ordinalさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

キモさと幻想を極めている。
シュルレアリスィティック。
意味はわからない。
思わず目をそらしたくなるが異形の胎児の潤いとツヤは嫌いでない。

鉛筆工場の「書ければ合格」みたいな価値基準と手作りメカ感が
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怪物(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

親目線での校長室の場面がホラー過ぎた。そして真実とズレた数々の不器用なSOSを正しく理解することは非常に難儀である。
子を信じてあげることは大切なことだが、世の中、何が真実で何が誤解かなんてわかったも
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

間、無声、瀬戸内海、そしてドライバーが良かった。
色々な言葉の伝達の手段が入り混じっていることが新鮮で興味深く、むしろ複雑で内省的な会話では日本語同士でも通じ合っていることが不思議に感じた。
割りと短
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クワイエットルームにようこそ(2007年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

面白かったが苦しかった。
栗田さん、メールアドレスlife is happy loopなのに運ばれてばかりのループで切ない。メモ捨てて正解だった。

節分か!?が良かった。

キャリー(1976年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

怖くはないが悲しい。

ホラー映画なのに、アットホームでスローモーションな更衣室のシーンと、束の間の幸福感が演出された夢の様(観てても目が回る)に綺麗なプロムのシーンが印象的。

トミーが計画を知らな
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

(ホテルを)"買ってない"経緯が壮大すぎる。

いたるところで現れる穴や窓によって画面に空間が広がっていく感じがして(ずっと追いかけっこなのもあって)、ホテルの複雑な建築と呼応して映画全体が迷路の様だ
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

三人兄弟、そしてジャックの立ち位置が羨ましい。カバン可愛い。心の片隅でカバンがスられないかずっと気にしてしまった。
自分で音楽流して雰囲気演出するのも良い。何より列車の作り込みが凄い!
ラスト、インド
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パラダイス 神(2012年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと怖い。
汝の隣人を愛さないといけないのでは?
主人公の女性は信仰心を強く持ちすぎて教えの意味をはき違えている気がする。
数人でテーブルを囲み聖歌を歌うシーンでは、観者がイエス目線になっているた
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ショコラ(2000年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

とても良い話。素敵な俳優陣。
自分もこんな勇気ある寛大な人でありたい。

最後、本物のカンガルーが出てきてビックリした。ぬいぐるみとかお人形とかじゃなくて空想のカンガルーってところが旅人のセンスとミニ
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

3.7

最高ー!混ざりたい!
話があまりにも出来すぎていて現実味は無いが幸福感が徹底されていて元気をもらええる。
棒つきキャンディガールの挙動が好き。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

逃げたさと撮りたさの葛藤、撮影に対する情熱、とにかく撮りたい欲が凄い。

テーマパーク閉園アナウンスの、「ここにはもういられません」が何だか意味深。(早く逃げて!というメッセージにもとれる)

ラスト
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火星人メルカーノ(2002年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

顔からはみ出しヘルメットをも越える口という発想!絵が良い。

スペイン語が分からないので何を言っているかさっぱり分からなかったがストーリーは理解でき、現実とバーチャル世界を描き分けた映像の違いが分かり
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キュア ~禁断の隔離病棟~(2016年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

とても怖かった。
常時パソコンに向き合いろくな食事もせずに働き続ける生活と、闇に包まれた療養所の管理下での生活、どちらが自由でどちらが狂ってるのか?本当の幸せとは何なのか?を考えさせられる作品だった。
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キル・ユア・ダーリン(2013年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

皆さん書かれてるけれどデイン・デハーンが魅惑的すぎて良かった。3日は浸った。

大学の本を破るのは良くないが、歴史上の作品を知り尽くした上でそれに反発し新しいイズムが生まれていくという動向が見られ、改
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オールド(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ウェルカムドリンク(治験薬)は飲んでも、ビーチは一般客用で十分だ。

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

もしやマリアの夫と羊との子なのでは?と予想しながら観ていたが、、、
あ、元々そういうのがいたのね!?となった。北欧神話か何かが元になっているのだろうか?

何だかわからない謎に包まれた存在と未解決なラ
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反撥(1964年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

欲と恐怖の反発、葛藤が苦しかった。画面は白黒だが、どんどん狂っていく様が鮮やかに描かれていて最後までとても惹き付けられた。

結構ドキドキしながら観てたのに、中盤、大家さん(?)が入ってきて蹴っ飛ばし
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

“缶詰め”状態で刑務所に収容されて面会するときスロープで缶ごと勢い良く降りてくる場面と水槽部屋の絶妙なキモさが良かった。

沢山ある感情の中で「罵倒」だけが区別されているのはなぜだろう?他が全て一緒く
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まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

時間に追われる賢い人と今を生きる精神病患者たち、本当に狂っているのはどちらなのだろうか。
街中の時計を積み上げる場面や兵士が整列して撃ち合う場面などのシンプルな画面や"演じる"こと、勘違いを生む伝言、
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

仕立屋の色合いと武具のエグゼクティブ感がたまらなく、人の頭が"威風堂々"と飛んでいく鮮やかな場面には鳥肌が立った。しかしこんなにバンバン人が殺されて良いものかと疑問にも思ってしまった。

敵の黒髪のア
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

残像の描かれ方や緻密な画面は勿論のこと、個人的にはBGMや足音、声などのサウンドが特に良いと思った。

中盤、人間が地道に築き上げてきた文明や街の人々を破壊しまくる暴力的で強靭な力は一見悪に思えたが、
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散歩する惑星(2000年製作の映画)

3.9

退屈だと思ったがなぜか2回観てしまった。
不条理の悲劇が喜劇に見えてくる(ために見せてくる)所々の変な間と画面遠景で何か起きてる感がヤミツキになる。

ところで、精神病院と あの儀式は北欧に馴染み深い
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トイレット(2010年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

Japanese technologyが詰まったウォシュレットの様に思いやりを持てということか。

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

誰かのものになるのが幸せ、かぁ。
そういうものなのかな

365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

途中で毎日一個持ってくる必要性を感じなくなってそのルール自体に意味を見いだせなくなるというのは凄く分かる気がするし、それこそモノから解放されたい人が1度は脳内で再生するミニマリストになりたい衝動の不の>>続きを読む