35さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)

3.5

昨年末に前作を鑑賞してからずっと続きが気になっていてようやく観ることができたシリーズ2作目。全部を考えながら観るから疲れるのなんの。でも伏線回収がしっかりとしていて面白かった。
前作よりも明らかにパワ
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.6

もうとにかく権力にイライラする作品だった笑 でもあれくらい貪欲じゃないと富と名声を築けないってことだな…
エンディング後のシーンとエンドロール後のシーンは蛇足感があったけど、一応伏線回収していたからよ
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クレッシェンド 音楽の架け橋(2019年製作の映画)

3.9

試写会にて。
思っていたよりも演奏シーンが少なくて想像とは少し違っていたけれど、その分ストーリー要素が大きくて集中できた。「音楽は世界共通言語」とは言うけれど、音楽の力を持ってしても解決できない根本的
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魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

3.7

2021年ラスト映画。
ロアルド・ダールの原作が大好きで小学生の頃読んで未だに持っている作品。最近読んでなかったから読もうと思った。
あの小説が映像になるとこんなに怖いのかと戦慄した。魔女の描写が怖く
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ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

3.7

カーアクションが派手で見ていて気持ちがよかったし、脚本も途中まではわかりやすくて面白かった。最後だけ分からなかったけど考察要素と捉える。
映画とかドラマで、自分とか素人がザクザク髪を切ることがよくある
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

4.3

何も悪くないしむしろ誰よりも努力しているのに、誰にも理解してもらえない、話せない悩みを抱えている姿を生々しく描いていて本当に胸が痛かった。ほぼずっと主人公の表情を映すカメラワークで、微妙な表情の変化が>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

4.0

めったに下北沢行かないけど今日は下北沢トリウッドで映画を観て、映画に登場したみん亭でお昼ご飯を食べて古着屋さんに行った。プチ聖地巡りになった。
間の使い方がさすが今泉力哉監督って感じだった。でも心地よ
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ラッシュアワー(1998年製作の映画)

3.8

展開を分かりきっていても面白い傑作。
ジャッキー・チェンの作品は観たことがないに等しかったけど動きがイメージ通りでさすがだった。凸凹だけど2人とも真っ直ぐで見ていてワクワクした。

RENT/レント(2005年製作の映画)

3.8

Rick, tick… BOOM!を観たことをきっかけにRENTも鑑賞しました。
結構長めだから途中飽きてくるかと思いきや音楽と物語のテンポがいいからそんなことなかった。
エイズで命を落とす若者が多い
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さよならくちびる(2019年製作の映画)

4.1

淡々と進む中のライブシーンがすごく良かった。2人の声とアコギに組み合わせが最高に心地よくて、そこにテレキャスターが入ってグッと心を掴まれた。ハルレオのアルバムが聴きたい。
「寝たら好きになるかもよ」「
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こんにちは、私のお母さん(2021年製作の映画)

4.0

今まで中国映画を観たことがなかったと思うからオープニングのクレジットから新鮮だった。
序盤の展開は超ベタベタだなと思っていたけど、終盤は思わぬ展開に驚いた。終始コメディ要素が多くて笑えるし、最後は感涙
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.4

久しぶりにヴァネッサハジェンズの歌声聴いた…本当に素敵だった…
アンドリューガーフィールドの表現力と歌唱力すごかった。涙を流しながら歌うシーンには圧倒された。弱肉強食のブロードウェイで夢を追う1人の青
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.0

空気感がすごく好きな作品だった…音楽の使い方がとても素敵で、目を閉じて音だけ楽しみたくなってしまうほどだった。さらにベリーショートのエマ・ワトソンがあまりにも美しくて見惚れた。美しさと奔放さを併せ持っ>>続きを読む

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.7

これは全くもって“教育”ではなく“洗脳”だった。子どもに教育を受けさせる義務を放棄し健康で文化的な最低限度の生活を送る権利を剥奪する母親なんて母親じゃないって、側から見たらそう思うけど、子ども本人はそ>>続きを読む

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.0

特段新鮮な内容ではないんだけどすごく笑えた。シュールな面白さで好みだった。特に成田凌の笑い方にジワジワきた。
普通って何かとか、人を好きになるってどういうことかとか、誰もが考えたことのあるであろう疑問
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Everybody's Talking about Jamie~ジェイミー~(2021年製作の映画)

4.0

総じて素敵な作品だった。エンドロールで実際の親子の映像が見られるので最後までちゃんと見てほしい。
ドラアグクイーンになることは楽ではなくて、信頼していた人からも向けられる偏見と戦っている様子にグッとき
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愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

3.4

見始めた後に実話をもとにしていることを知って本当の事件について色々と調べたけど、本当に現実と思えないくらい残酷でつらかった。映画でも気持ち悪さがよく伝わってきて、その表現がさすが園子温監督だった。サイ>>続きを読む

ロマンティックじゃない?(2019年製作の映画)

