むるむるさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

むるむる

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STAND BY ME ドラえもん(2014年製作の映画)

2.0

散々周りの悪評を聞いていたので、どんなもんかという気持ちで視聴。
大体こういうパターンの時「そんな言うほど悪くなかったな」となるのだが、これは本当にまずいなと思った。

原作のつぎはぎ総集編的な作品で
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.0

期待し過ぎた感が否めない。
芸で食っていくことを目指す人の物語が好きなので今作も好きそう、と思ったのだが、たぶん自分の好きな系統と外れていたんだろうと思う。

そういう作品なのだから仕方ないのだが、ビ
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.2

原作漫画はちょっとだけ読んだことがある程度。

個人的に今泉監督作品は嫌いじゃないけどあまり刺さらない傾向がある中、本作は比較的よかった。
何か、「同じ」でなくてはいけないと感じる人達が自分と違っても
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

最初はテンポよくストレス社会タイムが流れ、夏帆の乾いた笑いがいい感じで見ていて小気味良かった。

ところが帰省パートに入ると、友人のおかげでギリギリコミカルさが入りつつもなかなかな不快感と陰鬱感が立ち
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.0

中高生くらいの頃初めて観てめっちゃイイ…となり、大学頃再視聴して「は?なんだこの男」と急に激冷めし、そして今十数年の時を経て再視聴し、上記感想の狭間くらいを漂っている。
しかし結論を言うと、私的には苦
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.5

昔観た作品をもう一度。
以前観た時よりかなりよく感じた。

前に見た時は少し新海誠作品特有の内向きなエモーショナル感にくどさを感じていた頃で、「またこういう感じか」と少し引いて見てしまっていたのだが、
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星を追う子ども(2011年製作の映画)

3.0

昔テレビ放映か何かでたまたま観たものを改めて鑑賞。評価や感想は大きく変わらなかった。

多くの人が書いているようにジブリを彷彿とさせる描写が多々あるが、さすがにこれは意図的なオマージュだったのでは…?
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

原作から良いのはわかっていたけど、映画もすこぶる良かった。

考えてみたら成長した芦田愛菜ちゃんの演技を観たのが初めてだった気がするのだが、「幼い可愛さや健気さ」を取り払った素朴な演技もとても魅力的で
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

公開初日の朝から観に行くという体験は初。
いろいろと頭の処理が追いついてないので、後日ちゃんと感想を書けたら書く…つもりだけど、個人的なノートに書いてここには書かないかもしれない。

とりあえず私が感
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.0

こんな法案が通って推奨される国は末期だな…と思いつつ、今の日本を見てるとあながち無いとは言い切れないと思わされる。
ディストピアとリアルの狭間みたいな作品だった。

人並みに働いて、どこにでもいる人の
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.2

矢口監督作品か〜という気持ちで観始めたら思ったより重かった。
命に関わるサバイバルなんだからウォーターボーイズ気分で観たらそりゃギャップあるわ。

ここまで徹底的に生活インフラ全てが止まることってなか
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脳内ポイズンベリー(2015年製作の映画)

3.0

頭の中で会議が開かれてわちゃわちゃ考える脳内会議モノ。漫画でよく見るやつだな〜と思ったら漫画原作。

主人公の設定的にもストーリーの設定脳内的にも悩みまくる展開になるのだが、映像で人間達のやりとりとし
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海街diary(2015年製作の映画)

3.8

学生時代に観てピンと来なかった名作をもう一度視聴。
昔よりはピンと来た気がするけど、やはり根本的に自分の好みでない作品なのかなと思った。

名優ぞろいの是枝監督作品で、役者達の演技や纏う雰囲気、映像作
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

2.5

SNSでの散々な酷評を見聞きしてから観ると、酷評の割にはちゃんと映画だなと思った。
ただ、昨今のシンシリーズと時期が重なっているのもあり、「シン・ゴジラ」的なものや特撮的なものを期待して観た人達は大事
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

どこにでもいる普通のおばさん(比較的人生に満足できていないおばさん)がマルチバースを行き来する映画…という前情報や周りの評判で期待大で鑑賞。
結果とても面白かったが、期待のし過ぎでほんの少しだけ「思っ
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ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

3.5

学生の頃に観て以来、久しぶりの観賞。
昔観た時も楽しんで観たけれど、私のブリジットへの眼差しが明らかに変わっているのを感じた。

恐らく学生の頃の私はブリジットのことを「負け組」というレッテルを貼って
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.8

原作、とくに山王戦を何度も読んだファンです。
情報公開時「漫画が至高すぎてアニメ化と言われてもな…」と思ってるタイプの厄介な古参でした。
3Dということもあって余計気持ちが引いていたのですが、原作ファ
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.0

