ワタナベさんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

舟を編む(2013年製作の映画)

3.9

「ことば」に対する人間一人一人の非力さ、そして「ことば」を操るにはあまりに短い「命」という制限時間をもつ人間そのものの無力さが、トゲのない柔らかいストーリーの中で描かれていた。

フィッシュストーリー(2009年製作の映画)

4.2

伊坂幸太郎原作ローラー三作目

最後の怒涛の伏線回収は映像だとダイジェストっぽくなっちゃうけど本で読んだら鳥肌もんだろうなと思った。

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

3.9

①、②よりはちょっと落ちる感はあったが③までちゃんと面白かった

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.1

②というよりは①のアナザーストーリーという感じ。他のトリロジーにありがちな、単なるつなぎとしての印象が薄いのは
①→②→③
と続く物語でありながら、実質

①’(②)→②’(③)
の構成になってるか
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アフタースクール(2008年製作の映画)

4.2

やられました。鮮やかな伏線回収とどんでん返し。面白かった

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.6

まず、評価どうこう以前に、アンハサウェイの破壊力がすごい。可愛すぎる。

安定感があり、ほっこりするお話でした。
ただ、ちょっと安定感ありすぎかなぁとも思いました。
『プラダを着た悪魔』のオマージュか
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.4

ジョージルーカスの当時の構想とは異なるとされたレイを主人公とする続三部作は、いわば「血統」を継がないものかも知れない。そう思って観ると、レイの最後のセリフといい、『スターウォーズ』の中の1エピソードで>>続きを読む

靴職人と魔法のミシン(2014年製作の映画)

3.1

室内で靴を履く文化のない日本では撮れない映画ですね。
鑑賞中「多分こうなるだろうなぁ、、」という予想通りに物語が進んで「あぁ、やっぱり」と思う場面が多かった印象
あと事件が片付いた後の伏線回収というか
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.0

最も完成されたトリロジーと言われる作品の一作目、時代性を持ったガジェットと音楽の応酬でかっこよかった。

オリバー・ツイスト(2005年製作の映画)

3.2

オリバーにこれといった主体性が見られないため、その境遇の過酷さを見る傍観者としての視点になってしまい、多少退屈に感じてしまった。

鴨川ホルモー(2009年製作の映画)

3.4

森見登美彦の「四畳半神話大系」にも通ずることですが、こういうファンタジーを成立させる京都大学という場所の神秘性や不可思議さは無二のものだなと感じました。
個人的に一浪でも行けなかったことが悔やまれまし
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.5

久々に映画でしっかりハラハラしたのでこの評価になりました。
(BB8のファンになりそうです。ドロイドだけど。)
レイとカイロレンの間の繋がりは、ハリーポッターとヴォルデモートの関係を彷彿とさせましたが
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スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

4.2

「スカイウォーカーの夜明け」を劇場で見る為の予習として鑑賞。
エピソード1〜6の内容は若干うろ覚えでしたが、それでも面白かったです。
ただやはりラストに向けた「つなぎ」としてのストーリー感があったため
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重力ピエロ(2009年製作の映画)

4.0

伊坂幸太郎原作ローラー2作目

原作を読んだ事はありませんが、テーマとしては是枝監督の「そして父になる」と通じる部分があると感じました。
ただそれも、テーマ性に共通点を感じただけで、作品のオリジナリテ
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.5

ゴダール作品初挑戦でした。
「ちょっと悪いくらいがかっこいい」をこれでもかというくらいお洒落に描いているように感じました。
昼食がてらに片手間に見てしまったので、もう一度しっかり見たい

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.3

観たままの感想としては、夢野久作の「ドグラマグラ」を観た時と同じ印象を受けた。
主人公が自分自身という「オリジナル」を見失っていく様は、パソコンなど、「コピー」(あるいは虚構)を無限に生み出す技術が台
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.4

テレビの予告編を見ていたので、最初の方は「万引き家族」と比べながら見ていましたが、後半になるにつれ是枝監督の映した「家族」像とは違うなと感じ出した。
「万引き家族」が社会の最小単位としての家族の形を映
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.1

ラスト3分の1辺りまで戦争映画らしいシーンはありませんでしたが、だからこそ忍び寄る戦火と(あるいはナチスと)主人公の精神や生活との影響関係がよく描かれていたと思います。
ただ、大学でドイツ語を履修して
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地下鉄のザジ(1960年製作の映画)

3.1

トムとジェリーを見ているようなポップな印象を受けた。

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

4.3

高校生の頃には「桜花抄」が刺さり、大学生になった今は「秒速5センチメートル」が刺さりました。
「君の名は。」とは違った新海誠テイストのラブストーリーがいいです。

アメリ(2001年製作の映画)

3.4

フランス映画には漠然と苦手意識がありましたが、この作品は楽しんで見れました。

サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.6

同じ場面が何度も視点を変えて映される「セルフ群像劇」的な展開が面白かった

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.0

入れ替わり系の作品として、登場人物と観客、制作者と登場人物、そして制作者と観客との間にある物語に関する情報量のズレの埋め方が巧みだった

アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

4.1

原作を読みたくなった。
しばらくボブディランを聴くことになりそう
※伊坂幸太郎原作映画ローラーに伴い評価を変更

ハーモニー(2015年製作の映画)

3.5

原作を途中まで読んだ状態で鑑賞。
「命を大切にする」社会が、一周回って死やそれに類した状態に向かう。という世界を描くのに必要であるwatchMeなどの物語内設定は、原作、つまり文字言語という曖昧な媒体
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