とらキチさんの映画レビュー・感想・評価 - 25ページ目

とらキチ

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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.3

未解決事件のドラマ作品と聞いて、最初は「悪魔のようなあいつ」を思い出したが、実際に鑑賞して、フィンチャーの「ゾディアック」を思い起こした。連続殺人鬼の調査、捜査で人生を乗っ取られてしまう。フィンチャー>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.2

「KCIA 南山の部長たち」で描かれたように朴正煕が暗殺されると、今度は保安司令官であった全斗煥がクーデターを起こし実権を掌握する。それに対して抗議するために光州市で起こった民衆蜂起及び弾圧が光州事件>>続きを読む

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.8

バッキバキの眼がヤバい!
洋の東西を問わず人間社会におけるコミュニティの閉鎖性、排他性はやはりテーマになるようで。そんな村社会であるからこそ"country"は"田舎"であるし、その規模が大きくなれば
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

4.2

1979年10月26日に起きた朴正煕大統領暗殺事件を基にしたサスペンス。韓国中央情報部(KCIA)の部長が忠実に仕えていたはずの大統領を暗殺するまでの40日間の過程を描く。
誰が誰とか、人間関係の説明
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SPOOKS スプークス MI-5(2015年製作の映画)

3.6

TVドラマ版を以前観た覚えがあります。BBCの製作した骨太なスパイドラマシリーズ。コレを観て「イギリスって至る所に監視カメラが設置されていて、ずっと見張られちゃうんだなぁ…怖っ💦」って思った覚えがあり>>続きを読む

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.9

昨秋開催されたジャン=ポール・ベルモンド傑作選。その時セレクトされていたのは"アクションスター"ジャン=ポール・ベルモンドとしての作品が主でした。
それらとは別でジャン=ポール・ベルモンドといったらコ
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スターリングラード大進撃 ヒトラーの蒼き野望(2015年製作の映画)

3.9

2019年から2020年にかけて、ミリタリーマニアだけでなく、一般の映画ファンからも支持を集めた傑作戦車映画「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」。ヒットの要因には戦車戦の描写だけでなく、個性的な登場>>続きを読む

ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)

3.5

劇場公開時鑑賞しましたがCSにて再鑑賞再レビュー。
脳筋全開。アメリカ国防総省全面協力の国威発揚プロパガンダ映画。
現代における脳筋具現化俳優一番手クリスヘムズワースに、みんな大好き💕シャノンにペーニ
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リターン・オブ・ザ・キラー・トマト(1988年製作の映画)

2.5

今から2か月前、"不朽の駄作"「アタック・オブ・ザ・キラー・トマト」鑑賞時、上映前の案内の際に続編の上映決定!とのアナウンス。3分の2は埋まっていた客席からはどよめきが。そして観てきましたよ続編「リタ>>続きを読む

ファントム 開戦前夜(2012年製作の映画)

2.9

潜水艦モノにハズレ無し! でもなかった…。
BS/CSの番組表を見ていたら、潜水艦×エドハリスの組み合わせにビビッときて録画鑑賞。
うーむ😓あらすじを読んだ限りだと、面白そうな感じなのに…エドハリスは
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キング・オブ・シーヴズ(2018年製作の映画)

3.8

多くの方がレビューで書かれているように、私も"オーシャンズジジィVer."的なものを想像していたらいい意味で裏切られました。
2015年にイギリスで起こった強盗事件をベースにしたシリアスなクライムドラ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.5

ドルビーシネマにて鑑賞。実は初見。だってほら、当時予告編でやたらチュッチュ💋してた印象でエーッって感じだったし、オスカーに多数ノミネートされてやたら賞賛の嵐!みたいなのがちょっと…って感じでなんとなく>>続きを読む

甦る三大テノール 永遠の歌声(2020年製作の映画)

4.0

名古屋人にとってパヴァロッティというと1997年行われたナゴヤドームの柿落とし公演を思い出す。
『パヴァロッティ 太陽のテノール』から4か月。またあの"ハイC"を聴くことができました!
1990年のロ
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ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画(2019年製作の映画)

4.0

2021年、年初公開作品ラインナップの中で一番楽しみだった作品。
宇宙開発に携わる女性の活躍を題材にした作品。同様なテーマの作品として「Hidden Figures」を思い出す。
主人公の女性タラが何
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

4.0

他人のオナラで涙😭することになるとは…
「ディックロング…」がちょっとアレだったのですが、同監督の今作も鑑賞。
ナンセンス。ナンセンスなんだけど、文明社会とは何か?人生とは何か?そんなことをオナラを通
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スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

3.0

ハリウッド映画の名アクションシーンでスタントを務めた、スタントウーマンたちに焦点を絞ったドキュメンタリー。
ここでもやはり差別があった。マッチョイズム全開のようなこの業界で女性が台頭するには大変な苦労
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリー作品「RBG 最強の85才」を鑑賞したので、同時期に製作されたこちらも鑑賞。
劇場公開当時、今作がRBGのことを描いた作品だと気づかなかった。その要因のひとつには、このしょーもない邦題
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RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

4.0

公開時劇場で鑑賞して、NHK「BS世界のドキュメンタリー」で流すのに丁度いいくらいの尺、内容だなぁと思っていたら、本当に前後編に分けてBSで放送されたので再レビュー。
こう言っては身も蓋もないけど、今
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国葬(2019年製作の映画)

