たにたにさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

3.3

【頑張るおじさんを応援しよう】
2022年19本目
あれから5年後。ゴーストバスターズはもう街のヒーローではなくなっていた。
ディナは結婚し、子どもを1人授かった。それぞれ生計を立てている中、ディナに
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.7

【こんなゴーストいてもいいじゃん!】2022年18本目
めちゃくちゃライトなコメディホラー、
ゴーストバスターズ。

門の神ズールと鍵の神ビンツの出会いで、ゴーザが復活し、世界に終焉がもたらされる。
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.2

【みんなで手拍子足拍子】2022年17本目
〜1992年製作〜 同い年映画を愉しむ①

3作目がディズニープラスでやるってよ。
ということで、スクリーンで見て参りました。

ウーピー・ゴールドバーグ演
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空白(2021年製作の映画)

3.6

【知ろうとしないと知り得ない空白】
2022年16本目

この作品の面白みは、
"結局事実はわからない"ことでしょう。


万引きをした"かもしれない"女子高生を、
スーパーの店長が追いかけ、
速度超
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

【地団駄を踏む】2022年15本目

片山真三監督、長編映画デビュー作。
自閉症の妹と、足が悪く仕事をクビになった兄のどん底生活を見る。

過激な演出が多数あるためリアルさは欠くが、人間の醜さ、泥臭さ
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さがす(2022年製作の映画)

4.8

【娘は見ている】2022年14本目
日本人唯一、ポンジュノ作品の助監を務めた片山慎三監督の長編映画二作目。
どことなくポンジュノイズムも感じる。
傑作かと。

「さがす」というタイトル通り、失踪した父
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

【コント:こんな政府じゃ地球は救えない】2022年13本目

約半年後に8〜9キロもの巨大彗星が地球に衝突する。ランドール博士(レオナルド・ディカプリオ)と大学院生のケイト(ジェニファー・ローレンス)
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

【聾者へのリスペクト】2022年12本目

フランス映画「エール」のリメイクである今作品。「エール」では、主人公の健聴者の女の子に、よりスポットを当てており、彼女が次の一歩を踏み出す勇気を見せてくれた
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.0

【過去の栄光への抵抗】2022年11本目

芸能人の流行り廃りのようなものを、ワンカット撮影手法(のようなもの)を用いて、たんたんとストーリーが流れていく。

昔、バードマンというヒーローを演じていた
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エール!(2014年製作の映画)

4.0

【聞こえることの不自由さ】2022年10本目

1/21公開の「Coda」
こちらのリメイク元となる作品で、再び注目を集めるやもしれません。

主人公の女の子。この子以外の家族は全員耳が聞こえません。
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アーティスト(2011年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

【無声映画からトーキー映画への転換期。その中で苦悩する1人のスターがいた。】
2022年9本目

2011年製作のモノクロ無声映画。

無声映画に対する批判的な声を主題材とし、ある1人の無声映画役者の
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.0

【グッチ帝国】2022年8本目

約3時間、グッチ一族経営の権力争いと破滅を描く。

◉マウリツィオとパトリツィアの出会い

パーティーで出会った2人。
奥手ぽいマウリツィオに積極的にアタックするパト
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.5

【完璧な推理力】2022年7本目

今作にて、フランシス・マクドーマンドはアカデミー賞主演女優賞を獲得。
彼女の登場は物語の第2章辺りから。

彼女の存在感も素晴らしいが、どちらかと言うと、ウィリアム
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

【妄想の集合体】2022年6本目

今年の新作1発目にして、伝説的映画の一本を味わう。
全米での興収もTOP10に入った。
それだけ今作への期待値はかなり高いもので、様々な噂が飛び交い、リーク動画など
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

【自分で選択したこと】2022年5本目

2回目鑑賞。
マークウェブ版スパイダーマン2作品目。
4年ぶりに見ましたが、やはり歳とって再鑑賞すると印象が変わるもんですね。

賛否両論の結末ですが、グウェ
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.8

【力を得ることの代償】2022年4本目

二度目鑑賞。

やっぱりアンドリューのスパイダーマンはビジュが良いんだよなぁ。
トビーピーターと比べて、
身長も高く、女の子からもモテ、勇気もある。スケボーが
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

3.5

【情緒不安定の大爆発】2022年3本目

サムライミ監督、スパイダーマンシリーズ最終章。

1→2作品目と流れ良く進んだストーリーの中で、置いてきた様々な伏線を回収するために、今作は詰め込みすぎて終着
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スパイダーマン2(2004年製作の映画)

4.1

【サムライミ節に魅了】2022年2本目

大学生になったピーターパーカー。
変わらず街の犯罪者たちを捕まえ、市民の安全を守っている。
MJは女優の活動が軌道に乗って、舞台や広告にとその人気ぶりが窺える
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スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.8

