このレビューはネタバレを含みます
命は金と等価ではないが、金と等価になった命だけが救われたという逆説はもはや皮肉ですらないのかもしれない。
「私は他人の代わりに生きているのかもしれない、他人を犠牲にして。私は他人の地位を奪ったのかも>>続きを読む
危険は道具にあるのではなく、我々の手の弱さにある
人間としての人間はまさしく創造者だが、創造された創造者だ
語るのではなく自ら語られる 自ら書かれるフローベール、ドストエフスキー、自ら曲となるガー>>続きを読む
プルーストの章
『ウェルギリウスの死』の朗読のところ、トムウェイツの "Ruby’s Arms"がめちゃくちゃ浮いててうけた
「地図や絵草紙に憧憬れる少年の心にとって、世界は彼の広やかな野望と変らない。ランプの光の下ではなんと世界が大きいことだ! 思い出の目からみると、なんと世界が小さいことだ!」
ボードレールの「旅」は>>続きを読む
ほとんどアンチ・オイディプス
同書にニコラスレイの名前がちょこっと出てた気がするけど、ドゥルーズは明らかにこの映画を見ていたんじゃないか