2時間後のていらさんの映画レビュー・感想・評価

2時間後のていら

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関心領域(2023年製作の映画)

3.8

ホロコースト作品は一段階ギア入れた覚悟で見るんだけど、見た事ない禍々しい視点の描き方に恐怖と不快で息が詰まりそうだった。
華やかで豊かな暮らしのすぐ隣から聴こえ続ける最悪の「音」…。
アレを終始聴きな
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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.0

嫌だーマジで嫌ー!最悪サイアク居心地悪すぎ早く帰らせてー!…という想いを目一杯味わえます。
居酒屋の支払場面で小さく「ハッ?」って声出てゴメン。
やっぱり違和感感じる人とはズルズル流されずさっさと離れ
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ラスト・ディセント ナティ・パティ洞窟事故(2016年製作の映画)

3.3

洞窟探検中に幅30cmの隙間に頭から直角に挟まり出られなくなった男の実話。
狭くて苦しい地獄。なんでこんな所に入っちゃうんだ……。
YouTubeで実際の事故の顛末を知っていただけに、もう辛くてやるせ
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.8

めちゃ面白かった!民泊で狩りた家に謎の地下室があり…
という王道っぽい導入のホラー映画だけど、物語がどう展開するのか、誰を信じていいのか全然分からなくて翻弄される感じがワクワクした!
演出と構成が上手
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

2.8

ネット荒らし行為で闇の組織のボスを怒らせたダニエル・ラドクリフが、起きたら両手に拳銃をネジ止めされてデスゲームに参加させられる…という設定だけでもう面白い映画。
ほんとーにくだらなくて話はむちゃくちゃ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

めちゃ良かった!三丁目のゴジラ!
映画前半は割と静かなトーンが続くんだけど、東京にゴジラが現れるシーンは一気にボルテージMAX。
戦後の復興しかけの街を容赦なく破壊するゴジラ。
何もそこまで…ってくら
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オキュラス 怨霊鏡(2013年製作の映画)

3.5

置かれた家の主人はことごとく悲惨な死に方を迎える、曰く付きの呪われた鏡と、それを壊そうと奮闘する姉妹の物語。
鏡そのものが敵なんだけど、この鏡のずる賢いこと!殺意が高いこと!
リンゴを齧ったつもりがそ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.7

どこまでが現実でどこからがボーの恐れが見せる幻覚か…
余りの不幸の連続に『こんな事態は嫌だ』大喜利を見るように笑ってしまったけど、段々そういう特質の人が見る普段の景色なのかも…と思ったら苦しくなり、最
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.3

殺しと家造りに異様なこだわりを持つ60人を殺めた殺人鬼の身の上話。
実話じゃなくてよかった…この男とにかく鬼畜で倫理観のカケラもない🤮
なのに滑稽でどこか笑えるのも怖い。
親子連れを狩りのように殺すシ
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.5

無垢な子供ならではの残忍さが痛々しく悼ましい…😭
でも大人の目の届かない所で、危険分子と決着を付けようとする子供だけの静かな闘いがクールでもあった!
大友克洋「童夢」みたいでいいな〜と思ったら、まさに
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雪山の絆(2023年製作の映画)

4.0

アンデス山脈に墜落したウルグアイ空軍機。
その乗員たちが、取り残された極寒の雪山で72日間生き抜くサバイバルノンフィクション。
タイトルやジャケットの雰囲気からは想像できないくらいめちゃくちゃ重たく過
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

2.8

肉屋が誤って殺してしまったヴィーガンの肉をハムにして出してみたら大人気商品に!
ホラーというよりほぼコメディで、不謹慎だけどサクッとポップで何も考えずに気楽に見られる。

キュア ~禁断の隔離病棟~(2016年製作の映画)

2.8

山奥の怪しいの療養施設に囚われてしまう男。
1カット1カットの映像がポストカードになりそうなくらい美しい雰囲気。
しかしその中に挟み込まれる生理的嫌悪感を催す描写が強烈。
明らかに飲んだらマズそうな水
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.2

全てPCの画面上だけで映画が進行するシリーズ第2作。
今回は行方不明になった母親を探す娘がSNS、スマホの位置情報、代行サービス、買い物履歴にLIVE中継動画など駆使して真実を突き止めていく。
めっち
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.3

自分にはこういう田舎はないのに異常にリアリティを感じる会話劇の自然体ぶりが凄い。
帰省ほっこり家族ドラマと思いきや、途中樹木希林の台詞で真顔になる位胸にズンとくる重みや、絶妙に嫌な後味が残る深怖い作品
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夜を越える旅(2021年製作の映画)

4.2

この映画、ヤバイ。
煮え切らない若者の青春ロードムービーみたいな体かと思い、まったりと見ていたら途中であり得ないハンドルの切り方をして180度映画が変わる。
びっっくりした。
ホラー見慣れてる自分です
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.5

麻薬捜査班が捜査の為に偽装営業したフライドチキン屋が思わぬ大繁盛をしてしまう←この奇抜な設定だけでもう面白い。
テンポも良く連発されるボケシーンで何も考えずに笑える。
途中中だるみ感もあったけど、うだ
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ザ・カンファレンス(2023年製作の映画)

