35さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

4.0

前篇に続いて鑑賞。
ラストシーンまでは感情移入して夢中になっていたが、あまりにもドラマティックに作られすぎていて少し俯瞰してしまった。ラストシーンはあそこまですべきなのか、賛否が分かれるだろうな。とは
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あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

4.2

長すぎて今まで鑑賞に踏み切れていなかったけれど思い切って。まず、本当にすごいエネルギーの映画だった。性的描写が多めで、厳しい介護現場を映したり生死に触れたりしていることで人間味が溢れていた。
友人はこ
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.0

見ている方が恥ずかしくなってくるくらい絵に描いたような青春だった。自分が女子校だったから尚更そう思ったのかもしれない。青春だけでは終わらずSF要素もあり、夢中になれる作品だった。ラストは思わず身を乗り>>続きを読む

HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.5

ポスターの美しさに息を呑む…
ティモシーシャラメの垢抜けきれてない感じか映画内で言う夏鳥でも地元民でもない人間っぽさを強調していてよかった。
夏ってなんでも起こりうる魔法の季節だな。

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.3

ニューヨークの街と登場人物は美しかったけど、脚本はイマイチだった印象。大きな盛り上がりもなくドキドキするシーンもなくあっさり終わってしまった。セレーナゴメスが飾っていない役でイメージが変わった。

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.7

懐古のロマンを詰め込んだような作品だった。
現代の人が憧れる1920年代の芸術家は1890年代に憧れ、彼らはルネサンス時代に憧れる…ないものねだりに近いのかなと思った。
パリのおしゃれで綺麗な街並みを
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.8

原作未読です。
大学生によくある姿にとても共感しつつも題材は重くとても考えさせられた。処女がどうのこうのっていう映画かと思っていたら大間違いだった。出演者の中でも特に奈緒さんが印象的な作品だった。
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オールド(2021年製作の映画)

3.8

普段は怖くてスリラーは映画館で観ないけど、評価が高くてどうしても気になったから勇気を出した。急に驚かされる要素はなかったから安心した。
ツッコミどころは多々ありつつも中盤の怒涛の展開には釘付けになった
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.8

これが異性愛だったら、事故死の前まではごくありふれた物語なのかもしれないと思った。お互いに同じ気持ちだと思っていたけどズレがあって別れてしまう、理想を押し付けてしまうのは恋愛でよくある別れの形。
それ
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.5

号哭しない藤原竜也が新鮮だった。
原作未読だけど伏線が強めに主張していたからか分かりやすかった。自分でじっくり推理しながら観るには物足りなさがあるけど、分かりやすく回収してくれるからそこまで頭を使わず
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テーラー 人生の仕立て屋(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

生活音と音楽と視線の持っていき方が面白い映画だった。
脚本は、途中まではほぼずっと幸せでとてもよかったんだけど後半は賛否両論ありそう。私個人の意見としては不倫は必要なかった…ニコスそういうキャラじゃな
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.8

おしゃれで美しい映像、ほっこりとドキドキと悲しみを味わえる脚本、感情移入できる演技、どれをとっても素晴らしかった。
映像は特にメグの結婚式がとっても可愛かった。家族のほっこりしたシーンがあるからこそ戦
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

2.7

始まりは緊迫感があって良かったが、話が進むにつれて微妙になっていった。
原作未読だが、この手の作品は小説の方が夢中になれそうだと思った。

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.8

評価が高いから観てみたら、アクション映画の中でもトップレベルで面白かった。
こんな未来も遠くないのでは?もしかしたら自分がゲームのモブキャラかも?と思ってしまう世界観だった。
ミリーに真実を告げられた
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モロッコ、彼女たちの朝(2019年製作の映画)

3.5

“異国感”が強い作品だった。モロッコは実際にあのような生活をしているか分からないけれど、モロッコ庶民の生活を体験できた感じがした。何よりも美味しそうなモロッコ料理の数々…何も食べずに観たのでお腹の虫が>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

ハッピーハッピーしてるときにこのまま終わるわけないと思っていたけど本当に終わらなかった。胸糞とスカッとを両方ぶん投げられて終わった。
想像していたようなクレイジーでグロテスクなスリラーではなかったが、
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.7

だいぶ前に友人に勧められて、今日ようやく朝一で見始めたら最初からエグかったので昼にずらした。
松坂桃李の演技の幅広さには毎度驚かされる。続編楽しみだけど映画館で観たら吐きそうなので配信まで待つことにな
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最高に素晴らしいこと(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ヴァイオレットが「見つけてあげたかった」って言ってたことをフィンチに教えてあげたい。もう少し待てば助けに来てくれるよって伝えたい。
フィンチは姉を失うことを恐れていたけど、お姉さんも同じだったんじゃな
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

