ぐるぐるさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

せかいのおきく(2023年製作の映画)

4.0

章仕立ての物語で朝ドラみたいな雰囲気
モノクロの映像だけどスタイリッシュになりすぎないのはテーマがテーマだというのもあるけど、悲劇は喜劇という心意気と、日本の四季への愛の眼差しを感じるからかな
色がな
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マチルダ(1996年製作の映画)

3.6

シリアスな映画だったら有名な鬱映画になってただろう設定
コメディでポップだからこそ何とか成り立ってた
絵本のような映画で嫌いじゃないけど時々我に返ったときの親と校長への恐怖に身震いする

梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.8

普通に暮らしたい
その思いは誰にとってもあるもの
管理しろ、鍵をかけろと誰かの自由を奪って自分の自由を守ろうとする人は、ある日立場が逆転した時に自分で自分の首を絞めることに気付いていない
共に生きるこ
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南極料理人(2009年製作の映画)

4.5

久しぶりに鑑賞
沖田監督作品が本当に好きだ
何度でも観たい、何歳になっても観たい

街の上で(2019年製作の映画)

4.5

愛がなんだとか、そういう系で心を揺さぶられると思って避け続けてきたけど、めっちゃよかった…
街と人
下北沢の街で人々が交差していく模様を丁寧に追いかけていく物語
色んな欠片があり、どれもが無駄なくそれ
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに邦画を観た気がする
これだなあ、この閉塞感
あんたと私、この世界には2人だけ
マリコの思う「あたしにはシイちゃんだけ」という思いを何よりも自分の支えとしマリコがシイノを思う以上にマリコのこと
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スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

3.6

あまり事情をよく知らない自分からすると色々と唐突で話が分かりにくい部分もあった
時系列がいったりきたりで今どこが現在なのか、早送りで詳細はあまり説明されない
表舞台の裏側が描かれるも表舞台を知らない人
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

4.0

ボクシング映画でこの描き方、この終わり方を迎えるとは想像もしてなかった
前情報なしで観るのがいいかもしれない
鑑賞後、映画のオープニングが頭に浮かんでくるとこも含めてとてもよい物語だった

ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

3.5

スコセッシ作品で期待値高めなのもあり…少し期待外れだったかな
執念や猟奇的な行動の描写は濃いけどその根源になる部分が復讐の一点張りなのが引っかかって、デニーロにも弁護士側にもうまく感情移入できなかった
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

4.0

夫の浮気調査を依頼され、そこから芋づる式にいろんな闇が吹き出してくる
ラストを思い出すたび、ギテスが冒頭でモーレイ夫人をとどまらせようとかけた言葉たちが浮かび上がる
知らなくてもいいことは世の中にたく
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ミッドナイト・エクスプレス(1978年製作の映画)

4.0

刑務所映画の中でも、劣悪な環境で言語も慣習も異なる上に捻じ曲がった看守の組み合わせで徹底的に希望を奪い去っていく…
想像以上に過酷だし、父親との面会で、父親が食べたごはんの話をしているのを聞きながら泣
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フェイク(1997年製作の映画)

3.8

囮捜査官である自称宝石商ドニーことジョーの餌にまんまと食いついたマフィアのレフティ
ジョーとの出会い頭の横柄な態度とアルパチーノという条件もあって、ボス的な存在かな〜と思ってたら全然下っ端だった
でも
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引き裂かれたカーテン(1966年製作の映画)

3.6

瑞々しいジュリーアンドリュース
物語はいたってシンプルだけど、魅せ方が上手いなあ
気になって最後までかじりついて観てしまった
アメリカの保証人のために、というおばさんの執念が凄かった
ロクな珈琲も煙草
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.5

うわ〜面白かったーー!
事件の展開は勿論のこと、相反する性格の刑事を取り巻くロス警察署内の人間ドラマ、怪しい組織の女性とのロマンス…
それぞれに何かしらの信念・思想に基づき行動する刑事たちと組織的な立
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.1

映画音楽のなんとなく聴きやすいな、好きだなと思っていたことが、明確な意図を持って作られているため根拠が存在したことに感服しながら鑑賞
言語のように抑揚やテンポを持たせることで映像単体よりも感情が伝わる
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ディアボロス 悪魔の扉(1997年製作の映画)

3.5

聖書分かってたらもっと面白い可能性はあれど…人間ドラマとして観始めたからこそ、突如のダークファンタジー要素には戸惑った
どの路線で行くんですか、、せめてどっちかにしてほしかった
フロリダで負け知らずの
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マッドマックス(1979年製作の映画)

3.6

この荒廃した世界で善悪の境目が分からなくなっていく感じが好きな人は好きそう
洗練された物語、凝った設定というわけではないアバウト感がこれまた混沌としてる
警官が全身革着てる時点で何かがおかしいし、冒頭
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

