紫陽花さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

紫陽花

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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

5.0

テンポが良かったです。
新聞記者の気概を感じました。被害者の方が少しでも心穏やかな日常を取り戻せますように。

白いリボン(2009年製作の映画)

5.0

静かに淡々と進んでいき、一部の出来事はナレーションのみで映像化されていないのに、まるで小説を読むようにありありと光景が思い浮かび全体を通して衝撃的でした。

人は抑圧されすぎると壊れてしまうのですね。
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フランスの女(1995年製作の映画)

5.0

エマニュエル・べアールがひたすら美しくダメ女性を演じていました。
監督のお母様をモデルにしているようですが…戦争という背景を取り払っても結局は男ありきの愛を求めるのでしょうね。最後はまさかの結末?いや
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ストーリー・オブ・マイ・ワイフ(2021年製作の映画)

5.0

最初から最後までレア・セドゥに振り回されっぱなしの船長さんでしたが、最後までお互いに愛し合っていたんだと思います。それが最後のシーンに凝縮されてました。

とにかく時間が長いんだけど、レア・セドゥの美
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ラヴ・アフェアズ(2020年製作の映画)

5.0

何とも自由過ぎる愛でした。

エミリー・ドゥケンヌ以外、登場人物の誰にも共感できなくて、景色も音楽も俳優陣も室内のインテリア全てが美しいのに全く入ってこなくて、不快感の方が強かったです。そのためエミリ
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ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命(2017年製作の映画)

5.0

ユダヤ人迫害をテーマに動物園の経営者夫婦が彼らを園内に匿って救っていた実話に基づくストーリーでした。自分や家族に被害が及ぶことを分かっていてこんな真似できないです。いつもながらユダヤ人関連の作品を鑑賞>>続きを読む

パリ13区(2021年製作の映画)

5.0

セリーヌ・シアマが脚本に参加、ノエミ・メルランがキャストなので鑑賞。
苦手なモノクロ作品で、登場人物の誰にも共感できなかったけど、最後まで一気に見終わりハッピーエンド良かったです。
ミレニアル世代関係
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ターシャ・テューダー 静かな水の物語(2017年製作の映画)

5.0

これほど幸せな人生はないわ

ずっと天国で暮らしているようよ

素敵です!

落下の解剖学(2023年製作の映画)

5.0

ザンドラ・ヒュラー、スワン・アルロー共に英語での圧巻の演技でした。結局、最後のところは…でしたが、子役の僕ちゃんにワンコも可愛くて、スワン・アルローの事務所の同僚弁護士?の眼鏡女子さんも個性が光ってい>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

5.0

主演2人の子役ちゃん、お衣裳がとってもクラッシックだけど可愛くて。劇中劇が何だか大人びていて面白い。
最初の場面と最後の場面、胸を締め付けられました。最期お別れが言えなかった・・・人生って辛いけど、子
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

5.0

こわ(怖)オモロ(面白)くて不謹慎にも笑いの連続でした。
コメディアン出身の監督兼主演俳優さん、お顔の表情だけで笑かしてくれます。
同業の友人夫妻は最後まで感じが悪くて(まあそういうもんなんだけど)主
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⽩雪姫〜あなたが知らないグリム童話〜(2019年製作の映画)

5.0

ルードゥラージュのルードゥラージュによるルードゥラージュのための映画でしたね。裸体が美しくて鍛え上げられた腹筋も素敵でした。
いつも思うのは、レジェンドイザベルユペールはこのような一見して悪役脇役端役
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ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972年製作の映画)

5.0

ブルジョワジーな人たちへの痛烈な皮肉のメッセージでした。亡くなった人がすんごい怖いメイクして出てきたり、神父様がライフルで復讐したり何でもありで、途中から皮肉を通り越してコメディー色が強かったかな。>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

5.0

オリヴィアコールマンが好きなので鑑賞しましたが、エマストーン、レイチェルワイズも凄く良かったですが、このキャストでの三角関係、緊張感がありすぎて良い意味でしんどかったです。
権力を持つと人間の本性丸出
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

5.0

これが万が一失敗に終わっていたら…と怖くなりました。

声をあげた全ての女性に拍手をおくります。

昨今の同意なき性行為の問題を思い出しました。密室での出来事なので個々の真実は分かりませんが、同意は無
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故郷の便り/家からの手紙(1977年製作の映画)

5.0

格好いいニューヨークの風景
それ以上に素敵な母の愛に溢れた手紙
それを映画に仕上げた娘

格好良すぎ

ノー・ホーム・ムーヴィー(2015年製作の映画)

5.0

シャンタル・アケルマン、何で死んじゃったんだよ!凄く残念で悲しい。

大切なお母様が亡くなられて心に大きな穴がぽっかり空いてしまったのかな。天才で繊細ゆえの孤独感。

「家からの手紙」では、大切な娘(
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

5.0

これは驚きました。ひたすら主婦の日常生活が続き、ほとんどセリフがないのですが、不思議と退屈しないのです。ずっと見ていられるけど妙な緊張感がそこには漂っていて。だけど聖人君子のようなルーティンで日常が折>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

