QTakaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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テラリウムロッカー(2019年製作の映画)

3.1

変わらない日常に、少しずつ芽生える自分らしさ。
小さなロッカーの小さな生命が、彼女だけの楽しみだった。
やがて、それが彼女を変えて行く?
.
”OL有る有る”テーマなのか。
会社での処世術。
「目立つ
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蝸牛(2019年製作の映画)

3.0

小日向ひなたが凄い。
彼女の破壊力はどこから出ている。
ムーラボは、また”怪獣”を一頭発掘してしまった気がする(笑)
.
こういう”逸材”って居るんだ。
面白いというより、凄い。
ばりばりの女優かと思
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眠る虫(2019年製作の映画)

3.9

「あなたは62分間、アンバランスゾーンへ誘われる。」
(By 札幌プラザ2・5)
ムーラボに”特撮部門”が必要だ。
.
出だしから、ギターが刻むそのリズムは、その音は…
アレですよね。
アレっぽいです
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男の優しさは全部下心なんですって(2019年製作の映画)

3.7

男に翻弄される女の子。
その女の子のヘンテコな経験から男の下心が丸見えで。
でも、この子、全然へこたれない。
むしろ、そんな女の子に魅了されちゃう

この物語、ず〜っと続く気がした。
ほんと、行くと
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GEEK BEEF BEAT(2019年製作の映画)

4.1

「お父さんがんばって〜」の物語ですが…
無口なお父さんの愛の言葉は、心の叫びの”ラップ”しかなかったが…
ついには、全校放送で炸裂。
いやぁ〜、狐火さん。イイ。
.
”ラッパー”さんねぇ〜
とんとご縁
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男はつらいよ 寅次郎の休日(1990年製作の映画)

4.0

若者の恋のゆくへは?
寅次郎の優しさが、みんなを包み込んでいく。
その勘違いと暴走は、みんなの涙を吹き飛ばす。
そんな幸せをめぐる物語。
.
前作に続き、満男(吉岡秀隆)と泉(後藤久美子)を中心に物語
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男はつらいよ ぼくの伯父さん(1989年製作の映画)

4.0

恋の主人公は、寅さんから満男へ。
寅さんの家族愛が溢れるシリーズの始まり。
マドンナは、美少女”ゴクミ”。
.
寅さんから満男への世代交代だった。
高校生・浪人生の”満男”と遠く名古屋へ引っ越しちゃっ
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真実 特別編集版(2019年製作の映画)

3.0

是枝映画は、フランスでも同じだった。
それは、家族の姿を魅せていた。
.
家族の情景
女優と娘は、役柄と台詞でコミュニケーションする。
側から見ると奇妙だが、彼らにはそれが日常。
そんな彼らにとっての
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みぽりん(2019年製作の映画)

3.8

”やっちまった”系ですね。(笑)
ホントに面白い。
ドキドキが止まらない。
も一度、何度でも見たい。
.
「次に何が起こるか」なんてわからないのが映画だから。
「みぽりん」は、最も映画らしい映画なのか
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向こうの家(2018年製作の映画)

4.3

坂上の和洋折衷の不思議な家
そこに住まう女性。
それだけで既に魅力的だった。
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本当のこの物語は、高校生の少年の一夏の成長物語なんだが…
学校生活の中の少年と友達、彼女。
高校生の学校生活を追う物語
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.0

岩井俊二を見た。
初めから終わりまで、どっぷり浸れる映画だった。
.
この映画原作小説の冒頭にこうある

「未咲へ…
僕からの最後のラヴレターだと思って読んでもらえたら幸いである。」

映画では、
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お嬢ちゃん(2018年製作の映画)

3.5

空気を読まない
意見を曲げない
同調しない
感情を隠さない
.
普通の映画なら、起承転結の”起”
三幕構成なら、一幕目
主人公の為人、環境、人間関係、そしてドラマの始まり。
この最初の部分は、物語の大
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ガンバレとかうるせぇ(2014年製作の映画)

3.5

感情が入り乱れる。
でも、その感情の方向が全然合わない。
ちぐはぐな感情は、やり場のない怒りになるしかないのかな。
.
サッカー部、マネージャー。
一体、自分は何なの?
「試合に勝っても褒められること
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大仏廻国(2019年製作の映画)

3.0

楽しくってイイじゃないか。
これは、映画なんだから。
そこにリスペクトがあるなんて、素敵じゃないか。
.
『クチコミ劇場 THE FINAL』にて鑑賞。
いや〜、自由すぎる〜。
いや〜、愛情が強すぎる
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.0

現場に居たのは二人のドライバー。
映画が追ったのは、開発ドライバーと彼を支えた人々の姿。

出てくる名前がすごい。
もちろん、史実だから、その名前を耳にしたことも、その車も知らないはずが無い。
「シェ
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イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり(2019年製作の映画)

3.0

空は、かつて冒険の地だった。
飛ぶことも、昇ることも、挑戦だった。
そして、そこで多くを学び、発見した。
.
「空は開けている」
見上げる空は、予定より雲が多く、不安を抱えながら、徐々に上昇していった
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

その時、そこに、誰が、どのように生きていたのか。
歴史に正直に、真正面から取り組むと、一人ひとりが生き生きと浮かび上がってくる。
少年の目から見た、狂気の時代を描いた傑作。
.
ジョジョは、ナチス時代
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男はつらいよ 寅次郎相合い傘(1975年製作の映画)

4.0

でっかいスクリーンで”寅さん”を見る。
昔ながらの『映画館』で。
#札幌プラザ25
.
今回は第15作「寅次郎相合い傘」
舞台は、もちろん葛飾柴又。
そして、青森・函館・札幌・小樽。
旅は、青函連絡船
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37セカンズ(2019年製作の映画)

