ブッチさんの映画レビュー・感想・評価

ブッチ

ブッチ

何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

4.0

サイコスリラー。

主役2人の演技が尊い域に達しているので、キワモノストーリーなのに決して下品にならない。 アルドリッチががっつりそれに応えての力強い演出。 一流。

BGMで垂れ流してたらオシャレで
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絞殺魔(1968年製作の映画)

3.5

なんか黒沢清の世界観。

1人の人間の狂気をリアルに見せてくれる作品。

この放り出され感は好きで無い。

不意打ち(1964年製作の映画)

3.8

予測不可能なストーリー展開なんてよく言うけど、正にそれ。

しっかりと胸をざわつかせたままスパッと終わってくれる後味の悪さが帰って際立つ作品。

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

3.9

ノスタルジー。

主人公の子供時代と成長してからの俳優さんがそっくり。
リアリティあるよなぁ。

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.9

はじめから終わりまで面白い。

映画館のシーンの特撮とかおどろおどろしく凝ってるなぁと思ったら、ジョン•ダイクストラなんだ、と納得。 

印象に残る場面が盛りだくさんな作品。

ミュージアム(2016年製作の映画)

2.1

ふざけた脚本に空いた口がふさがらない。
原作がひどいのか?

自分のケツも拭けない主人公が周りを不幸に巻き込んでいく。
しかもどっかで観たような展開、絵面。

救いは妻夫木くんの演技ぐらい。

ナチュラル・ボーン・キラーズ ディレクターズカット版(1994年製作の映画)

3.9

モラルも愛も知る機会が無ければ、こうなるのは必然と思わせる物語。
自分の中のそういった部分を取り払って観ると圧倒的な映像美と感じさせる虐殺擬似体験ムービー。

竜馬暗殺(1974年製作の映画)

4.0

上映前に石橋蓮司さんのトークショー(インタビューアー斎藤工さん)にて鑑賞。
原田芳雄さんや松田優作さんのエピソードなどで楽しませて貰い、またそれらを石橋さんから引き出してくる斎藤さんのトークの巧みさと
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

自分が追求していく世界の途中で兵器開発をしなければならなくなった人間の苦悩と失脚。

事実なんだろうけど、そんな理由でそうなったのと3時間近く何を見せられていたんだと拍子抜けした。

普通の映画の2時
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Winny(2023年製作の映画)

4.1

開発者が国家に寄って潰される。
あってはならない比較的最近の事件が描かれる。公開規模を考えるとこの映画の社会的意義は大きい。

並行し、タイムリーな事件も描かれて見応えのある作品になっている。

折し
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ヒミズ(2011年製作の映画)

3.8

たまった感情や爆発する感情の表現が激しかった。
ビジュアル的なインパクトは大。

がしかし市子を見たあとではどうしても比較してしまったので部が悪かった。

魅力的な脇役がいっぱい出てくるのは大きな見所
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マチネー/土曜の午後はキッスで始まる(1993年製作の映画)

4.0

ジョーダンテが気になってたけど得体の知れない映画感で今までみてなかった。

劇中映画をあの仕掛けで見てみたい。

満足度の高いポップコーンムービー。

ハードロマンチッカー(2011年製作の映画)

3.4

内容は、いいけどテンポが遅い。
もっとスピード感が欲しい。
役者さんの熱演は見所。

グロテスク(2008年製作の映画)

3.7

アンレイテッドバージョンで鑑賞。

けっこう突き抜けた感あったのに、えっ、そこで終わりじゃないの。

蛇足がついてもこのくらい面白い。

隣人13号(2004年製作の映画)

3.1

せっかく面白そうな話なのに間延びしすぎ。
もう少し展開とかカットとか早く短くの方が良いのでは。

殺し屋1(2001年製作の映画)

3.5

あまりの登場人物の多さを残念ながらさばききれていない脚本。

残酷な描写は、なるほどと納得。

シマウマ(2016年製作の映画)

3.5

時々変なセリフがあったり変な展開があったりするところ以外は良かった。

暴力の解放というか闇堕ちして目が変わっていくのが良い。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

素敵な大人のおとぎばなし。

色で人生を表現してスリルのあるストーリーに郷愁をかもしだす。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.8

