町子さんの映画レビュー・感想・評価

町子

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ハーフ(2013年製作の映画)

3.0

特に解説などはなく、様々な立場の”ハーフ”へのインタビューのみ。

日韓ハーフの方のエピソードが特に凄かった。
高校入学時まで、父が帰化したことを知らされておらず、気付いてもいなかった。キムチとビビン
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.5

解説があるので、ある程度は不勉強でもついていける。
どうでもいいけど、見覚えのある顔が出るたびにそわそわしてしまった。
考えが違うとわかっている相手とも対話を続ける三島を見ていると、自分だけの国にいて
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スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.3

史実が基になっているので、なんとなく先の展開が頭に入った状態で観ることになり(そんなことするから余計…)と何とも言えない気持ちになる。中盤までのドタバタ感は、命や権力がかかっているとどれだけおかしなこ>>続きを読む

スーパーサイズ・ミー: ホーリーチキン !(2017年製作の映画)

3.5

そこまでやるか⁉と思うような、前作とは段違いの規模の大きいパフォーマンスに驚き

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.8

痛快でよかった。

主人公が黒人の身でありながら、警官を「ピッグ」呼ぶ黒人を諌める場面はぐっときた。黒人を「フロッグ」と呼ぶ白人と同じように、人を人として扱わない言葉を使うことが許せなかったんだよな。
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

3.4

原作読んでいたので展開はわかっていたけど、アクションシーンは動画だ見ごたえあってよかった。ボンドルドの発言も活字読むより耳で聴いた方がつらくてよい。

売店でカートリッジ柄のノートPCケースが売られて
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

5.0

メインは反人種差別だけど、ルッキズムエイジズムへの批判だったり過干渉な母親と子供の関係だったりが描かれていて良い。実質女装したジョン・トラボルタが主役だと思っている。音楽もよくて元気が出る

タクシデルミア ある剥製師の遺言(2006年製作の映画)

3.8

二次大戦下、上官の妻と行為中に殺された自慰マニアの祖父、東側の威信をかけて育成された大食い選手の父、剥製師の主人公の三代記。三大欲求の煮込みたいな作品。三代目でやっと幸せになれたね!

鬼が来た!(2000年製作の映画)

4.2

二次大戦下の中国で現地民の捕虜になった香川照之が村人と交流を深める様子がコメディタッチで描かれるが、後半の展開はつらい。日本鬼子にならざるを得なかった香川が悲しい。ラストシーンの演出が凄すぎてトラウマ

さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

5.0

小楼に受け入れてはもらえない蝶衣と、蝶衣に芸で認めてもらえない小四の関係が重なって痛い。
不利な立場に置かれても、ただ自分を貫いて傷ついていく蝶衣が美しすぎて悲しい。
そんな蝶衣が自己批判を求められて
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クヒオ大佐(2009年製作の映画)

4.0

国際ロマンス詐欺が話題になると思い出す作品。無茶苦茶なプロフィールでも騙されてしまう女性の「これで現状が変わるかも」とすがってしまう所も、クヒオの半ば妄想のなかで生きている所もコミカルなのに悲しくて良>>続きを読む

エド・ウッド(1994年製作の映画)

4.3

いやあ映画っていいもんですねってなるやつ。エドウッドの作品は開始5分で限界が来るけど、この映画は面白いの皮肉なような。ティム・バートン→エドウッド→ベラルゴシと続く映画愛の入れ子構造みたいな作品。ただ>>続きを読む

ビートルジュース(1988年製作の映画)

5.0

ミニチュアと実写が重なるような演出やキッチュな造形、ダニーエルフマンの最高の音楽、アクの強いキャラクターが魅力的なのはそうなんだけど、いちばん素敵なのはアダム&バーバラ夫妻とリディアの関係だと思う。血>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

展開はだんだん見えてくるのだけど、印象的な場面が多くていちいち心に引っ掛かる作品。うまくまとまらないので以下雑感。

・寄生する家族が増える度に家族の食事が豪華になっていく“わかりやすさ”
・(おそら
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

「前半はとりあえず耐えて!」と言われて観て納得。手持ちカメラの画面酔いに耐えたあと、不可解だった場面が理解できていくのは快感だった。
自分が観て(なんだこのシーン?)って思っている場面も映画作っている
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バルフィ!人生に唄えば(2012年製作の映画)

3.0

上映時間長めだけど飽きずに観られた。インド映画って歌って踊ってのイメージ持ってたけどこういうのもあるのね。ジルミル役の演技のリアルさがすばらしかった。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.5

数名でやいのやいの言いながらなんとか最後まで観られた。不穏な伏線が一つ一つ見える度にその後の展開が恐ろしくなり、そしてその嫌な予感が大体当たる。これを観る少し前に祖母が亡くなっていたので自室のロフトに>>続きを読む

将軍様、あなたのために映画を撮ります(2016年製作の映画)

3.8

予告で煽ってたほどではなかった。拉致された映画監督と正日の間の話を期待していたが、監督の北朝鮮亡命疑惑を晴らすのが主で名誉回復するような内容。当事者も遺族も生きてるし、仕方がないのかなあ…
知らなかっ
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