ナルミニウムさんの映画レビュー・感想・評価

ナルミニウム

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うたのはじまり(2020年製作の映画)

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「絵字幕版」という字面を初めて見て、うまく想像ができずにピクトグラムみたいなことなんだろうか?と思いながら本編を観てはじめて、それがなにを示しているかを知りずっと涙が止まらなかった。
言葉、音楽、表現
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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肉体を伴わない会話劇で進行する物語にリアルさがあったように思う。
開発者が落とされた瞬間を知らないこと。300年の科学の浪漫と知の集積が戦争に利用されること。また、利用されるがための"栄光"。
日本に
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チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)

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満員になった1番シアターのそこかしこから笑い声が聞こえるような中洲大洋の最後を飾るのはチャップリンの喜劇だった。
THE ENDの後拍手に包まれる体験は映画館にしかない。
鑑賞方法にこの映画館をマーク
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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西洋的な美学だったなぁ

………

昨日観た直後ではそれしか言葉にならず、んー?と考えてた。
全体的に西洋哲学礼賛っぽさが肌にあんまり合わなかったのかもしれないな。
ベラがベラとして箱庭を飛び出し他者
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四月物語(1998年製作の映画)

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心をうつすような光だった
ほのあかるい光の中の愛

野。良犬(2007年製作の映画)

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ふとした瞬間になんだかものすごく美しくて涙が出てくる映画は私の好きな映画

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

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ずっと不機嫌でワガママができるイーニドの強さが28歳の私には少し眩しく映った。シーモアの赦しはそういうことなのかもしれないな。

と思いながら一晩経ってみてあちこちに散りばめられていた時代性を思い返し
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東京物語(1953年製作の映画)

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急速に発展する都市の中、時と街の流れにしがみつく東京の人々と、取り残されたような尾道の両親。
互いに気遣い合うあまりかえって気の毒になっていく出来事たち。
戦争の記憶を僅かに残し、しかしもうじきに忘れ
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バービー(2023年製作の映画)

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エンパワーメントされる理由もフェミニズム映画だと評される理由も全然わからない。立場が反転しただけの世界の残酷さを示唆的に描いたと捉えるならまだ納得できる。けどストーリーの落とし所が「何者でもなく普通の>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

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”事件”に至るまでの経緯は私たち鑑賞者しか知らない

アフター・オール・ディーズ・イヤーズ(2010年製作の映画)

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平たい画の中に迫り来る音がストーリーの予測を阻み、スクリーンの中の世界にのめり込んでいく。
完全にペースを持って行かれて衝撃を受けたことにも気付けずただ唖然としていた。
監督のお話まで聞けてよかった。
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少年たちの時代革命(2021年製作の映画)

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映画という芸術がこの世にあることが希望だ。消費にしてはならない。

RRR(2022年製作の映画)

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音楽が良すぎるナショナリズム映画だったな。
緊迫したシーンでもずっとビートがかっこいいのでそのまま立ち上がって踊り出したくなる衝動を抑えるのに必死だった。
インドの人たちは映画館で踊るらしいと話を聞い
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

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この映画のオマージュをアイドルグループSEVENTEENがやることの意味、彼らの感情も意思もtrueなんや

トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン Part 1(2011年製作の映画)

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さすがにここまで観てるとこのシリーズと登場人物たちに愛着が湧いてくる。
けどずっとベラには感情移入できないな。物語を進めていくのは、人の人生を変えていくのは全てベラの身勝手によるもので、不可能を可能に
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ベーグル、ifを横断する日の丸構図、ランドリーの扉(=日常)、鏡が描くcircleは自分という存在を浮き彫りにする。
他者がいないと1人だと認識できないように、ジョブが行こうとしていたベーグルの中心に
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HiGH&LOW THE WORST X(2022年製作の映画)

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形骸化し、アジト・縄張りを示す名前の機能しか持たなくなった学校という箱庭の中で起こる、社会たるものを徹底的に排除した最高なファンタジー映画。

現実では今はほぼ絶滅してしまった「ケンカ」カルチャー。幻
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

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レイヤーがありすぎる。
撮る行為への敬意。
ジョーダン・ピール←好きが確定

ハッピーアワー(2015年製作の映画)

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大好きな友人たちがかねてより口をそろえて「ハッピーアワー後の世界」があると唱えていた。
その理由を探るべく昨日友人Aと映画館に向かった。到着すると、偶然にも友人Bに出くわす。
鑑賞後、友人A・Bと街を
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偶然と想像(2021年製作の映画)

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めちゃくちゃ良かった。やっぱりこの会話劇、言葉、もうそれは言葉、これが観たかった。素晴らしすぎた。
一緒に行った友人とのその後の会話含め最高な鑑賞体験だった。

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

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最高傑作。
また劇場で観たいのに、もう二度と日本では観れない。
それまで含め最高な作品。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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別の言語への興味と理解を少しだけ持てている今だからこそ、他者との関わり合いの切り口として出てくるさまざまな言語に魅力を感じた。
大林宣彦が映画をもって「映画とは?」の問いに答え続けた人であれば、濱口竜
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ユンヒへ(2019年製作の映画)

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折坂悠太とイ・ランの윤슬を思い出した話だった。描かない美学を感じてよかった。

BLACKPINK THE MOVIE(2021年製作の映画)

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この絶望的な状況の中、最高にイケてる形で私たちに沢山の愛を与えてくれてありがとう。
映画館の新たな使い方の一つだと思う。
「BLACKとPINKを持ち合わせているという自負がある」「音楽は私の人生」
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