鶴見さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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父親たちの星条旗(2006年製作の映画)

3.0

一枚の写真から英雄へと祭り上げられてしまった普通の兵士達が巻き込まれた帰国後の騒動に悲惨な戦場シーンをフラッシュバックさせながら描く『硫黄島からの手紙』と対になる米国視点の一作。
人生を狂わされた彼ら
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フラ・フラダンス(2021年製作の映画)

3.0

スパリゾートハワイアンズの新人フラガールたちの奮闘を描いたアニメ映画。
最初の2年間は学院に通うって宝塚みたいだな。そのせいもあって社会人なんだけど王道の部活青春物ぽかった。
そこに震災から立ち上がる
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友情にSOS(2022年製作の映画)

2.5

アメリカ映画で御馴染み大学のパーティーでのドタバタコメディにBLM問題をミックスさせる事により、サスペンス的恐ろしさも感じさせた。
終盤主人公達の友情にほっこりしつつも、未だにアメリカに蔓延る人種差別
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

3.0

日本アニメの影響を強く受けながらもアクションに功夫や仙術のエッセンスを加えたり、衣装含めたキャラクターは勿論背景もいわゆる水墨画的な物だけでなく現在の発展した大都会を描いており本作を中国で制作した意義>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

2.5

批判を浴びたセクハラ描写に関しては制作陣がアニメ畑出身なのも一因かと。非実在キャラと実在女優に演じさせるのとでは印象は変わって当然。
そんな本作で光ったのは山本耕史の怪演。『クリーピー偽りの隣人』の香
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.5

「おっさん接待映画」ではあるのだが、ドローンに居場所を奪われつつあるパイロット、CGに取って代わられつつあるアクション映画、それに抗うトム・クルーズ自身のキャリアが重なり目頭が熱くなった。
荒唐無稽な
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ゆるキャン△(2022年製作の映画)

3.5

長編映画で一体何をやるのかと思っていたが、こう来たか。連載中原作の未来を描くと言うタブーに挑戦しつつも、実に本作らしい一本に仕上げた制作陣の手腕はお見事。
キャンプ場を作ると言う事でお仕事物としても楽
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マガディーラ 勇者転生(2009年製作の映画)

3.0

『バーフバリ』『RRR』のS・S・ラージャマウリ監督作。
上記より以前の制作な事もあり予算の関係かCGは正直チャチいが監督らしい思わず笑ってしまう程の爽快なアクションは健在。インド映画としては短め?の
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.0

一歩間違えば感動ポルノになりかねない題材をオスカー受賞作まで押し上げたのは下ネタ含む軽快なコメディ演出と歌が持つ力、そしてイノセントに描かれがちなハンディキャップを持つキャラクターを、ダメな部分も含め>>続きを読む

泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

2.0

中盤までは悪くなかったが、クライマックスの猫の国に行ってからがイマイチ盛り上がらなかった。展開的にドキドキと言うよりイライラする感じだったし、元人間の猫達も登場が唐突なので助けに来てくれてもカタルシス>>続きを読む

映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

2.5

上手く編集していたとは思うがやはりTVシリーズを視聴していないとストーリーが分かり辛いし、回収し切れなかった謎の解答や最終回のその後の描写に関してもやや蛇足には感じた。逆にTV版のラストにモヤモヤした>>続きを読む

ユナイテッド93(2006年製作の映画)

3.0

有名俳優をキャスティングせずストーリーにも余計なバイアスをかけなかったのが功奏。抑え目の劇伴すら余計に感じてしまう程リアリティある演出による没入感、結末を知っている事で寧ろ高まる緊張感が凄まじい。
9
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

3.0

ファンタジー表現等アニメならではの強みを発揮し一本の映画としては良い出来だったとは思うのだが、恒夫は普通の大学生だから良いんだろうとか、彼に起こるアクシデント、そして何と言ってもラストの改変には原作既>>続きを読む

シドニアの騎士 あいつむぐほし(2021年製作の映画)

3.5

圧倒的なスケールの世界観とユニーク且つ緻密なSF設定は、国内外の他作品と比較しても中々お目にかかれないレベル。
そんな中描かれるのが、ある種ハリウッド的ながらやや変化球のラブロマンスなのも面白い。
T
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

2.5

前作から更に古き良き東映ヤクザ映画へ回帰し、プログラムピクチャーとしての側面が強くなった印象。
鈴木亮平オンステージと化しながらも他の共演者も個性的なメンツで見ているだけで楽しい。
ジャンル好きの方な
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ジャッカス・ザ・ムービー 日本特別版(2002年製作の映画)

1.0

これはヒドい。
アメリカで放送されたTV番組の映画版。内容はドッキリ+只管バカな事をやると言った感じ。
仲間内でバカをやってる分には笑って見ていられるのだが(電流を流すトレーニング器具のシーンは爆笑)
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.5

性暴力に対する激しい怒りを表しつつも単純な復讐物に終わらず、自分は違うと思い込んでいる男性は勿論加害者側に女性を配置する事で観客を含め誰も傍観者でいるのを許さないと言う強いメッセージを感じた。それでい>>続きを読む

ローマの休日(1953年製作の映画)

3.0

初めて観たのにスクーター二人乗りとか、階段でアイスクリーム食べるとことか、真実の口とか見た事あるシーンがいっぱいw
オードリー・ヘプバーンの魅力は言わずもがな、ストーリーもちょっと男の願望入ってる気も
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冒険者たち(1967年製作の映画)

2.5

なんだか昔の日本のテレビドラマの様な懐かしさを感じる大人の青春映画。実際に邦画も何本かこの作品をオマージュしているらしい。
アラン・ドロン作品は初見だったのだが、当時の女性たちが骨抜きになったのも納得
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

2.5

二部作前編、序章に過ぎないので評価が難しい。
正直序盤は退屈で何度も寝かけたw
が、物語が動き出して以降は圧倒的な砂漠のビジュアルを始めとした壮大な世界観や虫型飛行機等のSFガジェット、そしてオールス
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.5

過去2シリーズの視聴を前提とした作りではあるが、それに見合うだけの大きな驚きや感動を観客に与え、シリーズ全てのキャラクターにとどまらずそれを演じた役者や制作陣をも救済すると言う離れ業をやってのけた完結>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.0

60年代ロンドンの風景やポップミュージック、そしてなにより魅力的な主演女優二人が画面を彩る裏で女性の搾取と言う現在も続くテーマを扱った意欲作。タイムリープやホラー要素を入れる事で一流のエンターテイメン>>続きを読む

続・激突!/カージャック(1974年製作の映画)

2.5

『激突!』はTV映画だったので実際は本作がスピルバーグの劇場版デビュー。邦題は配給会社が付けたので前作と関連無し。
実話を元にしたアメリカンニューシネマ的作品で派手さは無いが、流石はスピルバーグ軽妙な
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