独特のテンポというか、ユニーク過ぎる設定に乗り切れず、つまらなかった。
理由を説明せず、物語を拒否したこと不条理劇の作り方なのが、その要因。
映像としては悪くないが、ドラマ語りをした方が彼は面白くな>>続きを読む
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ギリシャ人監督ヨルゴス・ランティモスのディストピア・ドラマ。最大の魅力は突飛な設定、更に、映像演出の確かな技量は奇才とか天才と云うべきレベルにある気がします。
以下は物語の概略————
デビッドは強>>続きを読む
横浜を舞台に、実在した戦災孤児の養護施設サンダースホームの協力で制作された、渋谷実監督の夫婦ドラマ。
排米主義が横行する最中、生き方に迷う夫婦。
スタジオ撮影はほぼ見られず、根岸の競馬場付近の孤児院>>続きを読む
『HiGH AND LOW』シリーズでアクションに冴えを見せていた久保田昭監督の怪作。
濃ゆい漫画キャラたちを、特殊効果をギンギンにして再現!
牛山辰馬役の勝矢、二階堂兄弟の柳俊太郎が光って見えました>>続きを読む
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2023年度、韓国映画で興行収入第4位のヒット作。大災害で壊滅したソウルで、奇跡的に残った高層マンションを舞台に、居住者と入り込もうとする地域住民の生死を懸けた対立が描かれます。
本作の秀でた点は二>>続きを読む
笑って泣ける、怪作!
若桜組の端役キャスティングがイイ!
夢か幻の様なヤクザの扱いが上手い。
映画鑑賞部の設定も映画ファンには嬉しいが、
愛とはシャケの皮をあげる事という場面(野木亜希子っぽい)>>続きを読む
大学の自治をめぐり、ウエスタン(コロンビア)大学で巻き起こったデモ。彼らを排除する為に、警官隊による排除までを描く。
骨格は、まるで、東大紛争と同じ。
ボート部のサイモンはノンポリだが、デモ参加する>>続きを読む
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観光映画の名手ヴェンダース監督が見た東京の下町。PFF出身監督が撮った日本映画というか、MTVというか、少し、薄っぺらい印象を受けました。
映画の終わりに示されるキーワードは「木漏れ日」となっていま>>続きを読む
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「コックリさん」的な憑依をモチーフに、悪ふざけが過ぎた若者が死霊に取り憑かれるティーン・ホラー。
コケ威しの仕掛けも豊富で、単純ながら上手に見せる逸品。A24配給と銘打たれていますが、オーストラリア>>続きを読む
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カンヌでの受賞など、評判が良いので、『レニングラード・カウボーイズ』以来、およそ25年振りで、アキ・カウリスマキ監督の映画を鑑賞。
意外な楽曲利用が魅力的で、ちょっとズルいけど、グッと心を掴まれます>>続きを読む
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普通じゃなさを隠し、生きづらさを感じて生きる複数の登場人物が、不思議に緩やかに繋がっていく、文学的な映画。
風変わりな題名と主題故に難解な感じはありますが、気を衒わない素直な演出で、綺麗で静謐な世界>>続きを読む
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アラン・アーキン主演『愛すれど心さびしく』、ジョン・ヒューストン監督『禁じられた情事の森』で知られる、20世紀半ばアメリカ南部を代表する女流作家カーソン・マッカラーズの代表作の映画化。
描かれる世界観>>続きを読む
海外製作のミシュラン三星・寿司店「すきやばし二郎」の店主を追う実録。
グルメライター山本益博の語りで、二郎の特異性を説明する、判りやすい、判りやす過ぎる作りのドキュメント。
小野二郎さんの生い立ち。>>続きを読む
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小説の『ある男』出版の三年前に発表された戯曲を基に、作・演出の戸田彬弘自らが監督した映画。
疾走した恋人・市子の消息をたどる長谷川が彼女の過去を探っていく中で、浮かびあがる戸籍をめぐる哀しい過去。>>続きを読む
ティム・バートンがリメイクした、70年代イギリス映画。アメリカで文化財登録される名作です。
ワーナーがプリクエルを作ったので、連続鑑賞してみました。つまり、順番は新作を映画館で観た後、Amazonプ>>続きを読む
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1971年制作の名作『夢のチョコレート工場』の前篇は(ロンドン風)都会にやって来たウォンカがショコラトリーを始めるまでを描いています。
以下は粗筋。
都会に来た世間知らずのウォンカは果実を買ったり>>続きを読む
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60年代、最も映画人に愛された作家と云っても過言ではない山本周五郎の短編小説を3話のオムニバスとして映画化した東映時代劇の佳品。
監督は田坂具隆、主演は3作通して中村錦之助。
『冷飯』は江戸時代、侍>>続きを読む