日中戦争の初期、陸軍部隊の中国での進軍を描くドキュメント風のドラマ。著名な俳優を使用せず、武器、装備すべて本物。
とてもレアな映画です。
前作『5人の斥候兵』でも陸組の協力で高評価を得ており、本作で>>続きを読む
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ベタベタすぎて何が悪い!ラブコメの王道、ここに在り!
MGMが、ジュディ・ガーランド主演、監督に旦那のビンセント・ミネリを起用し、気の利いた短編で知られるポール・ギャリコの原案を基にした王道ラブコメ>>続きを読む
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高校の世界史の勉強としも悪くない。ちょっとエロすぎか?
ナポレオンの半生をダイジェストで見る感じ。半分は戦闘場面、半分はジェセフィーヌとの愛憎。
キャッチコピーに「英雄か悪魔か」とありますが、制作者>>続きを読む
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38年製作、田坂具隆監督による日中戦争下の日本軍を描いた、日活製作の戦意高揚風の映画。『土と兵隊』と共に代表作と云われています。
製作時期としては、満州事変の7年後、検閲が始める39年の一年前位に公>>続きを読む
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ダグラス・サーク監督のメロドラマの傑作として、アメリカ国立映画登録簿記載の傑作。
個人的には、時間がコンパクト過ぎて、主人公の気持ちの説明が不足している様に思え、サークの映画としてはTOPでは無い気が>>続きを読む
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北野武が初めて描く、戦国武将モノ。黒澤明監督の影響下かと思いきや、北野武、基いビートたけしの映画に近い。つまり、半分は悪ふざけの様に思えました。
日本一数多く映像化されているかの様な本能寺、大阪の陣>>続きを読む
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戦後を緻密に再現した美装が魅力の映画ですが、太宰治の痴話話なので今見ると、辛いものがあります。
太宰治はヒットはしないが、しばしば映画化される不思議な作家。この映画も不発でしたが、2009年キネマ旬>>続きを読む
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歌舞伎俳優の浮き沈みを描く、戦前の溝口健二監督の代表作で、松竹らしさ満載の映画。フィルムでの鑑賞。
主人公は音羽屋、尾上家の菊五郎。
(歌舞伎)役者は名跡を継いでこそイッパシ。己一人では儘ならない。>>続きを読む
傑作!
『ゴジラ−1.0』と共に、2023年を代表する映画。奇しくも、共に、フランチャイズ・シリーズで第二次大戦の直後に時代設定されているのが、何かを表しているかのようです。
鬼太郎の誕生譚を『犬神>>続きを読む
フィルムからデジタルに機材が切り替わっていった21世紀初頭、ピンク映画の製作現場で奮闘した制作会社、スタッフたちへの哀しすぎる鎮魂歌。
女優志望の祥子の自殺に始まり、アパートの大家を通じて出逢った2>>続きを読む
動物がお客さまの不思議な百貨店で、コンシェルジュとして見習い修業中の秋乃。
親子でプレゼントを探すミンク、プロポーズの後押しを望む日本オオカミなど、絶滅危惧種の動物たちとの出逢いを通して、仕事の厳しさ>>続きを読む
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増村保造・監督、サスペンス映画ではなく、職業モノのドラマとしてよく出来たストーリー。さすが⭐︎菊島隆三・脚本だ。
保守的な町の若き新聞記者が、市長選挙のスキャンダルから町の腐敗に気づき、仕事の奥深さ>>続きを読む
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水上勉の代表作の映画化。監督は田坂具隆。
東映・岡田茂プロデュース作の割にエロが無く穏やかな作風と思いきや、当時は濡れ場描写で映倫とのやり取りが話題となりヒットを記録したらしい。時代は変わりますね。>>続きを読む
時代設定を変えたことで得られる、見たことのないゴジラ対人間の闘い、
その一方で、正攻法なゴジラの使い方。
それは零戦映画や戦艦映画から得られた知見なのか、洞察は深く、武器の選択もサプライズ!
