backpackerさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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ザ・ワン(2001年製作の映画)

3.0

俺たちの功夫皇帝ジェット・リー主演!
ジェット・リーとジェット・リーが壮絶なバトルを繰り広げる、ザ・ジェット・リー・アクション映画!

ーーー【あらすじ】ーーー
125の並行世界〈マルチバース〉が存在
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

4.0

過ぎ去りし日々の思い出、あるいは長閑な滅びの一幕。
アカデミー賞短編アニメーション賞を日本映画として初めて受賞した、緩やかな空気感が心に沁みる作品。

ーーー【あらすじ】ーーー
海面上昇により水没した
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ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

4.0

「後悔ばかりだ」

【現実と空想、神の意志と偶然】
今回北欧の至宝マッツ・ミケルセンが演じますは、列車事故で妻を亡くした、アフガン帰りの強面軍人・マークス。グレーがかった坊主頭&髭面に、口数少なく粗暴
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タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

4.0

2017/3/13以来の再鑑賞。
『大空港』や『ポセイドン・アドベンチャー』が大ヒットし、所謂グランド・ホテル形式の豪華キャスト共演超大作パニック映画が流行した1970年代。
スティーブ・マックイーン
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地獄の7人(1983年製作の映画)

3.0

「明日また笑って会おう。もし会えないなら、これを良い別れとしよう」

ーーー【あらすじ】ーーー
米陸軍のローズ大佐は、73年にベトナム戦争に従軍し行方不明(MIA)となった息子フランクを探し続けていた
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.0

少年期の終わり=YOU ARE (NOT) ALONE.

スパイダーマン映画では、2018年の『スパイダーマン:スパイダーバース』が個人的ベストでしたが、本作はそれに並び立つ程好きな作品でした。過
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The Taste of Nature 世界で一番おいしいチョコレートの作り方(2021年製作の映画)

3.0

Bean to Bar

ーーー【あらすじ】ーーー
中目黒・目黒川沿いに本店を構える『green bean to bar CHOCOLATE』。
世界各地のカカオ農園からダイレクトに仕入れた、上質で厳
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ザ・フォッグ(1980年製作の映画)

3.0

【ジョン・カーペンター レトロスペクティヴ】
所謂スラッシャーホラーというジャンルを生み出した映画『ハロウィン』の大ヒットにより、"ホラーの帝王"として名を轟かせることとなったジョン・カーペンターによ
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クリフハンガー(1993年製作の映画)

3.0

俺たちのシルヴェスター・スタローン(以下、スライ)主演。低迷期の最中久々に大ヒットし、筋肉アクションスターとして気を吐いた一作。

ーーー【あらすじ】ーーー
ロッキー山脈山岳救助隊員のゲイブ(演:スラ
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皇帝ペンギン(2005年製作の映画)

4.0

皇帝ペンギン
ペンギン目ペンギン科オウサマペンギン属コウテイペンギン、体長115〜130㎝、南極で繁殖する2種のペンギンの1種(もう1種はアデリーペンギン。より正確には、エンペラーとアデリーだけが南極
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天才ヴァイオリニストと消えた旋律(2019年製作の映画)

4.0

信仰

"第二次世界大戦×ユダヤ人の音楽家"と聞くと、私はロマン・ポランスキー監督の『戦場のピアニスト』を連想します。『戦場のピアニスト』が見せつけた当時のユダヤ人のリアルな境遇描写は、人間の闇が溢れ
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.0

『キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー』にてMCUに登場したスパイダーマン。
(MarvelとSONYの間で「スパイダーマンを共有しよう」という交渉が成立したのは、ケヴィン・ファイギの交渉能力と『アメ
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.0

マーク・ウェブ監督版『アメイジング・スパイダーマン』(以下、アメスパ)シリーズ第1作。

サム・ライミ監督版(以下、無印)の6部作構想が崩壊したため、「スパイダーマン映画が5年9か月作られなかった場合
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.0

「犯人を挙げるか、チキンを揚げるか」

韓国で大ヒットを遂げた刑事ものアクション・コメディを初鑑賞。
友人から「面白い!」と太鼓判をいただいていたのですが、これまで見てきた韓国映画が韓国ノワールやクラ
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スパイダーマン2(2004年製作の映画)

4.0

サム・ライミ版スパイダーマン(以下、無印)第二弾。
シニスター・シックス設立者にして、コミックスでも人気の高いスーパーヴィラン"ドクター・オクトパス(ドックオク)"の登場。ピーター・パーカー=スパイダ
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アリス(1988年製作の映画)

3.0

グロとロリと悪趣味と……。

チェコのシュルレアリストにしてアニメ作家・映画監督のヤン・シュヴァンクマイエルの初長編作品。世界的に有名な童話『不思議の国のアリス』を大きく脚色し、珍妙極まる不気味な世界
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ファーザー・クリスマス(1991年製作の映画)

4.0

日本では『さむがりやのサンタ』という名前で広く知られる絵本の、アニメーション作品です。
原作は、イギリスを代表する国民的作家レイモンド・ブリッグズ氏(2022年1月現在87歳)。2019年に公開され話
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ハンコック(2008年製作の映画)

3.0

「もう一度、クズと言ってみろ」

NHKBSの年始放送にて、久しぶりに鑑賞。
劇場公開版と、未公開シーンが追加されたエクステンデッド版があるようですが、当方エクステンデッド版は一度も見たことありません
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.0