3.5

1953年3月5日亡くなったソ連の独裁者スターリンの国葬を捉えた大量のアーカイブフィルムを再編集したアーカイヴァル映画。そもそもは「偉大なる別れ」というプロパガンダ映画を製作するための素材。
スターリ
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

4.4

時代は少しずつ進んでいる

「ルースエドガー」「ブックスマート」等2020年に鑑賞した作品の多くで扱われた内容をテーマにした作品といえると思う。
「隣人を愛せよ」のシーケンスのカット割、ショットとか完
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.5

地上波で深夜放送されていたのを久しぶりに観た。
若き日のディエゴ・ルナやゾーイ・サルダナが出てたのね。ゾーイ・サルダナなんて後に本当にスタートレックに出ることになるし。キャサリンゼタジョーンズ演じるC
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天気の子(2019年製作の映画)

2.5

「この監督の作家性は童貞感にある」と何処で読んだことがあって、そのつもりで観たらなるほどDTドリーム全開だなぁと思った。
ちょくちょく挟まれる雑多なTOKYOの風景。いろいろお金を集める上でも大いに効
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

4.0

ドルビーシネマにて鑑賞。
スクリーンにドーンと出てくる"WW1984"。あえてその略称を使ったのにはやはり意味というか、二つの要素があると思った。ひとつはG.オーウェルの"1984"の援用。終盤の全世
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ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!(2020年製作の映画)

3.7

前二作は未見。
なんか観ていて、キアヌって芝居下手⁈って思ってしまった。2人合わせて喋る台詞が多かったからかもしれませんが。でも敢えてデビュー当時の一作目のテディに合わせた役作りだったのではないか⁈と
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NETFLIX 世界征服の野望(2019年製作の映画)

3.8

予告編で観た印象とは違って、ちゃんと作られていたドキュメンタリー。現時点で「NETFLIX」と言われて想起するコンテンツ配信や自社資本による作品製作についての事は極後半でサラッと語られるだけで、メイン>>続きを読む

ベルボトム(2019年製作の映画)

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IMWJ2020リターンズ第1弾
途中寝た!(汗)でもなんとなく自分の中で話しは繋がりました(苦笑)まぁ、こんなものかな、と。

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.5

結構予想していた内容と違っていた。当時の韓国の平均的な女性像を描くものかと思っていて、コーヒーショップでのやり取りのシーンのような展開が続くと思っていたが、ある意味ホラーで中々特殊な人物像だった。旦那>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

久しぶりに重厚な裁判劇作品を観た!って感じ。トム・ヘイデンら二人の言い分の青臭さが鼻につくものの、アビー・ホフマンらヒッピー二人は最高!またブラックパンサー党議長のボビー・シールへの対応は、怒りがこみ>>続きを読む

プロフェッショナル(1981年製作の映画)

4.0

ジャン=ポール・ベルモンド傑作選第6弾
今回の傑作選の中では唯一の80年代作品。当局に裏切られたスパイ、というよくあるプロット。でもジャン=ポール・ベルモンドは体躯的にも緩んでいないし、ちゃんと動いて
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警部(1978年製作の映画)

3.3

ジャン=ポール・ベルモンド傑作選第5弾
色々やりたい放題のジャン=ポール・ベルモンド!しまいには娘まで絡んできて、いよいよ訳分からん!な状態になる。でもそれがジャン=ポール・ベルモンドなのだ!

危険を買う男(1976年製作の映画)

4.1

ジャン=ポール・ベルモンド傑作選第4弾
めっちゃ走ってたし、跳んでた(笑)そうゆうシーンをちゃんと自分で演るのがジャン=ポール・ベルモンドのいいところ。

アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

1.0

不朽の駄作
やはり、あまりにもシュール過ぎた。途中の変なロールスーパーとかスベリ倒している。一番の見どころはガチで墜落したというヘリコプターのシーンか。
今月、リターンも上映するらしいのでもちろん行き
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オー!(1968年製作の映画)

4.2

ジャン=ポール・ベルモンド傑作選第3弾
元レーサーという設定、冒頭のレースシーン、フォーミュラカーを見れば、やはりアニメ版ルパン三世を思い出させる。しかもレーシングマシン「マトラ MS630」の動く映
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PLAY 25年分のラストシーン(2018年製作の映画)

2.5

今の世の中、スマホで動画から何から簡単に撮って発信できる時代だから…という事で立ち上がった企画なのだったと思う。てゆーかあの時代に「記録だ」と言って年がら年中カメラ廻しているヤツなんていないだろう。他>>続きを読む

ジャン=ポール・ベルモンドの 恐怖に襲われた街(1973年製作の映画)

4.0

ジャン=ポール・ベルモンド傑作選第2弾。
初の警官役だったらしい。やはりアクションシーンに自ら挑んだ、というのが素晴らしい!ジャッキーがジャン=ポール・ベルモンドを敬愛するのもわかる。そして密かにポイ
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大盗賊(1961年製作の映画)

3.9

ジャン=ポール・ベルモンド傑作選第1弾。
若き日のジャン=ポール・ベルモンド。コレを観ればジャン=ポール・ベルモンドがルパン三世のモデルだというのがよくわかる。明るく女好きな義賊で、その身のこなしとか
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