4.5

「障害者の映画」ではない。
一人の少女の冒険と成長の映画だ。
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彼女は、たまたまこの世間の中で、生きづらい立場にあるのだけれども。
だからと言って、自由な生き方を諦める必要などない。
彼女は、生き方
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男はつらいよ 寅次郎恋やつれ(1974年製作の映画)

4.0

でっかいスクリーンで”寅さん”を見る。
昔ながらの『映画館』で。
#札幌プラザ25
.
第1作から50周年で、4Kデジタルリマスター。
そのクッキリ、ハッキリな映像を、その頃そうであったように、映画館
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.2

より広く、より深く、より多くの視点で、その日、その時、その場所に生きた人々の姿が、生き生きと浮かんでくる。
遠く見下ろす先に見える風景が、今もそこに有るようだった。
.
原作漫画にも登場したいくつもの
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AI崩壊(2020年製作の映画)

2.7

エンターテイメント映画のお手本か。
初めから終わりまで、安心して楽しめる。
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キャスティングの妙なのか。
夫婦役の#大沢たかお、松嶋菜々子の二人。
その弟に賀来賢人。
研究者としての姿は、素敵でした
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君から目が離せない ~Eyes On You~(2019年製作の映画)

2.0

舞台俳優秋沢健太朗映画初出演にして主役に抜擢。はたしてその成果は?
ん〜、ん〜、ん〜…
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前作「月キャベ」でも、主役を演じた山崎まさよしは初主演にして主役だった。
あの名作はなぜ生まれたのか。
本作
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男はつらいよ 望郷篇(1970年製作の映画)

4.0

でっかいスクリーンで”寅さん”を見る。
昔ながらの”映画館”で。
札幌プラザ2・5で。
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寅さんシリーズが、大一作から50周年ということで、4Kデジタルリマスターされた。
これは見たいだろう。
古い
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月とキャベツ(1996年製作の映画)

3.9

音楽が名作を生むのだろうか。
名曲と名優を得た時に、その映画はいつまでも残るのだろう。
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篠原監督の最新作を見る前に、おさらい。
最新作『君から目が離せない Eyes On You』は、まさにこのキ
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風の電話(2020年製作の映画)

4.1

このロードムービーは、夫々の役者達が紡ぐ「生きる姿」の物語。
モトーラ世理奈のラストシーンは必見。
涙でそのシーンを見られないかもしれないが…
.
主人公”春香”、通称”ハル”。
物語の初まり、ハルは
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再会の夏(2018年製作の映画)

3.5

戦争さえなければ、こんな苦しみはなかったはずなのに。
戦争の時代を生きた人々の姿がここにある。
戦争は、このように人の心を痛める。
.
舞台は第一次世界大戦を終えたフランスの片田舎。
事の発端、そして
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少女は夜明けに夢をみる/ 夜明けの夢(2016年製作の映画)

4.0

彼女達に負うべき罪など始めから無かったのだと思う。
スクリーンに映し出された姿は、”つみびと”ではなく、むしろ天使たちだった。
そして、彼女達の姿を通して見えてくる社会のありようがあまりにも辛すぎた。
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.3

今、家族の姿を描くと、絶望的な壁と、降りかかる悲劇しかないのだろうか?
それでも、家族は、今日も明日も生きていくのだろう。
でも、そこに未来はあるのか?
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『介護士』と『宅配便ドライバー』そして二人
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

韓国映画の底力に圧倒された。
「映画、見た〜」という満足感。
凄〜く”映画”だった。
.
半地下住宅の一家。
その居間の窓は、縦に低く横に広く、鉄の格子が嵌められている。
格子越しに、地面すれすれの路
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

2.5

これは、ファンタジーなのか?
あるいは、オカルトなのか?
それとも、何かの警鐘なのか?
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なんだかわからないものを見せられた気がする。
ホントに訳がわからんかった。
容姿の美醜、罪の有無、ジェンダー
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グレートウォール(2016年製作の映画)

3.6

中国の戦士達と怪獣が出てきて、マッド・デイモンがカッコイイ映画。
娯楽映画、アクション映画として、とても面白かった。
中・米合作という事を忘れさせるほど。
.
舞台が、今から1000年前の宋王朝。
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東京の恋人(2019年製作の映画)

4.1

ふと振り返った時、そこに見えたあの頃の自分。
その頃の自分と恋人と。
それだけで良かったし、それで十分だった。
.
眩しさが残る映画でした。
大学時代に、やり残したこと、やりきれなかったこと、断ち切れ
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.0

いやぁ〜、メルギブソン。凄かった。
画が、戦闘場面が、半端ない。
ここまで描くか、と思った。

フライヤーやオフィシャルHPに、”世界一の臆病者が、英雄になった理由とはー”って有るけど、この一文は全く
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ボンジュール、アン(2016年製作の映画)

3.3

フランシスFコッポラ監督のカミさん、エレノア・コッポラ監督の映画。

どんな映画かということより、主演のダイアン・レインの持つライカ が気になった。
いや、そういう映画なんだと思う。
つまり、どのシー
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パリが愛した写真家 ロベール・ドアノー 永遠の3秒(2016年製作の映画)

3.0

写真家ロベール・ドアノーの伝記映画。

御多分に洩れず、伝記映画が楽しいはずもなく。
でも、この映画は見ておきたかった。

映画の中の、伝記の部分は、置いておいて。
紹介される写真の一枚一枚が、やはり
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