5.0

途中で何度か泣きそうになりました。
あっという間に終了。この心地良さにずっと浸かっていたかったです。

今回も素敵なストーリー展開にインテリア、景色…とアキ監督の世界観全てに出会えて感謝でした。
わん
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君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

5.0

見始めた瞬間から絶対に良い映画だと確信できました。

山吹色がストーリー全体に印象的に使われていて、美しくノスタルジックで温かく幸せな雰囲気を映画全体に漂わせていました。

主人公が乗ったバスはまるで
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ファヒム パリが見た奇跡(2019年製作の映画)

5.0

主役の男の子が可愛いくてジェラール・ドパルデューとの息もぴったりであっという間に鑑賞しました。

フランス映画で移民問題のストーリーはありがちですが、ライトタッチで子役の子達の個性が可愛いくて見ていて
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ハイヒールを履いた女(2012年製作の映画)

5.0

シャーロット・ランプリングが好きなので見ました。

息子さんが監督された作品とのことで、シャーロットお母様の美しさや演技力が存分に発揮されていましたね。母親愛に溢れていました。
あれだけの素晴らしい女
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

5.0

アキ監督、カティ・オウティネン、マッティ・ペロンパー主演。

苦手なモノクロ映画でしたが、やはりそれが功を奏して音楽、タバコも相まって格好よく、だけれども人間味溢れる作品になっていました。

男女間の
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

5.0

ハッピーエンドなのかな?とても良かったです。最後の3シーンに全てが凝縮されていました。

アキ監督の全編英語に違和感がありましたが(ストーリー的に仕方ないのですが)風景やお部屋のインテリアがいつも通り
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あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)

5.0

ジュディ・デンチが素敵でした。

あんなに可愛い時に離されてしまった息子を一生忘れることはできません。カトリックの戒律を破るとは、こんな痛みを伴うのですね。
実話ベースとは驚きましたが、当時の母子家庭
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ポネット(1996年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ママに会えて良かったね。

美しき棘(2010年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

レア・セドゥが可愛い過ぎましたね。

あんなにシンプルなお洋服しか身につけていないのに、まだ少しあどけないお顔とスタイル抜群のルックスで愛に飢えた揺れ動くティーンエージャーを熱演していました。

香水
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

5.0

何とも後味の悪い作品でしたが、主演のクリストファー・プラマーそしてブルーノ・ガンツの贅沢な出演によって上質なサスペンスに仕上がっていました。

ただ、ナチス関連の作品ということで戦時中の回想シーンがあ
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愛欲のセラピー(2019年製作の映画)

5.0

ザンドラ・ヒュラーのヒステリックな監督がコメディっぽくてとても良かったです。思っていたより登場シーンがありました。

ギャスパー・ウリエルがアデルに叩かれるシーンもマジギレしてる顔が良くて、亡くなられ
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ルノワール 陽だまりの裸婦(2012年製作の映画)

5.0

内容は史実に基づいているのでしょう、画家の晩年の絵画制作の日常を淡々としたタッチで、しかし全編に渡り絵画の如く美しい映像でした。ただ、手を患っている姿や当時は車椅子が無かったのか女性陣に座椅子ごと担が>>続きを読む

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

5.0

凄く良かったですが…凄く胸が痛かった。

新入学の学校内の独特な雰囲気は、どの国でも一緒なんだなと。誰もが経験するのですが、見たこともない人達ばかりで圧倒されてしまい、自分を出すことも中々上手くできず
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パリタクシー(2022年製作の映画)

5.0

とにかく素晴らしかったです!

リーヌ・ルノーさんを初めて見たのは静かなレジスタンスでその際にも圧倒されました。
ただ立っているだけで全てを物語る佇まいが素敵ですね。

今回の作品はパリの市街地の風景
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アナーキスト 愛と革命の時代(2015年製作の映画)

5.0

タハール・ラヒム主演なので鑑賞しましたが、なんせアナーキストが理解できず、ひたすらタハールとアデルのラブシーンばかりで観てるのがしんどかったです。

あんなに近い生活空間の中でスワン・アルローも彼女を
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ノッティングヒルの洋菓子店(2020年製作の映画)

5.0

彩り豊かなスイーツが本当に美味しそうで、見ていてそれだけでも楽しかったですね。

ストーリーは、予定調和のサクセスストーリーですが、それにも負けていない3世代のトリオ主人公達が美しく強くて素敵でした。
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午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

5.0

全体を通して決定的な何か(一部は除く)が起こる訳ではないのですが、とてもドラマティックにできていました。

80年代当時の映像が所々に散りばめられていて、日本ではなくパリなのになぜか懐かしく切なく感じ
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世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)

5.0

とにかくフィンランドの原風景の美しさに圧巻でした。

ストーリーは予定調和でしたが、のんびりとした余暇の様子=釣りやサウナ、筏の上の飲み会など、羨ましいくらい時間がゆったり流れていて、フィンランドの短
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