まったく全体が理解出来ないのに、映画の中で起こっていることと一緒に溶け込むようにずっと観てられる。

居心地の良い作品。

空気殺人~TOXIC~(2022年製作の映画)

3.9

実にタイムリーな映画。

小林さんもエンタメとしてそれに見合った尻尾切りして終わりなんやろなぁ。

最後の役所の方々が出てくるところは「生きる」へのオマージュ。

神様の崇拝者は世界中においでなさる。

華麗なるリベンジ(2015年製作の映画)

3.8

はじめから面白い。
役者もそれに見合った方達を配して皆が上手い。
セットかロケかは知らないけど、刑務所のシーンとか良く出来ている、多彩。
違和感なくストーリーに乗せて貰える。
サスペンスエンターテイメ
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

3.9

BにAをふりかけてカッコ良く撮った作品。

いい加減なところも含めて味にするセンスは抜群。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

噂に違わぬ良いアニメ。

心配の吹替も全く問題無し。

市子(2023年製作の映画)

4.3

アマプラで見て、あまりに良かったのでプルーバードで再見。

見どころはいっぱいあるけど、特に凄いと感じるのは、杉咲花の演技と舞台をここまで映画に落とし込んだ脚本やその他諸々の作り込み。

エンディング
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.8

アクションシーンでつなぐ女性と男の子のロードムービー。

キチンと血が通った映画。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

面白いが一作目と比べると脚本がブレブレしてる。

二作目で完結だったのを急遽三作目までってなったのかなぁ?

次作に持越感がハンパない。

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.7

黒澤明が描いた悪い奴ほどや夢でのワンエピソードなどをベースに福島での史実を持って日本人が描かれる。

笑いの質は違うが、間の取り方がサウスパーク的。

ホステル(2005年製作の映画)

3.7

久しぶりに観たら良かった。

三池崇史がタカシミイケで出てて笑た。

グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.6

プラネットは単純に面白い。
デスプルーフは会話が長いがアクションシーンが凄い。

ただ一気見したら長過ぎるのでマイナス.1

昔は昼から映画館入って3本立てとか見てたんだけどねー、って感じ。

ベティ・ブルー/インテグラル 完全版(1992年製作の映画)

4.1

何年も前から観たかったけど観る機会の無かった作品。
実際に観ると喜怒哀楽が詰め込まれた面白い映画。
居心地が良いので3時間超も映画の中で泳いでられる。
過去に存在した時間。
今過ごしている時間。
残酷
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.8

面白かった。
ストーリー紹介読んでたら、人物とか分かるかなぁと思って見たけど大丈夫だった。
没入感が心地良い作品。

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.7

前半は、かなり面白い。
後半はたるむけど面白い。
結果として面白い。

ラストは落語。

シックス・シューター(2004年製作の映画)

3.8

スリービルボードのブルーレイを久しぶりに見返したら、特典に入ってたので鑑賞。

舞台劇を映画の文法で作ったら的な高レベルの作品が初監督作にして完成している。

ストーリーだけ聞いたらなんのこっちゃだけ
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Life work of Akira Kurosawa 黒澤明のライフワーク(2022年製作の映画)

5.0

このドキュメンタリー映画は黒澤監督の本当の姿を残したいという意図のもとに紆余曲折を経て完成までに40年の歳月がかかった作品。

黒澤監督の演技指導や感覚の鋭さ映画を熟知した現場の仕切などに唸らされる。
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(1985年製作の映画)

5.0

映画史において乱の前に乱は無し。
乱の後に乱は無し。

徹底的に作り込まれた芸術作品。

ピカソのゲルニカ。黒澤明の乱。
どちらもテーマが一緒。

どのシーンをとっても心地よい緊張が延々と続き悲劇が描
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野球どアホウ未亡人(2023年製作の映画)

3.5

監督の好きがいっぱい詰まった映画!
最後の対決が雨なのは出来すぎ!
監督のアフタートークつきでたまたま観れて良かった!

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