3.8

I feel prettyとよく似た設定だった。
美人じゃなくても自信があって堂々としている人って素敵だよねっていうやつだけど、プラスで美人じゃなくても努力を見てくれている人はいる要素もあって説得力を
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

4.3

原作未読だけど最近観た邦画の中で1番好きだった。私が日本人の中で1番好きな男女優である森山未來と伊藤沙莉の共演だから期待値爆上がりしてたけど、期待を裏切らないどころか超えてきた。
伊藤沙莉はまったくも
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.5

原作未読で内容も全く知らないまま鑑賞したから、世界観に衝撃を受けた。独特な色づかいが設定の突飛さを増幅させていた。ファンタジー感とか色づかいとか、少しパプリカと似たものを感じた。
登場人物全員が面白く
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.1

すごく楽しくてドキドキする映画だった!
音楽に乗ってカーアクションが繰り広げられるのがかっこいいし爽快感もあって好きだった。亜人の実写映画もアクションが音楽に乗ってて好きだったから自分の好きな系統がよ
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.5

想像していたものと違いすぎて驚いた。ドラマだと思っていたのにファンタジーだった。
とにかく6人の演技が素晴らしかった。赤フンで踊るイケメンをみられる唯一の作品かもしれない。
エンドロールに友達の名前が
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Our Friend/アワー・フレンド(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

時系列が行ったり来たりするから自分の中での整理が少し大変だった…でも整理ができたら序盤から悲しい匂いがして涙が出た。中盤で最初のシーンに戻って娘たちに告知するときにはつらいのなんの…
1番最後の原作ま
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.5

面白い映画ではあったけど、評価が高いから期待しすぎてた感はあった。ハードルを超えることはなかった。自分がティーンだったらもっと楽しめたんだろうな。
特に恋愛では展開が謎すぎる部分が多くて私には理解でき
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.7

お酒は用法容量を守らないと本当に危ないな…酔っ払っている人間を客観的に見ると本当に滑稽であることがはっきり分かる映画。論文の構成に沿って物語が進んでいく形式が面白かった。
学生からしたら、先生がつまら
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ビルド・ア・ガール(2019年製作の映画)

3.5

あまり捻りのないサクセスストーリーだった。事実に基づいてるらしいけどほとんどの場合はこうはいかないってみんなが思うんじゃないかな。最後のセリフパートは個人的には不必要だった…語りすぎない方が美しい終わ>>続きを読む

シークレット・チルドレン 禁じられた力(2015年製作の映画)

3.4

すごく観る人の捉え方に依存している作品だった。
設定が非現実的で複雑だけど登場人物がほぼ4人しかいないから処理はできる。父親役が、険しい顔になってしまうくらい恐ろしい演技だった。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.3

原作を知らず、SFがあまり得意ではない私でも傑作だと思った。鳥肌立ちまくってた。
IMAXは酔っちゃうから観られないので普通の劇場で鑑賞したけど、十二分に迫力があって没入感がものすごかった。(IMAX
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

4.0

たった12分、セリフなしでも響いた。
銃乱射は日本では滅多にない事件で現実味がないけど、少しだけ当事者の気持ちになれた。”If anything happens I love you”を伝えられてよか
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.7

観てから気づいたけど相当長かった…
ニックはジェイに肩入れして彼以外はカスだって言ってたけど、ニック以外はカスに見えた。ジェイの人生でニックに会えたことは最大の財産だったらいいなと思った。
再三のダン
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

3.7

古都京都が舞台だったからこそデジタルを表すビビットカラーとの対比が効いていたと思った。
設定は“トゥルーマン・ショー”と“フリーガイ”と“竜とそばかすの姫”を足して割ってSFを掛け合わせたような印象。
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泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

3.4

スピッツの“猫になりたい”を想起する作品だった。
キラキラのファンタジー青春映画って感じで全てが可愛かったが、想像していた通りの展開で驚きはなかった。
何も悩みがないように見える人も言葉にできない気持
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シンデレラ(2021年製作の映画)

3.6

作品に関する情報をほとんど知らずに観たらミュージカル映画だった。聞いたことがある曲ばかりだなと思ったらアレンジされたヒット曲が売りのひとつだった。特にPerfectとWhatta Manが印象的だった>>続きを読む

トムボーイ(2011年製作の映画)

4.0

10年前の映画だけど、現在も根本は変わっていないのではないか(特に日本では)と思った。子どもは純粋だが、それ故に躊躇いなく酷なことをしてしまう…男の子に比べて女の子の方が精神的に(肉体的にも)成長が早>>続きを読む

カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

3.9

ええ〜これで終わっちゃうの?!って少し思ったけど現実的な終わり方ではあったのかな。夢も現実も見せられた。
白黒映画とカラーの現実で夢と現実がはっきりと対比されてて素敵だった。

his(2020年製作の映画)

3.5

子どもの存在の大きさたるや。空ちゃんの言葉で大人たちが考えて行動して、純粋無垢だからこそ言えることをズバズバ言ってくれる姿に救われた。
LGBT×裁判だからチョコレートドーナツみたいなのかと思ったけど
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