【身体能力の覚醒】2022年1本目

みんなのスパイダーマンのイメージといえば、これでしょう。
中指と薬指を曲げた手のポーズで、手首から蜘蛛の糸発射。
相手の動きがゆっくり見えて、聴覚や視力も格段にア
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監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影(2020年製作の映画)

3.7

2021年100本目✨

ということで、今年の締めはデジタル社会について考えようかと思います。

今や私たちの生活に欠かせないアイテムといえば、スマホ。その中のSNSに我々は取り憑かれている。

特に
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夜空に星のあるように(1967年製作の映画)

3.6

ケンローチ長編映画デビュー作。

精神論と言われれば、精神論。
でも恵まれない家庭環境の中で、自分が幸せと感じた瞬間に、生きる価値を見出すのは大切なことだ。

確かに、未来の幸せを願っても、たいてい叶
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.7

家族の中で唯一、魔法という才能を授かることができなかったミラベル。

今作のディズニー映画には、ヴィランは登場せず、バトルもない。
登場人物の心情を丁寧にミュージカル調に仕上げている。

才能がないこ
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ダンサー・イン・ザ・ダーク 4Kデジタルリマスター版(2000年製作の映画)

4.0

「ミュージカル=夢物語」を、上手く闇落ちに落とし込み、絶望希望のギャップを存分に表現している。

ミュージカルは、どうして突然歌い出すんだろう、そんな疑問が作中でも語られている。
歌えば楽しい気持ちに
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フリーダム・ライターズ(2007年製作の映画)

3.8

【彼女の原動力はどこから来るのか】

差別撤廃条例により、様々な人種を入学させることになった公立高校が舞台。
そこの言わば荒くれ者たちクラスの担当となった女性教師の物語。

ギャングから命を狙われてい
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

4.0

【運命共同体】

ソニーが送るマーベルシリーズ、ヴェノム。第2作目。

ポスクレでの衝撃が頭に残るが、
ともかくテンポよいストーリー展開と圧倒的世界観に魅了される。


クレトス幼少期のイラスト説明が
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

4.0

【誰しも1人じゃないのだと教えてくれる】

待ちに待った、ベン・プラットの映画版ディア・エバンハンセンがついに公開。

トニー賞にも輝いたこの作品は、唯一のSNSを題材としたブロードウェイミュージカル
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.6

「RENT」で有名なジョナサンラーソンの半生を、彼が実際に作曲した音楽とともに描く。

RENT好きな自分としては、観ない選択肢はございません。

まず!普通に驚いたのが、アンドリューの歌の上手さと表
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.2

記憶を失うことの不安。
様々な記憶が混在し、何が真実で、何が現実なのかわからなくなる。
それを見事に演じるアンソニーホプキンス。アカデミー賞主演男優賞、納得です。

この映画はある意味ミステリー的に物
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.6

90年代をリスペクトフューチャーした今作。

カセットテープ、写ルンです、ポケベル、文通コーナー、オザケン、缶のCCレモン、アンテナ付き携帯。などなど。
懐かしアイテムたーくさん。

どこにでもいそう
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ボーイズ’ン・ザ・フッド(1991年製作の映画)

4.0

「アメリカで黒人が死亡する率は20人に1人。その大半が黒人同士によるものである。」

そんな説明から始まる今作。

白人から受ける人種差別を訴えるでなく、まずは互いに歪み合うのはもうやめようよ、という
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.9

MCUに求めていたのって、これなのかもしれない。作品としての完成度が高いのはもちろん、クロエジャオ監督の、独特な情緒ある風景描写の中で、個を重んじる精神と人間の可能性を尊重する素晴らしい超大作になって>>続きを読む

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

東京国際映画祭オープニング作品にて。

クリント・イーストウッドの40作品目となる今作。

40年前からの構想を元に、まさに90歳を迎えている彼の集大成ともいえそうだ。

孫とおじいちゃんの優しい時間
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

4.2

子どもたちから学ぶもの、そして子ども達に与えるべきものを教えてくれる。

脱獄犯が子どもを誘拐し、逃走。その2人の未来へ続くドライブ旅が、2人の過去(トラウマ)を癒やしていく。

言うことを聞かない子
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

過去のトラウマに取り憑かれた、童貞男子高校生の淡い恋物語。

ただの恋愛映画ではなく、かなり暗い演出も有り。

祖母に関係する何かしらの鬱病に悩まされる主人公のチャーリー。
中学の頃の親友は、自殺して
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.1

アトレイデス家とハルコンネン家の、砂の惑星DUNEを巡る対立。
パート1でございます。

壮大なSF超大作が始まりました。
ティモシー・シャラメ演じるポール・アトレイデスの能力は、スターウォーズのフォ
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ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)

3.8

かなり見やすい作品です。

小野田寛郎という人物を知らない私でも、ストーリーの簡潔さが救いとなりました。

というか公式サイトにもう、そのまんまストーリー書いてありました。

秘密隊としての訓練を受け
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