2.8

キャンプ場で殺人鬼に襲われる王道スラッシャー。
殺されるのが地方自治体職員で年齢層も高めというのが新鮮でよかった。
職員たちの能力開発キャンプという名目で集まっているのもあって、殺人鬼に直面した際にし
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N号棟(2021年製作の映画)

1.5

コレは流石に「日本でミッドサマーをやりたかったのね…」としか言いようがない笑
死生観や死を崇める宗教の描き方も浅いし、色々中途半端なまま終わって残念。結局なんだったの…

炎628(1985年製作の映画)

4.0

圧倒された。
628はドイツ軍の移動部隊によって焼かれた村の数。
戦争で、人はここまで残酷になれるものなのか。
唐突に映る雑に積まれた死体の山
機銃掃射を食らって倒れた牛のギョロギョロ痙攣する目
大勢
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.0

ある日突然、日常が戦場に変わり、理不尽に隔離されていくユダヤ人。
彼らが街中で、モノみたいに、無造作に、只々雑に殺されていく。
日常の延長のように殺人が行われる悍ましさ、劇的な演出もない分、嫌なリアリ
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スマイル(2022年製作の映画)

2.8

張り付いたような不気味な笑顔がこちらをずっと見ている画ヅラはただそれだけで怖い。結局化け物系にいってしまったのは残念。

マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.0

愛する余命わずかな娘の『日本のアニメ 魔法少女ユキコの衣装を着たい』という夢を叶えるために、父親がなりふり構わず周りを巻き込んで地獄に転がり落ちていく。。
まるで不幸のピタゴラスイッチ。救いゼロ。
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ワウンズ: 呪われたメッセージ(2019年製作の映画)

1.5

Filmarksで低評価すぎて逆に気になってたんだけど
・全ての伏線を全て置き去り
・正気の沙汰とは思えない所で終わる
・アル中浮気おじさん主人公がずっと不機嫌
・画面を埋め尽くす程の黒いG集団
…と
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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

3.7

最初から最後までコワすぎワールド全開で全力疾走のお祭り騒ぎ。
工藤や市川はもちろん、新キャラも濃すぎる漫画すぎる。
得意のワンショット風時空間移動も大盤振る舞い。
ずっと楽しくてむちゃくちゃ元気出た!
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

4.0

しんどい……
胸が張り裂けるってこういう事を言うんだろうな…
自分の想定を超える辛さに放心状態で食欲も失う。
子供目線で戦闘シーンもないのにここまで強烈に戦争の悲惨さを描けるなんて。
子供ゆえに自分た
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

2.5

人間の残虐性を増幅するウイルスが蔓延した世界。最初から最後までひたすらグロと下衆にまみれて疾走。
一体何リットルの血糊を使ったの???
食欲・攻撃欲に加え性欲も制御できなくなるので性暴力シーンがマジで
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.8

タイと韓国合作による悪霊祓いモキュメンタリーホラー。
じっとり陰鬱な情熱大陸みたいな前半から一転、中盤のあるシーン以降の「これってもう詰みでは…?」という絶望感が半端ない。
終盤の怒涛のハチャメチャ地
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オオカミの家(2018年製作の映画)

2.8

今まで見た事ない映像表現に度肝抜かれた。
一体どれだけの時間と手間が掛かっているのか…。
廃墟の壁いっぱいにドロリと流れ落ちるペンキと、禍々しく変形する紙の人形によるストップモーションアニメで描写され
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

2.3

裕福な家に嫁ぎながらも孤独感と息苦しさを溜めていった主人公が異食症を発症する。
雰囲気や色使いがとても美しい画作りだけど、とにかく主人公周辺の登場人物がクソみたいな人間だらけで、異色シーン以上に人間関
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.0

24人もの若者を惨殺したサイコパス・榛村をあっけらかんと、全く悪びれない顔で演じる阿部サダヲが激ハマり役。ハイライトが無い洞穴のような漆黒の瞳が薄気味悪くて良かった。
榛村は被害者を徹底的に痛めつけて
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ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)

3.0

8000人の乗客を乗せたまま、不慮の事故で永遠に宇宙をさまようことになった宇宙船…
未来の見えない漂流で徐々に心を荒ませていく乗客たち。
これは本当に救いがない。淡々と描かれる虚無。
宇宙の広さとあま
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

2.5

「きさらぎ駅脱出RTA」すぎて笑った。
とにかく効率的に脱出する為に主人公が怪異に対して即殴る、蹴る、刺すで対応するのが気持ちいい。
車のおじさん(怪異)を石でぶん殴って「この人は、アレだから!大丈夫
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さがす(2022年製作の映画)

4.2

思っていた方向と全然違う方向に進んでいくのでかなり引き込まれた。
重たい…非常にしんどい。
だけど、最後に全てが繋がる展開はある意味爽快。
安楽死について考えさせられたけど、描き方はどこかカラッとして
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子宮に沈める(2013年製作の映画)

-

軽い気持ちで見るものではなかった…
実際に起こった事件なので一層やるせない気持ちになる。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

2.5

ホラー映画に見せかけたSFエイリアン映画…
の裏で社会批判をこってりと描くジョーダン・ピールらしさ爆発。
コントロールできないものを支配して利益を得ようとするとしっぺ返しを食らうぞって感じかな~。
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