアルド・ダールの『マチルダ 小さな大天才』を原作としてミュージカルに仕立てた舞台版の『マチルダ・ザ・ミュージカル』を、さらにNetflixが映画化。
世界トップレベルのキッズダンサーたちが集結して>>続きを読む
『ファンタスティック・プラネット』で知られるルネ・ラルーと、世界的なコミック作家メビウスがタッグを組んだSFアニメーション。
未知の惑星を探査中、原生物に襲われて幼い子供一人が取り残されてしまう。父>>続きを読む
90年代のセル作画によるアニメーション技術を堪能するには最高だと思う。
ちょっと懐かしい絵柄のキャラたちが超作画のアニメーションで動き出す。ヌルヌルと動くところももちろんある、その上であえて思いっき>>続きを読む
ウェス・アンダーソンがロアルド・ダールの短編小説を映画化するシリーズの1本。
率直に気味が悪いというか、気色悪いというか…。でもこの感じがロアルド・ダールのイメージに一番近い気もした。
ネズミの駆>>続きを読む
ウェス・アンダーソンがロアルド・ダールの短編小説を映画化したシリーズの1本で、4本の中でも文学性が高いかもしれない。
少年時代を回想する男。彼は誕生日に銃を飼ってもらったいじめっ子に命令されて、線路>>続きを読む
ウェス・アンダーソンがロアルド・ダールの短編小説を映画化したシリーズの1本で、その中でも一番のお気に入り。
ベッドに寝ている男の様子がどうも変。顔は強張り一切微動だにしない。彼曰く、腹の上に毒ヘビが>>続きを読む
ウェス・アンダーソンがロアルド・ダールの原作を映画化してみたシリーズ。
ダールと思しき作家がヘンリー・シュガーという男の物語を執筆する。シュガーはたまたまとある医師の記録を見つけて、そこに記録されて>>続きを読む
インセプション×スキャナーズ的な。
相手をマインドコントロールできる超能力者らしき謎の男を追うサスペンス。
どこまでが現実でどこからが虚構なのかわからない中、超能力者たちが互いの思想の元に衝突する>>続きを読む
ポップコーンムービーとしては丁度いいんじゃないでしょうか。
ここ最近マーベル映画も期待が高まりすぎ、それには応えられてない作品が多かった中で、ハードルも下がり良い意味で軽く楽しい映画が出てきたと思う>>続きを読む
とにかくカッコいい!!!
画面の全てから美学がほとばしっている!!
日活製 無国籍ノワールの傑作。
ハリウッドやフランスのノワール映画を日本でやったというモノマネなのかもしれないが、だからこその異様>>続きを読む
そもそも大好きな映画なので、映像が4Kリバイバルはとにかく嬉しい。
特にこのシリーズはどのマスターも画面が粗くてそこが毎回気になるところではあったので見違えるように美しかった!
トニー・レオンとア>>続きを読む
もちろん映像は迫力あるし、日本映画としてはかなり頑張ってるのはわかる。そこは認めないわけではない。
でも、これだけの役者を揃えといてなぜこうも演技が酷いんだ…!!!
いくら映像がすごくたってその土>>続きを読む
江戸川乱歩×実相寺昭雄
乱歩の中でも特にエロ強めな題材だけあってアブノーマルなエロスが充満している。そして実相寺アングルで責めに責めまくって、実相寺昭雄がノってるのも伝わってくる。
SMの春画の掘>>続きを読む
犯罪カルト集団“マンソン・ファミリー”
こいつらが出てくる作品や、モデルにした奴らが出てくる作品など沢山あるが、内部の視点から描かれた作品っていうのは意外となかったかもしれない。
この作品はマンソ>>続きを読む
山本薩夫の描く軍事クーデターもの。
自衛隊の反乱分子たちが寝台特急を占拠し、国家転覆を狙う。
70年代末〜80年代ってのが実感を伴ってこういう題材を描けた最後の頃なんじゃないかと思ったりする。これ>>続きを読む
監督はロバート・アルトマン。
虚実が入り混じっていく映画、中でも女性が男性への不信感からそのスパイラルに入っていく映画の系譜にあたる。
ロマン・ポランスキーの『反撥』『ローズマリーの赤ちゃん』などが>>続きを読む