haru3uさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE(2013年製作の映画)

4.0

近年のTVスペシャルの駄作続きを嘆くルパンファンです。今作は「名探偵コナン」というビッグタイトルと組んだことで、制作に力が入っていることが何よりも嬉しかった!
映画はコナンの世界にルパン一味がお邪魔し
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デザート・フラワー(2009年製作の映画)

4.5

ソマリア出身の女性ワリス・デイリーが、世界のトップモデルとして花開くまでを描く自伝的映画。明るいサクセスストーリーに絡めて、彼女の祖国の忌まわしき慣習が告発されます。

FGM(女性器切除)は主にア
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ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

2.5

全身整形によって誰もが羨む美貌を手に入れ、トップモデルへと上り詰めたりりこ。彼女の心と身体、そして人生がゆっくりと、徐々に加速を増して崩壊していく。
酷評が目立つので覚悟して観ましたが、女の美に対する
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空気人形(2009年製作の映画)

4.5

心を宿した空気人形のぞみは、服を着て街に飛び出した。

のぞみがレンタルショップの青年と愛し合う場面が印象的です。
彼女の身体の中の空気を抜いたり吹き込んだり、自らの息で相手の全身を満たす。何か神聖な
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.0

ドラッグに溺れ刹那的に生きる若者がどうしようもない日々から脱却しようと足掻く、陽気で悲惨な青春群像劇。
青く澄んだ汚物まみれの便器や禁断症状に苦しみベッドの中で見る幻覚の描写等、妙にスタイリッシュで中
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Black&White/ブラック&ホワイト(2012年製作の映画)

2.5

CIAで最強タッグを組む2人の男性が、同じ女性に恋をした。
ラブコメ要素が強いので、スパイ・アクションを期待して観ると拍子抜けかも。意中の女性を振り向かせるため手段を選ばず職権乱用しまくりで笑えます。
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おとなのけんか(2011年製作の映画)

4.0

病院沙汰になった子供の喧嘩を発端に、お互いの両親がひたすら討論。会話活劇だけで80分飽きさせません。
初めは体裁を取り繕うもののどんどん仮面は剥がれ、お互い尽く地雷を踏み抜き阿鼻叫喚。男性陣は妙なとこ
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

3.5

舞台はラジオドラマの制作現場。女優の我が儘から始まりつじつまを合わせるためのその場しのぎを重ね、物語はトンデモ展開に。生放送という時間との戦いの中、駆け回る人々を面白可笑しく描く。
妥協する人、妥協で
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

認知症で人生の伴侶を忘れてしまった妻に、献身的に二人の愛の物語を読み聞かせ続けた夫。泣き所を心得た演出は流石で、別れの場面の口論やラストシーンはぐっときます。
とはいえ、捨てられた側の婚約者と未亡人が
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ガタカ(1997年製作の映画)

5.0

遺伝子操作が主流となった未来で、“不適正者”のレッテルを貼られた男が運命に抗い夢を叶える物語。

もう何度観たか分からない、大好きな作品の一つです。
透き通った青を背景に削り落とした皮膚が落下するOP
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

4.0

とある大学のSF研究会で、真夏日にエアコンのリモコンが壊れる。そこに突然現れるタイムマシン。昨日に戻って壊れる前のリモコンを取りに行こう!というお話。
せっかくタイムマシンがあるのに昨日と今日を行った
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カルテット!人生のオペラハウス(2012年製作の映画)

2.5

第一線から退いた音楽家が集う老人ホームの存続のため、往年のオペラスター4人組が再結成。
生涯現役のおじいちゃんおばあちゃん達がとても素敵でした。彼女たちの様に、老いても人生を謳歌したいものです。ラスト
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グレート・ブルー(1988年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

実在のダイバー:ジャック・マイヨールをモデルに、フリーダイビングで世界記録を競う、海に魅せられた人々の物語。イルカの化身のように浮世離れしたジャックは勿論ですが、彼と対照的な、人間味溢れる豪快な海の男>>続きを読む

人生、ブラボー!(2011年製作の映画)

3.5

若い頃に行った精子提供によって、生物学上533人の子がいることが判明した男性。アメリカでも1人のドナーの精子から150人受胎していたというし、有り得ない話じゃないのかも?無責任に種をばらまいたとみると>>続きを読む

かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.5

フィンランドの美しい街並みに、自然体が素敵な三人の女性が違和感なく溶け込んでいます。互いの事情には干渉せず、ただそこに集まって美味しいごはんを食べ、おしゃべりをしているだけ。何が起こるわけでもありませ>>続きを読む

50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

記憶を一日しか保てない女と、一途に愛を貫く男のロマンティック・ラブコメディ。
記憶障碍にしっかり向き合いながらも、お涙頂戴に走らない展開がいいね。 病気が回復してめでたしめでたしとはせず、なおかつ夢を
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恋するベーカリー(2009年製作の映画)

2.0

美味しそうなタイトルに惹かれましたが、ベーカリー要素はあまり無いのね。親世代の赤裸々なガールズトークは正直あまり聞きたくありません、R15なのも納得。もっと年を重ねたらまた違うのかな。

ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

4.5

誰もが知っている古典の名作を過激でポップにアレンジした、現代版「ロミオとジュリエット」
モンタギュー家の若者がアロハを着ている(もちろんロミオも)のに対し、キャピュレット家は思いっきりラテン、神父の背
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