浅野いにお漫画ファンだけど、本作は1巻しか読んでない。続き気になるとこで1巻終わってた気がする…と思いつつ鑑賞。

ヒロインの顔立ちが浅野いにお漫画っぽさあるな…と感じて、最初の入りやすさ良。と言って
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.0

ドラマ「ブラッシュアップライフ」を経て、バカリズム脚本他にも見てみたいな〜と鑑賞。

思った通りの愉快さ。漫画的な演出やネタの使い方はバカリズムさんあるあるなのかな?
メタっぽい漫画ネタ引用はニヤリと
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火花(2017年製作の映画)

3.0

原作は未読。同じ又吉原作の「劇場」は視聴済み。
なんとなく又吉さんの作品傾向はこんな感じなのかな?という視点を持って視聴して、答え合わせをした感覚でした。

夢を見た人間が打ちひしがれたり別の道を選ぶ
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シカゴ(2002年製作の映画)

4.5

私が観てきたミュージカル映画の中でトップクラスで好きかも。
ララランドも大好きだが、シカゴの主演女優2人とリチャードギアのダンスのキレ、表情の演技が大変素晴らしくて圧倒された。(もちろん他の俳優達も素
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.0

原作はブルック加入あたりまで読了済み、最近はジンベエが仲間になったらしいとかワノ国編が長いらしいとかくらいの知識量で視聴。

周りの評判がよく、ワンピースを知らない人も楽しめたと聞いてかなり期待値が上
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

3.5

厳しい親の元で育ったサブカル少年が浮世離れした魅惑的な女に惚れちまうっていう古今東西テンプレ初恋物語(※もちろんそれだけの話ではない)

主演の少年がいいサブカル臭と青臭さを放っていて可愛い。ペニーレ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

周りの評判があまりにも良く、1作目をそこそこに楽しんだ程度だったため「え〜そんなに?」と半ば疑いながら観た本作は非常に面白かったです。1作目を越えて面白い2作目ってなかなかないのでは?

本作のみを観
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あやしい彼女(2016年製作の映画)

3.0

ツッコミどころはあるが夢のある設定やストーリー。
こういう話は嫌いじゃないんだけど、たまに「ツッコミたさ」というのか、なんかムズムズする感じがして苦手な印象を受けるパターンがあり、私にとっての本作はそ
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.2

昔、同監督の「めがね」を観た時の感覚が蘇った。
なんともいえぬ、淡々として、時々深いことを言っているような、記憶に残りそうで残らなそうな、雰囲気や空気だけが残るような映画という印象。わくわくする物語が
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.0

もはや幻みたいな偶像じみた運命の人、を忘れられない人の話。

ファムファタルとかミューズ的な話が苦手な私ですが、この作品がいいのはその運命の人が「主人公にとって運命的なだけで、はたから見たらそんなに良
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Love Letter(1995年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

亡くなった想い人に手紙を送ったら返事が来た、という物語。出オチネタかなと思ったら話の広がりもあって面白い。
手紙のやりとりを通じて、亡くなった人を双方向に振り返る形式なのも面白い。かつての同級生が若か
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ラストレター(2020年製作の映画)

3.0

久々の岩井俊二監督作品、やっぱり岩井俊二っぽい〜とか思った。
しかしまさかボルゾイが2頭も現れると思わず、私のテンションの最高潮はそこだった。ボルゾイ2頭が出る邦画です。

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.5

原作を連載中リアルタイムで読んでいた原作ファンの者です。
原作が好きな時点で、ストーリーは楽しめた。原作を知らずに観たらもっとハマった気もする。

しかし原作の漫画ならではの描写、迫力に対して、映画が
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.0

昭和〜平成のウルトラマンを観たことがあり、うっすら知識がある程度で鑑賞。

過去作のリスペクトやオマージュだろうなと感じるところはニヤリとするが、知らない人はとくに盛り上がりもないまま終わってしまうだ
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八甲田山(1977年製作の映画)

4.0

実話をもとに作られたもので、多少の変更点や脚色はあるものの、映画としてよくできている。

雪山(自然)の恐ろしさを軽んじて命を散らした人々と、入念に備えて生き残った人々の対比構図。アリとキリギリスのよ
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

3.5

ラッセルクロウが若い!!
正反対な性格で相性最悪と思われた組み合わせが、最後ピンチを迎えて命懸けのバディになる流れはいつの時代も熱い。

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

4.5

結婚式に花婿が来ないという絶望的なラストから始まる。のっけからなんで!?となる展開で掴みも良い。
ラストのシーンが冒頭に来る系映画が好きなので本作もノリノリで観た。そんなことある!?が回収されていく流
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桜桃の味(1997年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

自殺幇助ロードムービーのあらすじインパクトから視聴。
あらすじのインパクトに対し、本編は静かで淡々としている。死にたがっている男を追っているのだからそれはそうか。

渇いた大地と土埃の舞う空の映像が続
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