ゴジラの>>続きを読む
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30年代を舞台に、ジェンダー問題を軽妙に笑い飛ばし、フランスで大ヒットした喜劇。
映画の舞台設定がサイレントからトーキーへの転換点という背景など、所々にアーカイブ・オマージュに溢れるのが、映画通のお>>続きを読む
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殺し屋の日常をリアルに追いかけた、まるでNHK「ザ・プロフェッショナル」の様なユニークなサスペンス映画。淡々としてるのに息が詰まります。
パリ、バハマ諸島、ニューオーリンズ、フロリダ、ニューヨーク、>>続きを読む
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ロドリゲス監督らしいB級感溢れる、サスペンス・アクション。設定が催眠術(原題Hypnotic)というのも、ある意味監督らしいチープさ。
以下は物語。
主人公の刑事ロークは娘を誘拐され、精神科医と面>>続きを読む
ジョン・フォードが2度映画化した『三人の名付け親』のトーキー版で、監督はウィリアム・ワイラー。
冒頭の首吊り縄越しのカットに始まり、十字架型の木の下での自殺と、ワイラーらしい気の利いたカットが素晴ら>>続きを読む
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数少ない本格SF冒険譚。『ローグワン』の監督によるオリジナル脚本は、渾身の一作と云える出来映えです。
面白いのは兵器の数々。一番はターゲット爆弾なる武器、スキャンして見つけた標的をロックオンして追尾>>続きを読む
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キートン、お得意の恋愛活劇。
しがないクリーニング屋エルマー(キートン)は舞台女優トリルビーに首ったけ。女優は男優ライオネルが好きなのだが、男優には彼女が居て、女優は鞘当ての為、キートンと結婚するが>>続きを読む
スターサンズ製作、リキプロ制作、やまゆり園の悲劇的な事件をのぞき見する、ずっしり重苦しい映画。
介護施設に赴任した元・小説家(宮沢りえ)、同僚で作家志望だが心を病みはじめている女子(二階堂ふみ)、そ>>続きを読む
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ポピュラー・ミュージシャンによる自伝映画の先駆け的な一本。90年代、テハーノ音楽(テックスメックスとも云われる、テキサス州のメキシコ系によるラテン音楽)のスター、セレーナ・キンタニージャ=ペレスセレナ>>続きを読む
メル・ブルックス監督がメジャーブレイクを果たした、FOX製作のホラーコメディ。
パロディという文化を日本の映画ファンや世間に知らしめた映画でもありました。
映画版『フランケンシュタイン』を基に換骨奪>>続きを読む
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70年代ヒッピー文化を背景に描かれた、不思議な青年の成長譚。少年?と老婆のラブストーリーと云う見立てもされていて、兎も角、斬新です。
観る前から斬新な凄いコンセプトで、現代性があるかな思ったら、見終>>続きを読む
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独ソ戦を描いたサム・ペキンパー監督の代表作。泥まみれの塹壕戦は戦車の砲火と銃撃戦の連続で、アクション満載の凄さと共に、ハリウッド製ではない(ドイツと英国の会社の共同制作)悲惨すぎる描写も含んでいます。>>続きを読む
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サム・ペキンパー監督が自認する『戦争のはらわた』と並ぶ代表作。タランティーノ好き、セルジオ・レオーネ好きなら、ハマる事請け合いだ。
以下は物語。
メキシコの大地主が、娘を孕ませた男の首を持ってきた>>続きを読む
ロッセリーニ監督が押しかけ女房のバーグマンを使って撮った最初の映画。
監督と女優の私生活を反映させたかのように、
戦争難民の(ハリウッドに嫌気がさした)女性が仕方なくイタリア僻地のストロンボリ島の漁>>続きを読む
2023年の拾い物!
夢を追いながら、現実に飲まれ、もがきながら日常を脱け出せないミュージシャンを独特の手法で描いた、愛すべき佳品。
富永昌敬監督の映画は初鑑賞でしたが、波長が合ってしまいました。>>続きを読む
ヒット作の第二弾として制作されましたが残滓的な存在感で、見劣りは否めません。
ミュージカルへのフォーカスを捨て、スターに照準を合わせ、ガーランド、シナトラ、トレイシー&ヘップバーン夫妻等を追いますが>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
MGM社創業50周年を記念して、得意としたミュージカル映画の名場面集として制作され、世界的なヒットを記録した。
IMDBには、MGMミュージカル映画の一覧として、本作のパート3を含め200作がが掲載>>続きを読む