ヤクザ組長×アウトロー刑事×連続殺人鬼

2010年代後半の韓国俳優界を代表するスーパースター、マ・ドンソク(以下、マブリー)。
『新感染ファイナル・エクスプレス』にて世界的に名を上げ、「俺たちのマブ
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ダンサー・イン・ザ・ダーク 4Kデジタルリマスター版(2000年製作の映画)

4.0

ゴールデン・ハート……。

ラース・フォン・トリアー監督。デンマーク映画界を代表する鬼才、自身も鬱病に苦しんだ現代鬱映画作家の第一人者です。
本作は、そんなトリアー監督が、ヨーロッパ三部作に続いて制作
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.0

「大殺戮よ、起これ」

ヴェノムシリーズ第2作。
ーーー【あらすじ】ーーー
獄中の殺人鬼クレスタ・キャサディに噛みつかれたことで、"カーネイジ"を生み出してしまったエディ・ブロック&ヴェノムのバディは
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最後にして最初の人類(2020年製作の映画)

3.0

ヨハン・ヨハンソン。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『ボーダーライン』や『メッセージ』等で音楽を担当した、映画音楽界でも大変有名な音楽家。2018年、48歳の若さで、亡くなられました。(パノス・コスマトス
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

3.0

ーーー【あらすじ】ーーー
遊園地で老人が罵られ、大変な目にあう。
(公式Webサイトより抜粋)
ーーーーーーーーーーーー
このシンプルすぎるあらすじに、作品の全てが詰まっています。

モダン・ゾンビの
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処刑軍団ザップ(1970年製作の映画)

3.0

切・株・映・画!

切株映画とは、映画で人体が破壊・切断される描写を指す言葉です。
映画評論家の高橋ヨシキさんと中原昌也さんのお二人が定義付け、"切株派宣言"の布告により、世に知られることとなりました
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.0

マーヴェルが破産寸前で自社タイトルを切り売りしまくった結果、看板タイトル〈スパイダーマン〉(以下「スパイディ」)はソニー・ピクチャーズが映画化権を持つこととなり、以降、数多くのスパイディ映画が制作され>>続きを読む

マッドストーン(1974年製作の映画)

3.0

オーストラリア版『ハートブルー』

ーーー【あらすじ】ーーー
政治家狙撃事件を目撃したのは、暴走族"墓掘り軍団"のジャンキーチンピラ!
目撃者が墓掘り軍団の誰かまでは特定できない暗殺者達は、墓掘り軍団
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.0

マトリックスシリーズ三部作(以下「トリロジー」)完結から約20年、正統続編が追加され、マトリックスの物語は真の大団円となった……のかな?

個人的には楽しめました。
ただ、スコア基準を6段階評価にして
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インサイド・マン(2006年製作の映画)

4.0

謎と驚きを堪能できる良作銀行強盗(バンクロブ)映画。
監督は、『ドゥ・ザ・ライト・シング』や『マルコムX』で知られる、黒人差別に真っ向から挑み続ける巨匠スパイク・リー。
出演者は、主演にデンゼル・ワシ
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マスク(1994年製作の映画)

4.0

関東圏在住の映画好きなら知らぬものはいない、テレビ東京が誇る名物映画番組『午後のロードショー』(通称『午後ロー』)。
毎週月曜から金曜の午後1時40分から2時間ほど、古今東西・新旧・話題の超大作から無
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.0

古典的推理モノ映画等に触れる機会が圧倒的に多いため、現代推理劇映画を見るのは相当久しぶりな私。
"いかにもミステリーの舞台のような場所"で起きた、犯罪小説の巨匠死亡事件を、"いかにも頭の切れそうな名探
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

2.0

アメリカNYのブロードウェイにて、2015年より演じられ、トニー賞、グラミー賞、エミー賞といった華やかな受賞歴を持つ人気ミュージカルの映画化作品。

ミュージカル作品における"歌"は、多くの場合、個人
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ドーナツキング(2020年製作の映画)

4.0

"ドーナツ・キング"
この物語は、カリフォルニア全域を支配する巨大ドーナツ帝国を築き、そして全てを失った1人の男の、波瀾万丈の物語である……。(プロジェクトX風ナレーション)

カンボジア内戦の難を逃
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オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

4.0

【裏声絶叫ブチギレマザコンお兄さん】vs【刀で人斬り後禊のカラオケ絶唱オヤジ】、レディ……ファイっ!

ニコラス・ウィンディング・レフン監督といえば、マッツ・ミケルセンを映画デビューさせ、落ち着いた暴
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彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

4.0

最初の配信時は放置し、劇場公開するも見に行けず、そのままズルズルコロナ禍に突入し気を逸していた本作、やっと鑑賞。

本作は、イギリスにて第一次世界大戦(以下『WWⅠ』)の記録を残すために設立された〈帝
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.0

ドゥニ・ヴィルヌーブ監督がメキシコ麻薬戦争最前線の一幕を描いた『ボーダーライン』(原題:SICARIO)の続編。
前作では、主人公のケイトの心理描写が物語そのものでしたが、今回は趣を変えて、ロードムー
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.0

ドゥニ・ヴィルヌーブ監督が、乾いた大地を乾いた視点で、淡々と冷静に、静かな引き絵と余白のある寄り絵を織り交ぜ映し出す、メキシコ麻薬戦争最前線の一幕。


メキシコ。
メキシコと聴いて、皆さん何を連想し
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