音楽と映像はとてもよかったけど物語(特に終盤)はちょっと物足りなさがあった。
仮想に比べて現実が小さいものであることはわかるが、竜の正体が判明してからあまりにもトントン拍子すぎるし急に大好きとはならな
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.5

置いていかれないけど間延びせず飽きないテンポがとても良かった。ただのミュージカル映画ではなくラップがあったからテンポよく感じた。物語もメッセージ性がとてもあって感動した。特にニーナが挫折から新しい目標>>続きを読む

RADWIMPSのHESONOO Documentary Film(2016年製作の映画)

4.5

バイマイサイ本当に大好きな曲。Takaと洋次郎が歌ったやつが配信されて買ったけどスマホ変えたら聴けなくなったことが悔しすぎる。早く前みたいに人パンパンの会場でライブできる日が来ますように。

キネマの神様(2021年製作の映画)

3.7

50年前のシネマシーンは全く経験したことがないけどどこかノスタルジーを感じる作品だった。さらに現代のコロナに苦しむ映画関係者の苦しみが伝わってくる場面もあり、どうにか映画を含む芸術が廃れないでいてほし>>続きを読む

子宮に沈める(2013年製作の映画)

3.5

観るのに相当な勇気が必要だった。ショッキングな内容だと分かっていたからなるべく直視しないようにしていた。このような事件が起きたときに真っ先に親が責められてしまうのは仕方ないのかもしれないけれど、そこが>>続きを読む

体温(2011年製作の映画)

3.4

「終わらない青」をきっかけにスタッフが増えたということで、急激な技術の向上を感じた。連続で観たから余計に。着想は「終わらない青」より前からあったらしい。
この作品もキャスティングが面白い。桜木凛さんが
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終わらない青(2009年製作の映画)

3.3

お金なかったのがすごく伝わってくるけど、定点で撮影しているところとBGMがないところがリアルさを出してると思った。
緒方貴臣初監督作品ということでインタビュー記事を読んで、その中にヒロインのオーディシ
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E.T.(1982年製作の映画)

4.0

初めて観たけど、噂通り夜に自転車で空飛ぶシーンは中盤くらいで訪れるし指と指を合わせるシーンはなかったw
音楽がとってもいいことが不朽の名作であることを助長していることと、動物実験への反対感情がよーく伝
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遠い夜明け(1987年製作の映画)

4.6

辛くて苦しくて何回も涙が出た。
人種差別に関する映画はいくつもあるのにどうして現在も起こってしまうんだろう。
ビコが言っていた、「黒人が白人に対して感じている劣等感をなくさなければならない」という言葉
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ハムレット(1996年製作の映画)

3.0

話どうこう以前にとにかく長い。それもそのはず、原作のセリフを一つもカットせずに作られたらしい、、その上文語表現もそのままっぽいから頭フル回転で見続けるのがキツかった。
最後まで観るのはものすごい体力が
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.3

予告も何も見ずに観た方がいいというレビューを読み、その通りポスターしか見ていない状態で鑑賞した。
どうにも感想を表現し難い映画だった。どれが現実でどれが非現実なのか。認知症患者がどのような景色を見てど
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モンスター(2003年製作の映画)

4.0

最初は身を守るためだった殺人が、愛する人と生きていくために変わる。殺人犯と分かっていても感情移入したらつらくてたまらなかった。リーが就活を始めたとき、もっと弱者に優しい世界になってくれたらいいのにと強>>続きを読む

ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.9

絶妙な古めかしさが結構ツボで好きだった。しかも主要登場人物が全員イケおじで最高だった。イケおじ以上にロザリンドがイケメンだった感はあるけど。それにしてもエイム良すぎてビビった。
カットがたくさん変わる
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.2

主人公と一緒にアメリカを旅できる作品だったな。このご時世のおかげでしばらく海外に行けていないから、アメリカの大自然を映画館のスクリーンで体感できてよかった。自分も一緒に旅している感覚になったのは、きっ>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.9

映画館のポイントが失効しそうだったから突然思い立ち、公開終了直前に観てきた。
予告で騙されるって聞いてたから最初から見逃すまいと釘付けになって観ていた。結局最後は意表を突かれたけど。
あの憎たらしい役
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名探偵コナン ベイカー街の亡霊(2002年製作の映画)

3.8

コナン映画で「何で生きてるの?」は禁断の質問だけど、この作品は現実世界じゃないから比較的すんなり受け入れられてよかった。
過去作の中でもトップレベルで好き。面白かった。

名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

3.7

相変わらずありえない展開盛りだくさんだけど赤井ファミリーが集結してるだけで胸熱だった。
コナン映画を映画館で観たのは初めてだったけど、断然その方が面白い!

劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒(2013年製作の映画)

3.5

ゲノセクトのキャラデザインはあまり好きじゃないけど、色々なポケモンが登場してわちゃわちゃしてる感じは好きだった。特にリザードンとカイリューのコンビは熱かった。
いきものがかりの笑顔がこの映画の主題歌だ
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