ぐるぐるさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

色々な若者が出てくるけど、全てが緩やかに繋がっていて、まるでドラマのような設定
でもそれをなんとか映画の2時間の中にまとめるために、各場面を黒背景の小タイトル表示画面で繋いでいく
その繋げ方、音声の聞
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

母の秘密を前にして、双子の姉弟はどう生きていくのか…何よりその兄であり父である彼は…
知らなくてもいい、向き合わなくてもいいこともある
人からそう言われることも多々あるけど、それが自分にとってとても大
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

まさか泣くとは思わなかった…
BLでつながるおばあさんと女子高生、というインパクトのあるワードたちの中にある繊細なうららの感情
まっすぐに目標へと突き進むことができないひねくれた自分と向き合う物語だっ
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

デニーロ好きだからなあ、悪役なんだけど肩入れしてみてしまった
悪いやつほど人間臭くて映画では魅力的に見えてしまう…
でもラストにはあの白い殺し屋を屋上から突き落としてネスもその両側に立つ人間になった
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.9

すごすぎるアクション…母と2人でギャアギャア言いながら観ました
新作もすごそうだしなあ、観に行きます

マッドマックス2(1981年製作の映画)

3.7

こういうのが好きなんだね、というのが滲み出てる映画
説明する気が少しだけ見られたけど、やっぱりあとはお前らついてこいな感じでそこが好き嫌い別れるところなのかな
私は嫌いにはなれない、けど続編みるかはや
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

女の生きる道、女としての幸せ
本当はそんなのは男も女も関係なく人それぞれに違っていてよいはず
自己の努力を抜きにして手に入れたものはどこかで歪みが生まれるし、永遠ではない
納得して受け入れない限りは…

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

4.4

繰り返される日常を覗き見る、そういうあくまで傍観者として観客を導くのかと思いきや、少しずつ交わされ始める会話から背景が見え始める
叔父さんと姪の関係性がたまらん、大好きだ…
依存して自立できないのはど
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.1

面白かった…映像も物語も、もう私の塊みたいな、こういうのがやりたかった!!という魂の叫びと受け取りました。

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.8

始まりから引き込まれる
病院の廊下のシーン、エスカレーターのシーン、スティーブンがマーティンの家を訪ねる(後半の方)のシーン、印象に残ったのは引きのショットが多い
なんとなく違和感、なんとなく怖い
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

3.9

日常に溢れる音や光、生命の躍動感と瑞々しさが伝わってくる映像
そしてごはんがとても美味しそう
野菜を炒めるシーン、盛り付けするシーンとかね
パパイヤの千切りを作るシーンも、刃物が水分を含んだパパイヤの
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.9

ドラマとなんら変わらぬ映画、ということはいかにドラマのクオリティが高いかよく分かる
今回も露伴先生の好奇心が爆発
見てはいけない、見たい、、
日本の昔ながらのお話でよくあるやつ、こういうものを現代の日
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ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド(2011年製作の映画)

3.7

ビートルズ自体過去の偉大なバンドというぐらいでそこまで背景を知らなかったし、ジョージのことは本当にほぼ何にも知らなかった
綺麗にナレーションなどを入れて編集はせず、あくまでジョージを知る人たちの言葉だ
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FRANK ーフランクー(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

行きて帰りし物語とでも言えばいいか…
自分のミュージシャンとしての居場所を探すジョン
でもフランクたちは違う
生きることが音楽だから
ジョンは彼らの生活を壊した
バンドをぶち壊したジョンは最後にまた彼
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劇場版 優しいスピッツ a secret session in Obihiro(2023年製作の映画)

5.0

セトリがもう…ライブでは聴けないようなラインナップ
1曲目から涙が止まらない、ありがとうの気持ちでいっぱいになります
パンフに書かれていた三輪さんのコメントが素敵でした、、
スピッツを覗き見ているよう
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オリーブの林をぬけて(1994年製作の映画)

4.0

走れ、ホセイン、走れ…
ラストをドキドキしながら見守った

キアロスタミの映画って余裕が感じられてゆったり時間が流れてて、それでも無駄に長いというよりかは長いことが贅沢に思える感じがする
高級料理店が
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

