RyoSさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ヴィジット(2015年製作の映画)

3.1

こういうPOVの記録映画仕立てな映画はどうしても前半だれてしまう。ただ自然なストーリー運びの中にすっと思い込みを利用するあたり策士だなぁと。

ただ襲われてもカメラ回し続ける主人公観てYoutuber
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天国は待ってくれる(1943年製作の映画)

2.9

子どもの目がエグいやらしい。こういう目が一番嫌い。

全体としてはなんてことはないコメディ。当時の上流階級の暮らしってこんなんだったのかな。

パラノーマル・アクティビティ(2007年製作の映画)

3.1

学生カップルなのに家広過ぎじゃんとか言っちゃだめですかね。(家は監督の自宅らしい)

86分しかないのに長く感じた。この手のホラーはコメディだと思って観たらコメディですらなかった。2021年にもなって
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悪い種子(たね)(1956年製作の映画)

3.6

ラストはまあハリウッドって感じだったが、ヘイズ・コードのせいらしいですねやっぱり。でも舞台版は原作同様のラストらしく、なぜ映画だけ?という気もしてくる。

子役を始め役者陣の演技が良いですね!直接描写
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

2.9

アナが突然キスをするところですでに苦笑...記者(?)が悪口言ってるところで怒ってたけど、その後の展開考えればまあ悪口もあながち間違いじゃない。サブキャラをサブキャラ同士適当に結びつけるストーリーも好>>続きを読む

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

3.6

the good が全然goodじゃないんだが...

馬に乗って駆ける速度って引きで撮るときに丁度いい速度だなと。車だと早すぎるし自転車だと遅すぎる、絶妙な速度なのは映画の神様のお陰かな。

トゥコ
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.9

結局人間のミスが原因なの良い。プログラムは書いた通りに動くので、我々のミスも忠実に再現する。気を利かせるなんてことはできない。しかしディープラーニングのように人間にも理解できないモデルを使った時、AI>>続きを読む

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

3.6

いろんな映画で毎日たくさんの人が殺されてるけど、(撃たれた人の)あのような死の描き方は初めてだったし、ワンカットの強さがあると感じた。刻々と変化していく様をカットを割らずに連続的な時間という形で見せる>>続きを読む

夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

3.8

映画は映像であり芸術なのだから、最近の映画はもっと美に重きをおいてほしいなと、こういう映画を観ると感じる。

アップと引きの使い分け、それを生かした編集による切り返し、ゆったりとかつだれない時間感覚、
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Vtuber渚(2019年製作の映画)

3.0

面白いとVtuber新鮮以外の感情はないが、短編だしそれでいいのだと思った。

Vtubeのシーンが絶妙に長いの好き

もののけ姫(1997年製作の映画)

3.8

ついにあのアシタカを拝見!

ナウシカ以降たびたび見られた自然と人間の共生がテーマ。エボシ、どこまでもクシャナを思い出させる。ジブリ、毎回終わり方が安直じゃなくて好き。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.8

本をほとんど読まない自分みたいな人には難しい映画でしたね。特に本が嫌いで映画が好きなので、ここまで言葉でやられるとなかなかきつい。ただ、多言語の演劇シーンが象徴しているように、言葉の文字面じゃなくて、>>続きを読む

君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

2.6

せっかく試写会行ったのにこんなレビューするの申し訳ないです。

とても良い本ですね。映画じゃなくて。

まず第一に映像の力が弱すぎる。TVドラマ並み。かろうじて力のあったショットもすぐにカットを割って
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猫の恩返し(2002年製作の映画)

3.5

どう見ても危機的状況なのに超楽観的なの好き。悪役の悪役になりきれてない感も好き。

ゾンビ/ディレクターズカット完全版(1978年製作の映画)

3.7

ホラーというよりコメディ。あのようにショッピングモールでサバイバルごっこしたいという子ども心まんま体現してくれた。これだから映画作りたいって思うんだよね

恐怖の精神病院(1946年製作の映画)

3.6

こんな時代にこんな映画があったんだ!強い女性が主人公で、精神病院で人間の扱いを受けられていない光景を目にし、なんとか改善しようと動くが...という話。さり気なく女性の自立というテーマも潜り込ませており>>続きを読む

我等の生涯の最良の年(1946年製作の映画)

3.5

復員兵が直面する問題を3時間飽きることなく描いたという面では素晴らしいが、結局すべて恋愛で解決してしまったのはう〜ん、、、そんな時代に生きたかったなという思いさえよぎる。

ラスト結婚式にうまく絡めた
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エイリアン(1979年製作の映画)

3.5

猫...製作に混迷したり方針が変わったりすると猫、何だったんだろうって事が起こるんですね。

ファルコン号とか船内の様子とか、スター・ウォーズにバリバリ影響受けてる。

SFあるあるだけど大気とか気温
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暗黒の恐怖(1950年製作の映画)

