ねむみさんの映画レビュー・感想・評価

ねむみ

ねむみ

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

5.0

5年ぶりに観たらあまりにも良すぎた。

毎日を愛おしく思うことはすごく難しいことだけど、この映画を観るとなんだかできそうな気がするし、できるようになりたいなと思います。

これからの人生の教訓としたい
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.8

アルコール依存の恐ろしさを描きながらも、警鐘を鳴らし続けるだけでは無く、良い側面も描いているのが良かった。飲酒が悪なのでは無く距離感が大事だなと改めて実感。

主人公を含めた4人のように何らかの孤独に
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

3.7

フォレストは何をしていても、ずっと大切な人を思い続けてきたから、常に純粋に真っ直ぐに行動できたのかもしれない。

誰よりも深く、人を愛することを知っていたのはフォレストだったんだろうな。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.7

真実を経験しながら成長してできることが人間らしさなのかもしれない。

衣装がずっと素晴らしかったです。眼福。

異人たち(2023年製作の映画)

3.6

「愛することが分からない」と言う主人公に、母親が「あなたは彼のことを愛したいの?」って問うシーンが印象的でした。孤独と愛は表裏一体なのかな。

映像や表現が美しく、選曲も良かった。ドラッグで錯乱した状
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

5.0

経営者では無く1人の人としての映画だなと思った。会社としての成功はあっさりと描いて、少し面倒に感じてしまうマークの振る舞い、周囲との関係やその葛藤をより深く描いているのが良かった。ラストシーンが人間味>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.8

何度も繰り返される空想や、現実とリンクするドラマのセリフに惑わされて私自身の頭の中も混乱して、追い詰められた未麻の精神状態を疑似体験しているようだった。現実と空想の境目が無くなりループし続けるあの感じ>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.7

男性優位な社会に対して疑問を投じるだけでは無く、女性の自立もしっかりと描いているのがグレタ・ガーヴィク流石だなと思った。
幼い頃に親友であり憧れでもあった人形のバービーが今のわたしと同じようなことで悩
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.0

三重構造で進んでいくストーリーが面白い。(けど正直ややこしくもある。)
最後の方の意味深なセリフ、色んな方の考察を読むとすごく深いメッセージがあるセリフだなと思った。
観終えてからあれこれ考えたり調べ
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.0

予想できないラストに驚いた。

フォー・フォースマンの4人がそれぞれ魅力的だから、もう少しトリックを仕掛けるまでの過程をゆっくり観てみたかった。

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.5

甥と叔父さんは微妙な距離感の関係だと思うけど、ある時は父子、ある時は友達のように親密なジョニーとジェシーの関係は終始微笑ましかった。他人では無いけど家族では無い、微妙な距離だからこそ心が開けるのかもし>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.0

一作目の方が王道ミステリー感が強くて、今作のほうが少しコミカルな感じ。ストーリーのテンポが良く飽きる事が無かった。
ラストが爽快には思わず声を出して笑ってしまった。ジャネール・モネイ最高。

ちひろさん(2023年製作の映画)

4.4

過去にこだわらずに、ただ目の前にいるその人を見ることが良いとは分かっているけどなかなか難しい。

たえさんの、今のあなたが1番好きよって言葉にちひろさんはどれだけ救われただろうか。

印象深い言葉が多
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横浜F・マリノス クラブ創設30周年記念ドキュメンタリー Beyond Together(2023年製作の映画)

4.5

表舞台に立つ選手だけでは無く、日々の運営を支えるスタッフの方々もとりあげているところがファミリーを掲げるマリノスらしい。

仕事で全員が手加減をせずに同じ方向を向き続けるってことは凄く難しいので、自然
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ラストシーンが物語の始まりの場所なのが良い。

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

4.0

クライマックスに向けての序章。今まではハリーに負わせるものが大きかったけど今作は仲間同士の絆や覚悟がよく描かれていて、最終決戦前に真に結束力が高まった感じが良かった。

分霊箱に関する情報集めが主では
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ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

3.8

ハリーに選ばれた者の自覚と覚悟が芽生えたのがこの章なのかなと。確信に近づくに連れて敵の恐ろしさを思い知らされるけど、仲間たちの結束がより固まっていく感じが良い。

ハリーのお母さんが過去の思い出話の中
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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

