慢性眼精疲労でおますさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

慢性眼精疲労でおます

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クオリア(2023年製作の映画)

3.5

この映画自体、観た人によって解釈が分かれるらしき点にクオリアというタイトルらしさがある。特に主人公の優子が言葉少なな人なので、優子の心情に関しては観た人の数だけの解釈がありそうだ。あらすじはあらすじに>>続きを読む

ソウルに帰る(2022年製作の映画)

4.0

救いがないように見えて救われる話だと思った。

フレディは生物学的な両親や出自が単に見せかけのしがらみに過ぎないと頭では考えながらも、感情がそれを全面的に肯定し難いために苦しみ、しかし最後にはそれらの
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ガザ 素顔の日常(2019年製作の映画)

-

人は、ガザに住む人々のことをパレスチナ人と呼ぶ。パレスチナ人の悪い面を見れば、自爆テロを決行したり、イスラエル人を殺害したりしている。そういった過激な行動を取る人の多くはハマスという組織に関連する人達>>続きを読む

さよなら ほやマン(2023年製作の映画)

3.5

鑑賞するとわかるタイトルのよさ。

やり場のない怒りと行き場のない悲しみは、それらを抱える人間自体も同じ場所に止めてしまう。なぜか?それは思考停止を伴うから --- まるで移動を止めたホヤが自分の脳を
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メドゥーサ デラックス(2022年製作の映画)

2.5

タイトルもビジュアルもトリッキーだからどんな魔球かと身構えて鑑賞してみたらド直球だった。

ZIMAとか飲みながら絵面とか音楽とかを楽しむことをオススメ。

ママと娼婦(1973年製作の映画)

3.1

映画自体が刺激的だったけど、鑑賞後に読んだパンフ(※)の内容から受けた衝撃がそれを上書きした。踏まえてもう一度鑑賞するべきかも知れない。いつかその機会があれば事前にパンフを読み返しておきたい。

ユス
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.9

can't wake up if you don't fall asleepの件とか眠りと死は違うの件とか、わかりにくい作品のなかでわかりやすい部分を探そうとすると生死にかかわることばかりだった。>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

2.5

「タブーに切り込むぞー!行くぞー!すごいだろー?」という話題性がすべてでそれ以上のものはなにもなく、全然切り込めてない相変わらずさにある意味安心した。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

この期に及んで自分語りみたいな内容とは。クリエイターならクリエイターらしくクリエーションする姿勢で語ってほしい。

少なくとも、君たちはどう生きるか、なんて大それたタイトルをつけるような内容ではない。
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生きちゃった(2020年製作の映画)

3.8

面白かった。絵がどうとかはさておき、不快な要素をお腹いっぱいになるまで詰め込む方法は石原慎太郎の『完全な遊戯』を連想させた。

家族とか愛とかいった記号の価値だけにすがりついて生きることを皮肉るような
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極私的エロス 恋歌1974(1974年製作の映画)

3.5

特に若いうちは頭よりも先に口や体が動くこともある。それはまだ頭があんまり働かないからかもしれないし、歳をとると体が鈍り口を慎むからかもしれない。なら動くうちに口も体もとことん動かしましょう!という人達>>続きを読む