3.7

コロナ初期、ダイヤモンド・プリンセス号とかの時期を思い出しますね。

「殺された男は密入国者で、ペストに罹っていた。すぐに犯人を見つけなければ感染拡大してしまう!」というプロットのシンプルさがとても良
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私はゾンビと歩いた!(1943年製作の映画)

3.3

う~ん、あまり響かなかった。説明が多く短時間に収めるためかなと思いつつも、結局説明だったなと。ゾンビの目が良かった。

私は告白する(1953年製作の映画)

3.5

『映画術』にはカトリックで無い人にとっては「なんで警察に言わないんだ」って思われてたらしいが、劇中でちゃんと説明してるし、それを素直に受け入れられないのもどうかなぁと思いつつも、劇中でちゃんと"説明">>続きを読む

返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

4.0

こんな骨のあるホラーあるのかとびっくりしたが、原作がゲームと知ってもっとびっくり。ゲームやホラーというとてもフィクショナルなものが現実とからみあう事で、その要素が画面や想像の世界の外へ漏れ出す。当時の>>続きを読む

意外と死なない(1999年製作の映画)

3.6

子どもの描写が好き。子どもは案外タフで、案外大人だよね。子どもを信頼すべき者として見ているのが伝わる。

妄想がもうすでにこの頃から始まってるが、ぶっ飛びすぎててなくて良い。

ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

3.5

いやーおもろいですね。悪役がほぼいないというのが良い。冒頭沈没するまでの人々の描き方が端的かつ十分なので後々に効いてくる。

色彩漫画の出來る迄(1937年製作の映画)

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戦前のアニメだが、今観ても動きとか作画とか自然に見えて上手くいってるのすごい。こういうことに多大な時間や労力を割けられるヴァイタリティ尊敬する。

AN EXPRESSION(1935年製作の映画)

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緑と赤のフィルムを交互に映すことで色を実現しようとした作品。15年位前の3Dメガネを下手にかけて見たみたいな感じ。

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.6

面白かったし毒味があって良かったんだけど、どこまでもゴリゴリのB級感が漂ってしまう。

良かった点
主人公がめちゃめちゃ賢く、くだらないツッコミを許さない行動をしっかり取ってくれたこと。そして常に主人
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市民ケーン(1941年製作の映画)

3.7

照明から作られる全体的な雰囲気が1920~30年代のそれだった。ほぼ同じ時期にカサブランカや哀愁、風と共に去りぬやレベッカがあることを考えると少し古めかしさを感じる。影としての黒が強く、パッキパキのパ>>続きを読む

ワイルドバンチ(1969年製作の映画)

3.6

西部劇はやはりこのくらいの三つ巴だと深みも増して面白い。そして広大な空間を生かしてバンバン望遠ショットとかドン引きのショットとか撮れるのめちゃ羨ましい。

どこかで観た記憶があるものの観た記録は無かっ
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間違えられた男(1956年製作の映画)

3.6

ヒッチコックには珍しい実話物。面白さに欠けるなと思ったけど、事実に忠実に作ったらしい。さすが映画まるまる一本を実験に使える贅沢さ。ヒッチコックの映画術を読むと珍しくトリュフォーが演出に対して注文をつけ>>続きを読む

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

3.7

こちらも実に6年ぶりくらいの鑑賞。話は知ってたのでロバート・ウォーカーの話術に注目しながら観た。映画とはいえやっぱうまいですね。主人公の絶妙な心の弱さがそれを引き立ててる面もあるのだろう。後半、テニス>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

3.5

映画内映画の回収のし方とか、声色まで変えてる話し方とか、ラスト毒のあるセリフとか良かった。いやとにかく映画内映画の回収が二重でそれだけでも面白い。

タイトルから戦争映画かと思ったけど、戦争を題材にし
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北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

4.6

8年ぶりくらいの鑑賞。これがヒッチコックの最高傑作と言いたいところだが、この次にあの『サイコ』を撮るんだよなぁ。

映画を作るようになって、演出がだんだん分かるようになってきたなと実感。想像以上にエヴ
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アパッチの怒り(1954年製作の映画)

3.5

インディアンが主役というなかなか面白い設定を撮るのはやはり巨匠だなぁ。自分のようなアメリカ人ではない観客にとっては、おそらく西部劇で白人目線のインディアンや彼らとの関係をたくさん見てきたからこそ、これ>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.7

史実こそ元にしているが、色々脚色した部分が多々あるらしく、史実を元にしたフィクション映画として観た方がよさそうだ。冒頭音楽に合わせてハンドルを動かしてるのに車は真っ直ぐ走り続けてるところで、これはあく>>続きを読む