3.5

アンブリッジの陰湿さに終始イライラしたけどフレッドとジョージのユーモアに救われた。あのシーンは爽快で本当に最高。

ハリーにとって必要だったのは「1人で抱え込まないで」って言葉だったんだろうな。

ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ハリーの誠実さと優しさがセドリックを死に巻き込んでしまったのが切ない。

今作以降からすっかりダークファンタジーに。迎え撃つ敵の存在があまりにも大きすぎる。

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

4.0

エンドロールの忍びの地図、当時映画館で観て上映後もすごくわくわくしたのを覚えている。

改めて観ると最初から最後まで伏線だらけだったことに気がついた。シリウスとルーピン先生好き。

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

随所に散りばめられた伏線がきれいにまとまった瞬間の清々しさがたまらなくて、ミステリー作品は良いな。

ブノワもそこそこ変人だと思うけど、一族の個性が強すぎてごく普通の人に見えてきたのが何だかおかしかっ
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BURN THE WITCH(2020年製作の映画)

4.2

ロンドン、魔法、ドラゴン。好きなものだらけだから絶対好きだろうなと思ったら案の定ハマってしまった。

サブキャラたちのキャラクターや動向が気になるところで終わってしまっているので早く続きが観たい。お願
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窓辺にて(2022年製作の映画)

4.3

今泉監督は日常の中のちょっとくすぐったい会話ややりとりを描くのが本当に上手い。パフェのくだりとか好きでした。

妻への怒りが湧かずに悩む茂巳さんを観ながら根底にある好きと他の感情は隣り合ったものでは無
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草原に抱かれて/へその緒(2022年製作の映画)

4.0

無邪気に伸びやかに舞い踊る母親の姿がとても可愛らしかった。無邪気さは認知症の進行が原因ではあるのだけど、広大な草原に帰化することで精神が解放されていくようにも感じられた。

内モンゴル出身の監督やプロ
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四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

4.2

不可思議な四畳半の世界にSF要素が融合するとこれまた最高!90分間ノンストップで面白かったです。

サマータイムマシンブルースはまだ観たことが無いので改めて観てみたいな。

ゲーム(1997年製作の映画)

3.5

真実にたどり着いたかと思うとまた騙されて。最後まで先が読めなくてハラハラとした。

私が同じような目にあったら感激するどころか怒ってしまうけどな。笑

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.5

自分の心と対話する事や周囲の人と心を通わせる事の大切さ。終盤の奥さんのセリフが良かった。

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.5

男性優位な社会への批判。その象徴的な事件を女性であるリスベットが立ち向かい解決していくのが良いなと思った。

性描写が痛々しくて苦手な人も多いかと思うけどルーニー・マーラの体当たりの演技は本当に凄かっ
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.2

自分の世界を広げてくれる物に出会えた瞬間の輝かしさを思い出した。

少年期に身近にレイのような憧れられるような人がいるのすごく羨ましい。

ピンポン(2002年製作の映画)

4.2

清々しくて良かったです。ペコのような個性が強いキャラクターを実写で違和感無く演じられる窪塚洋介すごい。

パプリカ(2006年製作の映画)

4.8

夢と現実とが入り混じるストーリーは複雑だけど飽きる瞬間が全く無く、面白かった。パプリカの愛らしいキャラクターがとても魅力的。

豊かな想像力は逆境さえも超えてしまうんだなぁ。

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.8

Filmarks試写会にて鑑賞。

疾走感溢れるノンストップのボーイミーツガール。最初から最後までワクワクさせられっぱなしでした。上手くいきそうで行かないボーイミーツガール特有のもどかしさも今作ではな
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マネーボール(2011年製作の映画)

4.3

普段野球は全く観ないけどすごく良かったです。背景がちゃんと分かっていたらもっと面白かったかも。
目指すべきものは優勝だけど、それだけでは語れない功績が他にもある。スポーツには夢やドラマがあって面白い。

パリ13区(2021年製作の映画)

3.3

Filmarks試写会にて。

寂しさを埋めるために愛を求めたり、互いに寄り添ったりする姿は美しくもあり悲しくもある。華やかな街の中にある寂しい部分をモノクロの映像から体感することができた。

ノラと
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.3

3回目。ノンストップで駆け抜けていくストーリー、飽きが来る瞬間が無いのがすごいなと改めて思った。
どの場面を切り取っても絵画のように美しい。淡いパステルのブルーとピンク、深い赤…色使いがとても好き。

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.5

原作を読んでから観ると少し物足りないのかも。