4.0

嫌味な理屈屋で神経質で、自虐に走るくせにプライドは高い。。ウディ・アレンお決まりのこの手のキャラクターが嫌いで、何故あんなにモテるのかいつも理解できません。
ウディ・アレン節が随所に炸裂しているのは楽
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

5.0

工科大学生3人の友情を綴るインド映画。
苛烈な学歴競争社会の中で人生の選択を迫られるとき、いつも傍らにあるのは型破りな男ランチョーの笑顔と「きっと、うまくいく」という言葉だった。笑いあり涙あり踊りあり
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リアル・スティール(2011年製作の映画)

4.0

ロボットボクシングを通じて心を通わす親子の物語。
無機質だけど感情があるかのようなATOMはもちろん、変な漢字まみれのノイジーボーイ等、ロボット達がただの鉄の塊には見えません。愛着が湧いてしまって痛め
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天然コケッコー(2007年製作の映画)

3.5

廃校寸前の田舎の分校に、東京から転校生がやってきた。特に大きな事件や盛り上がる展開はありませんが、田舎の美しい風景とのんびりした時間に癒されます。夏帆演じる純朴田舎娘そよちゃんの瑞々しさと、うぶな初恋>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.5

脊髄損傷のため首から下が麻痺した大富豪フィリップが自身の介護士として雇ったのは、スラム出身の若者ドリスだった。
仏語の原題は「Intouchables」、触れ合えない人々という意味だそう。異なる境遇で
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

定番のタイムトラベルものですが、本作はちょっと変化球。列車爆破犯を突き止めるため、爆発までの8分間をループする物語です。スピーディーな展開にぐいぐい引き込まれました。
乗客の笑顔の中、全てが停止する瞬
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タイピスト!(2012年製作の映画)

4.0

フランスの田舎娘がタイプライターの早打ち世界一を目指す、お洒落なスポ根ラブコメディ。舞台に衣装に小物、何もかもがフレンチポップでとても可愛らしかったです。タカタカチーン!ってタイプ音も心地良い。女性の>>続きを読む

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

4.0

もともとバズ・ラーマンの華美でゴテゴテした味付けは大好きなのですが、ゴージャスだけどどこか胡散臭さが漂うディカプリオとは相性抜群ですね。「ロミオ+ジュリエット』の頃は正しく王子様だったのになあ。 >>続きを読む

猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

2.5

彼氏がチョンジ・ヒョンのわがままに振り回される様がコミカルで面白い。張り巡らされた伏線がきれいにラストに繋がるのも良かったです。
人気作品なのも納得。なのですが、のっけから嘔吐シーンで気持ち悪くなって
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セブン(1995年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

七つの大罪になぞらえた猟奇的な連続殺人を追う、二人の刑事の物語。

カイル・クーパーのOPムービーからもうセンス抜群です。全編通して彩度を落とした陰鬱な映像に、ひりひりと張り詰めた緊張感がたまりません
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.0

“バタフライ・エフェクト”とはカオス理論を説明する上で有名な言葉であり、“通常なら無視してしまうような極めて小さな差が、やがては無視できない大きな差となる現象”を示すそう。ある場所で蝶が羽ばたくと、地>>続きを読む

ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

3.5

夢に見た理想の女性を執筆したら、彼女が目の前に現れた。爽やかキュートなファンタジックラブストーリーです。
理想への欲求は満たされることなく、彼女を失うことを恐れて負の連鎖に陥る。そんな恋愛の普遍的なテ
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

1920年代のパリを敬愛する主人公がタイムスリップし、心酔してやまない作家や芸術家達と巡り合う。真夜中のパリがとびっきりお洒落に描かれています。この設定を、ウディ・アレンが小粋に描いたのなら間違いなく>>続きを読む

マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.0

「アベンジャーズ」を観た勢いで鑑賞。地球を巻き込んでの壮絶な兄弟喧嘩が繰り広げられていました。迫力のちゃぶ台返しや神々が地球に来たときのコスプレ感、おなかにハンマー乗っけて動けないロキ等思った以上に笑>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

5.0

マーベル作品は良い意味での軽さが魅力だと思っていたけれど、今作はシリアス且つ重厚でとても好みでした。
肉弾戦、銃撃戦、カーチェイスと息もつかせぬ怒涛のアクションが続きます。不屈の精神と尊い自己犠牲心を
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ハングオーバー!!! 最後の反省会(2013年製作の映画)

3.5

遂に完結編!何だかんだ見逃せないシリーズでした。こんなに笑ってドン引きした映画は他にないので寂しいな。
ハングオーバーシリーズは観る度に、男子って楽しそうねと微笑ましく思います。1、2とは少し違う展開
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

並外れた嗅覚をもつ青年が、究極の香水を作り出すため禁忌を犯す。香りは映画では表現できない分野ですが、匂いから臭いまで嗅覚に訴える映像が素晴らしかったです。全編通して耽美な雰囲気。
ただ、処刑台に上って
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アーティスト(2011年製作の映画)

3.0

サイレントからトーキーへの過渡期にあるハリウッドを舞台に、時代に取り残され落ちぶれていくサイレントスターの挫折と復活を描いた作品。無声映画という制約を逆手にとった音の使い方がとても印象的でした。犬がす>>続きを読む