ダイキチさんの映画レビュー・感想・評価

ダイキチ

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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

逃げ出したんだ
訳だってわかってる
その後崩れた理由だって
そりゃわかるよ
でもあなたが彼女の背中を押したんだよ
それは素晴らしい事じゃないか
そしてくるりかよ
"ボクが旅に出る理由"
ジョゼがひとり
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.8

エネルギーの塊。とりあえずわかっていることは。頭がめちゃめちゃいい人たちであること。だから言っている事がよくわからない。何に反発していたのか。熱くなるものがある。それは素晴らしい事だ。方向性は別として>>続きを読む

レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

3.8

冒頭は素晴らしかった。すごくセンセーショナルだった。ど頭からあのシーンをもってくる原作の構成が素晴らしい。"真夏の夜の夢"もすごく効果的だった。やはり導入がすごく良い。
問題はダラハイドのキャラクター
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.3

好きなシーンが多すぎる。
実家のリビング。4人いるのに3人だけ撮る。すごく良かった。
C・リッチ。なんてキュートなんだ。ボーリング場でのタップダンス。こんなの参っちゃうよ。
ビリーとレイラ。写真撮影の
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.1

ディカプリオの役どころ。なぜあの役だったのか。愚鈍なキャラクター。後半は狭間で苦悩する。苦悩の姿。その演出こそスコセッシの真骨頂だと思う。だから視点が犯罪者だったのではないか。
次々と亡くなっていく。
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アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

3.9

アイダは教師をしていた。なぜ紛争は起きたのか。市井の人には関係がないのではないか。昨日までの隣人が民族の違いで命を奪い合う敵になるとは。オランダ兵はピアノ弾きだと言うのだが。とんだカカシだ。クラダニへ>>続きを読む

きみはいい子(2014年製作の映画)

3.8

こんなのが宿題だと。ステキすぎる 汗。宿題の感想のシーンも良かった。あそこだけドキュメンタリーだった。このメインビジュアルのシーンもすごく良かった。子に優しく接すれば子も誰かに優しく接する。ステキな考>>続きを読む

グラン・ブルー/オリジナル・バージョン(1988年製作の映画)

3.7

ジャックとエンゾ。すごく対照的だった。
エンゾ。なんて人間味溢れる魅力的なキャラクターなんだ。ガキ大将もママには頭が上がらない。
ジャック。彼は何を感じていたのか。イルカとのシーンは幻想的で浮世離れし
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

3.9

地球上にはさまざま状況で暮らしている人がいる。なんなんだこの生活は。こんな事が許されていいはずがない。いつまで拘束するつもりなんだ。まさか死ぬまでとはな。国家権力はホント怖い。こんな事いつまで続けるつ>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.7

C・マリガン。相変わらず可愛らしい。こんなラストになるとは。無二の親友。彼女が人生のすべてだったとは。どうか自分の人生を歩んでほしい。そう思った。復讐。いろいろな形がある。"これで終わったと思うな"こ>>続きを読む

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.8

ユウジ。走り出すあのくだり。すごく良かった。うまくいかないことの連続。そんな時思うよな。あいつどうしてるかなって。あの頃には戻れないけど。きっと生き続ける。他愛もない日常。妙に気が合う仲間。でもその仲>>続きを読む

THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ(2017年製作の映画)

3.3

亡くなった人は帰ってこない。あの時のままのカイト。いずれ彼の年を追い越してしまう。そんな思いが焦燥に駆られるのだろうか。どうにもならない事なのはわかっている。だからと言って割り切れない。そんな思いが、>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

3.7

生活を営む。どうしたって収入がいる。すべてが短絡的だった。そりゃ楽に稼ぎたいよな。実際そうはならんのよ。あの子だけがまともだった。あのピンポン玉のように一つひとつ返すしかないんだ。さがす。お父ちゃん。>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.7

なんだかんだいいチーム。ホルストがスーパークールだった。実はエムが超優秀。
未確認。あんなに確認できる感じになるとは 汗。何でも食いやがる。いつから居たんだ。何であそこだったんだろなぁ。野良は始末が悪
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.6

こんな過去があったのか。どんな環境だってボール一つあればそれでよかった。みっちーとあんな因縁があったとは。
山王工業。めちゃめちゃ強い。当時も思ったけどよく勝てたよな。それがゲームと言うものなのかもし
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.5

脚本が素晴らしい。何から何まで刺さるセリフだった。人生で一度は吐いてみたいものだと思った。演出も素晴らしい。ワンカット風な演出。幕が開いたら演じ切るしかない。まさに"show must go on"だ>>続きを読む

水を抱く女(2020年製作の映画)

3.6

潜水夫の人形。あれいいよね。すっげーイカす。って言うか好き 汗。
ウンディーネとはいったい何者だったのか。感情は激流のようだった。こんなにものめり込むとは。一見知的な印象があるだけに少し、怖かった。ま
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ファンシー(2019年製作の映画)

3.4

温泉街にはこんな住人達がいたとは
人には裏の顔がある
郵便配達員や局長の裏の顔
ペンギンにもあるのかも
結果的に月夜の星にもあったわけだが
だがタイトルはどうだろう
空想
誰の空想なのか
やはりペンギ
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.6

なずむ。泥に送り仮名をつけて泥む。読めるか。そんなもん 汗。心から去らない。と言う意味らしい。なんて良い言葉なんだ。読めないけど 汗。大した話じゃない。大切な時間。彼はそこにいたんだ。彼らの中からこの>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.4

