ordinalさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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イディオッツ(1998年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ホームビデオ感というかドキュメンタリー感というか、、、途中途中のインタビューの場面により現実なのかフィクションなのかが分からなくなる。

とても実験的、突発的、刹那的、流動的であり、シンプルだからこそ
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エル・トポ(1970年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

様々な敵との一騎討ちを経て崇高な精神と無敵な体(撃たれる場所を調節する方法)を習得したのに、最後は結局感情のままに皆殺しにするのか、、、。
欲するものがあっても得る目的と必要性が無いと、もぐら(=El
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ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

映画が虚像であることを直接ネタバラシ的に鑑賞者に気づかせるパターンは珍しい。画面が虚構であることに気づくことは重要なことであるが作品として終盤までフィルムと鑑賞者の中に築かれてきた新たな世界観が崩れ去>>続きを読む

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

自由奔放、勝手気儘!
(体の)曲線が魅力的な短い生命(線)なんだから感情の赴くままに走れ~!というメッセージを感じた。
どこへ行くにも縫いぐるみを持っ(振り回し)ている娘と漫画を大事に抱えている男がイ
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インフル病みのペトロフ家(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

現実には主人公の身に何も起きず、"棺の中が空になっていた"という不可思議なニュースを観るほんの数秒を、鑑賞者は2時間以上を掛けて体験させられたというオチなのだろうか。
ニュースはテレビをつければ次々と
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

現実はモノクロ、舞台はカラーで表されているが、この映画自体が演技であり、演技中の演技(カラー)と本当の現実である客席(カラー)で演技(モノクロ)が挟まれている。更に演技中の演技中の演技である窓枠越しの>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

統治する者と社会的弱者、正義とモラルの葛藤について考えさせられた。

物凄く個人的にショーシャンク観た直後の視聴だったため、レッド(モーガン・フリーマン)が社会復帰して重鎮としてすっかり活躍してるよう
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

冤罪系の話はやるせなくて嫌いだが、主人公が希望と余裕を失わなかったことが救いでむしろ塀の中が楽しそうに見えた。署長がとにかく悪いやつだったが人を力で押さえ込む施設のトップにいると人はああなってしまうの>>続きを読む

アルタード・ステーツ/未知への挑戦(1979年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

結局映画のメッセージとしては、無←→愛
ということなのか?
いけないものの手を借りながらではあるが、しっかりアイソレーションタンクが主役になっており幻覚を表現する映像も凝られていて面白かった。

ダー
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お早よう(1959年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

スマホに時間を使われ何でも加速が求められる現代だからこそ本作から気づかされることが多くある。面倒臭くも楽しいご近所付き合い、アナログなデマの拡散、繰り返される天気の話、反抗期のスリルあるヘソ曲がり、そ>>続きを読む

フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

なんか途中デート忘れてバスタブにタイヤ付けてたけどピエロ男カッコいい。
悪い人もいるが良い人が沢山いて良かった。

繋がってるもう一人の末端の感覚をも感じるのは不便だろうが良いこともあるものなのだな。
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

やはり宮崎駿の死生観が感じ取れるではないか。
NHKプロフェッショナルを観たが、高畑との決別、自己との対峙か、、、。監督が勝手に内面の世界に浸り込みすぎていて最早鑑賞者は置いてきぼりだが、彼の爆発的な
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HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

変なの~!
シュールで怖くて頭おかしい感じなのについ夢中で観てしまう。
編集も絶妙に気持ち悪良い。
たまに入る彼女らの変な一言二言のごちゃごちゃした会話に思わず笑わずにはいられない。
あの7人組好きす
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ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

一刻も早く優雅ないつも通りの食事にありつきたくて妄想が行きすぎている。
また、腹ペコで一本道を歩いていると各々が別のゾーンに入る。

正しいバスの見分けかた(2015年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

妥協はアカン、何事も。

エデン、その後(1970年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ただの妄想か放課後か、それとも、
禁断の誘惑に負け楽園を追われたその後、、、?
カフェ「エデン」が学生たちにとっての息抜きの場、つまり楽園であることは間違いなさそうだが、映像と言葉が断片的でアートすぎ
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

デイン・デハーン目当てで鑑賞。
VRの感じとか真珠がジャラジャラある惑星ミューンの世界観が良かった。

ヒロインがツンケン意地っ張り完璧ガールで最後まで任務中感があって鑑賞者が2人に置き去りにされるこ
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コンセント(2002年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

そうか、忘れて良いことは忘れているものなのか。

個々人の心理を扱う仕事はとても複雑で繊細で難しいものなのだと思った。

他人の心を完全に理解することはできないけれど、カタルシスがされて観ている側まで
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キカ(1993年製作の映画)

3.4

とっ散らかった可笑しな話だと思って観たら割りとしっかり事件性と伏線回収があって面白かった。

アリス(1988年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

少女が石や要らなくなったものをとりあえず投げるのがなぜか癖になる。

実写だからこそ、目から出る涙があまりにもビシャビシャ過ぎて笑ってしまった。

毎度学ばず引き出しの取っ手が外れて転ぶのはどうにかな
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ウィッカーマン(1973年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

転生か復活か。
自然の新陳代謝のループの中に人間は含まれるものなのだろうか。

伝統だから慣れているのだろうが子どもを含め島民の一丸となった"知らない"演技が出来すぎていて不気味だった。

日本人から
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プール(2009年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

"意思"がテーマになっていると思う。

なぜプールという題名なのだろう?
もちろんプールを中心に色々行われるわけだが、何かの"溜まり場"ということだろうか。


ビーが可愛すぎる。

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

大量の必要書類に壊れる機械、ミラクルな人的ミスによる冤罪、インチキ美容、役所に行けば「管轄外」と言われ、、、嗚呼ストレス社会!

機械化が進み個人情報の管理が強化されることで事はどんどん面倒くさく複雑
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Dr.パルナサスの鏡(2009年製作の映画)

3.5

ちょっと似てると思って見てたら美化後(幻想)が本当に御本人でビックリ!

幻想世界の入り口(鏡)がアルミ貼った安っぽいビニールカーテンみたいで妙に現実的で一見嘘っぽいのが良い。

血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

お父さんの研究内容や主人公の"恐怖"に関する思想、幼少期のトラウマについてもっと浸りたかった。

度々時計がアップで映るのは何だ?

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

音楽(クラシックとポップス)、美術(考古学)、詩(哲学?)など芸術が絡んでくる感じが良かった。エリオの編曲ピアノを後半でも聴きたかった。
良い話だったが、ハッピーエンドでもうじき終わるかな?と画面をタ
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