性差別的な思想が色濃く残るクラシック界でのし上がった女指揮者
パートナーとの生活と仕事の両立、一見華々しい経歴の持ち主だけど、物語が進むに連れて彼女の本性がチラついていく

告発された内容について映画
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サウスポー(2015年製作の映画)

4.1

ボクシング映画の醍醐味が詰まった一作
熱い展開の連続でワクワクするとともに、悲しみや絶望の重々しさがジェイク・ギレンホールの演技で現実味を持つ
肉体の仕上げ方もすごくて腹筋バキバキ
娘との関係性や自分
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少年と犬(1975年製作の映画)

4.3

想像してたよりもキャッチーで、割と映画観ない人でも楽しめるような感じがした(キンザザとかと比べての話)
犬がかわいい、写真集が欲しいぐらい
ラストが最高

砂漠、過酷な環境で独自の生活を営む人々の組み
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劇場版 空の境界/第二章 殺人考察(前)(2007年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

1作目で起きた事件は解決したように見えたけど、まだまだ問題は根深くて単なる解決ではなかっただてことなのか…
今後の作品でそこの話を掘り下げていくのか、また新たな展開があるのか気になる
両儀家とは一体な
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劇場版 空の境界/第一章 俯瞰風景(2007年製作の映画)

3.7

一体どういうこと?これが1作目??と戸惑いながら鑑賞
徐々についていきながらもやっぱりよくわからない
ここから始まるという攻めの姿勢にワクワクしているので続編も楽しみではある

トルソ(2009年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

孤独だけどそれなりに充実した日々
全てが自分でコントロールできる日常
そこへ突然現れた妹は姉とは正反対のマイペース人間
一緒に時間を過ごす内に別れの時にはそのコントロールできない騒々しさを寂しく思うほ
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ダーク・ブラッド(2012年製作の映画)

4.4

何度目だろうな、不思議と何度も観たくなる
広大な砂漠で赤土にまみれながら孤独に暮らす青年
現実への諦めと未来への希望、そして常にちらつく孤独と狂気
運ではなく、叶えたいとより強く願った者が手に入れるこ
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ボーイズ・ドント・クライ(1999年製作の映画)

4.0

とても辛い…鑑賞後力が入らず泣き崩れることとなっても、それでも観たことに悔いは残らないような作品
トラウマレベルではあるから勧めるのは難しいけど、この事実が忘れ去られないために多くの人に知って欲しい作
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.8

スピッツ目当てで行ったけど、コナン初心者でも十分楽しめた!
親切な解説も多くあって、ある程度小さい時にコナンのアニメ見てる人なら問題なくついていける感じ
灰原とコナンの関係性とか、知らない間に多くの時
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ペイ・フォワード 可能の王国(2000年製作の映画)

4.1

思ってたよりも前向きばかりな作品ではなく、アルコール依存症やトラウマを抱えて生きる姿もしっかりある
クソみたいな世界を変えたい
その一心で少年が起こす行動は、クソみたいな世界に慣れてしまった大人には眩
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.2

平日の夜にふらっと観れる作品じゃないけど絶対に観て損はない、辛いけど人に勧めたくなる作品
現実の重々しさを感じさせないバレエの軽やかなステップ…美しい踊りの世界との対比がこれでもかと突き刺さってくる
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.4

純真無垢な青年と退役軍人の組み合わせが想像以上にグッときて鑑賞後の感動が深かった
長さが気にならない作品でもあるのは無駄がないからか

退役軍人だけど女好きで目が見えなくてもそれは変わらない
どんな女
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コーチ・カーター(2005年製作の映画)

4.0

選手と契約を結び、弱小チームを導くコーチカーター
今が楽しければそれでいい
そんな不良生徒たちが勝利を、自分の人生を勝ち取っていく姿に胸が熱くなる
自分はどう生きたいか、そのためには何が必要か
たとえ
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

手を繋ぎたいけど自分からは繋げなかった
躊躇っていたらそれに気付いて繋いでくれた
あのシーン無性に泣きたくなったなあ
幼い頃とはいえ、孤独を隠す強いちひろさんを知っているからこそ、あまりにも無防備な孤
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