精神の異常は身体をも脅かす。ああも、変貌してしまうとは。チャーリー。いつまでもアランの面影を追ったか。責める気持ちもわかる。そのベクトルが過食と引きこもる事だったとは。リズはどんな思いで通い詰めたのか>>続きを読む

マイケル・ムーアの世界侵略のススメ(2015年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

はっきり言うけど観なければ良かった。こんなにも違うのかと。すっごくいい生活に見える。でも一方でこうも思う。どんだけ納税してんの?って。しかしあれだね。M・ムーア。結局すべてはアメリカ発祥だってか。オチ>>続きを読む

最初の晩餐(2019年製作の映画)

3.4

家族とは複雑なものだ
いろいろな過程を経て家族になった
世間が許さない事情もあるだろう
それでも家族になった
そこには越えると言う覚悟を有した
子供たちはどうだろう
そんな事
関係ないよな
そのくらい
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ハンニバル(2001年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

終盤は強烈だった。レクター博士…。何してくれてんだ。その行為に意味はあるのか。
クラリスへの想い。どんな感情だったのか。執着が凄い。生半可な感情ではないはずだ。
思いを寄せられるクラリス。とんでもない
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

やはり話がおもしろい。K・ベイシンガーの登場シーン。見せ方がすごく良かった。そりゃ惚れるよな。ダドリーの手口。相当数を消してきたに違いない。はずれにあるモーテルが待ち合わせなら。それはそう言うことだ。>>続きを読む

関ヶ原(2017年製作の映画)

3.7

なんか西軍は石田三成だけが熱くなってる感じだった。なんでみんなついてこなかったんだろ。正しいことを言い続ければ良いとも限らないんだろなぁ。その不器用さを美徳と描いているわけだが。人心掌握はやはりムズい>>続きを読む

DAU. ナターシャ(2020年製作の映画)

3.8

"床を拭きなさい"
BGMがないから日常のようだった。当初、何を見せられているんだ。って気持ちになった。ソ連の軍の施設の日常だったとは。泣き崩れるナターシャ。やはり自由なんてなかった。執拗に追い詰める
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37セカンズ(2019年製作の映画)

3.8

思った以上に成長物語だった。この世に悪いヤツなんかいないのかもしれない。悪い側面を持ったヤツはいる。それでも良い出会い方をしたのではないか。彼女が踏み出す勇気で得られたんだ。これはきっと、かけがえの無>>続きを読む

きいろいゾウ(2012年製作の映画)

3.7

宮崎あおいはやはりすごい。穏やかな暮らしと穏やかじゃない心情。なんてバランスで生活していたんだ。ツマの不思議な感覚。なんとなくギリギリな感じがする。そんなところにムコは惹かれたのかもしれない。しかし彼>>続きを読む

パリに見出されたピアニスト(2018年製作の映画)

3.5

友人って素晴らしい。誰かが見てくれている。羨ましく思ってもいっしょになって喜んでくれる。友人なのだから。そんな友人でありたい。可能性。大人はこぞって目指せと言うのだけれど。ピアノが好きだ。それだけでも>>続きを読む

サウスポー(2015年製作の映画)

3.9

いつでも立ち直れる。その気にさえなれば。チャンピオンの実力があるのだから。でもメンタルはどうか。でもどうしてこんな事になったのか。プロモーターも相当怪しい。アメリカの銃社会。彼の散財。確かに過ちを犯し>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.7

おもしろい事がしたい。確かに紙媒体は縮小しているのだろう。電車の中で本を読んでる人は少ない。読んでいても文庫本だし。ハードカバーを携えている人は少ない。つまり新刊を持ち歩いている人はいないわけだ。もち>>続きを読む

GAGARINE/ガガーリン(2020年製作の映画)

3.9

ガガーリン。オープニングは素晴らしかった。これからどんな展開になるのかと。そうか団地の名前だったのか。老朽化が進めばどうしても解体の一途を辿る他はない。しかしいくら住みにくくても愛着と言うものがある。>>続きを読む

13時間 ベンガジの秘密の兵士(2016年製作の映画)

3.6

兵士でも泣くんだ。
やはりこの土地では何が起きても不思議ではない。市井に赴く現場の人間は肌で感じている。現場の意見を聞かない監督者。体裁を気にしている時ではない。人命が関わっているのだ。四の五の言って
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

冒頭は完璧だった。あの長回しはシビれる。計算し尽くされていた。すごく印象的だったし世界観を決定づけるのに成功した。
馬の鞍からあんなモンが出てくるとは 汗。正直ビビった。いやバビった。スーパーバビった
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神のゆらぎ(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ゆらぎとは自然界の不規則な動きの事を言うのだそうだ。神のゆらぎ。そんな気まぐれで死んでたまるか。だが不条理は突然やってくる。飛行機事故。思いもよらないことが起きてしまう。神のゆらぎによって生死の境目が>>続きを読む

クライマーズ・ハイ(2008年製作の映画)

4.0

胸が苦しい。胸が苦しいんだ。
佐山の記事。素晴らしい。一面で掲載したい。その気持ちも頷ける。
だが一方でこうも思う。何に憤慨しているのか。労力に見合わない事か。伝えられないもどかしさなのか。ジャーナリ
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