4.0

主人公は登山カメラマン深町
かつて1920年代にエベレストに挑戦し、消息を絶ったマロリーのカメラを買わないかという話を持ちかけられた夜、同じく消息を絶っていたの登山家羽生と遭遇する
羽生は若い頃から無
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

3.8

単純に勉強になる作品
これは多分劇場で観るべきだったなあ
ドルビーや5.1chとか、割と最近の技術ぐらいに思ってたけど昔からあったと知って驚いた…
日本の劇場でドルビーだとかが宣伝されるようになったの
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スリーパーズ(1996年製作の映画)

3.9

物語が説明っぽくてやや入りにくい感じはあったけれど、物語やメッセージの力強さであっという間に引き込まれた
こういう風に映画を通していろんな人の心に種を蒔いていくことができることを考えると映画の持つ底知
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.5

ラドクリフは一切SNSやってないと聞いたけどこの映画の出演は意思表示だったのかな
ポップコーンムービーだと思うけど、この映画観ながらポップコーン食べようとすると手が止まる気がする
続編あるのかなという
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.9

初恋は男を強くする、か〜
全体的に不思議な映画で、途中に入る色の入り混じったシーンや音響も変な感じ
出てくる人もみんなどこかしら変わってる
冒頭の事故とオルガンからして変な映画の香りぷんぷんだったけど
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.0

遂に刀も出てきたしバイク上でのアクションも圧巻
防弾の技術に対抗してそれを貫通する武器を選ぶもそういうのほどすぐ弾込められないから敵が来るまでに弾込めるシーンもハラハラする
犬や馬との共闘も今まで見た
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

4.0

アクションが凄すぎ
華麗なガンアクションだけでなく弾無くなったらぶん投げたり、実戦的なアクションも入り乱れてる
鉛筆1本で戦うシーンは痛かったなあ…
女性陣の魅力溢れるチャプター2
ジアナとジョンの関
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.9

最新作公開に向けて再鑑賞
愛犬と愛車のために…シンプルだけど人間シンプルな動機ほど強くなれる
マフィアの子どもだろうが何だろうがやったことの代償は平等に求められるのでスッキリ感強め
コンチネンタルみた
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.1

映画で描かかれる夢や理想は必ずしもひとつの面だけを切り取るわけではない
描かれない闇の部分が表よりも浮かび上がって見える人もいるだろう
描きたいものが描きたい通りに観客に伝わるわけではない芸術
思うが
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ナイト・ウォッチャー(2020年製作の映画)

3.3

アマプラの配信終わるらしくて鑑賞
アスペルガーの青年は人との距離感はつかむのが難しく、人々の様子を録画してリプレイしては会話の練習をしていた
ホテルの受付のバイトをしながらダメだけど、盗撮して会話を学
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.1

おもしろかった〜〜情報も要素ももりもりの映画ぜんぶのせという感じ!
個人的にグーニーズのデータだと気づいた時の感動たるや…彼をスクリーンで観ることができたことに感謝したい。
ありえたかもしれない世界の
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

3.8

思ってた娯楽映画では終わらなかった
フットルースとかフラッシュダンスとか、同じジャンルではあるけど、それらと比べても社会や自分の未来に対する不安や不満、格差社会の価値観に疑問を呈す姿勢が色濃かった気が
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ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.5

昼下がりのブレイクタイムに丁度いい
何にも考えずに笑ってみられる
ブラピをブラピとして使っているが故の溢れんばかりの魅力で周囲がかすむ…
ラドクリフは1人狂気で額の浮き出る血管と美しい瞳からライトハウ
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

聴覚と視覚をはじめとした様々な感覚を敏感にさせる映画だった
ジムの中の様々な音の重なり、優しさを感じるありふれた風景
そんな目に見えるもの、聞こえるものだけでなく形のない人の想いを切り取っていく
ケイ
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ブルー・ジェイ(2016年製作の映画)

3.9

たった1時間20分、現在縛りで進む語り口でここまで過去と現在が等しく重くのしかかるか…すごい
役者さんたちの演技も、優しい眼差しではあるけれど寂しさと悲しみに満ちていて軽快なやりとりなのに影を感じる
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.0

この映画を観て育ちたかったな
思い切ってBlu-ray買ってよかった
ドーウェンとオリーブの関係性がとても好きだな

タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

4.5

改めて観てやっぱりすごい映画だなと
3時間とは思えない詰まった映画であっという間だったし時間の使い方がうますぎるなあ

オアシス(2002年製作の映画)

4.1

このポスターに惹かれてずっと観たいなと思ってた
最高のシーンだった…
役者さんたちがすごすぎる

人の話を聴いてないくせに人を思いやってると本気で思ってそうな都合のいい兄
ジョンドゥのことを心配するけ
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