010101010101010さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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パーティー51(2013年製作の映画)

3.7

トゥリバン、自立音楽生産者組合…、韓国のイカしたヤツら。かっこいい。
やむにやまれず、ということなのだろうが、自分たちで一から作り出すこと。そのラディカルでDIYなスタイルはまさにパンク(音楽ジャンル
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.7

なんという、かなしさと、いとおしさ。そしてせつなさ。
西川かんとく、このどんどん冷たくなってくように感じられる世の中に、こんな情のあり方もあるんだと、つぶてを投げてくる。
いやいやいや、いまどきそんな
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私の親友、アンネ・フランク(2021年製作の映画)

2.5

ネトフリのオリジナル映画って、骨のある映画が多い印象だったものの、イマイチ徹底が甘い気がした。
まぁ、テーマからして文句が付け辛いところはあるのだが…。
アンネのことを伝えたいのか、ハンナのことを伝え
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台湾人生(2008年製作の映画)

4.0

台湾の歴史、全然知らなかった。
そして、何も知らぬまま、侯孝賢やエドワード・ヤンの映画を愛好していた、ということも恥ずかしくなった。
親日家が多いと耳にすることもあるが、話はそんな単純なことではない、
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キネマの神様(2021年製作の映画)

2.0

監督のご都合主義的な妄想についていけない。
どこまでも「大衆」というものにこだわりつづけた監督なのだとは思う。
が、個人的に、「そこのところ、扱いが雑すぎねぇか?!」と思わされるポイントが多すぎる。
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.5

『アウトレイジ』以後のヤクザ映画って、それまでの「ヤクザ・任侠映画」との距離をどのように計るか、というところが一つのポイントになってくる印象があったのだが、この映画、思ったよりも昔のヤクザ映画を思い出>>続きを読む

どこへ出しても恥かしい人(2019年製作の映画)

3.5

その辺の劇映画で描かれる人間なんかよりも、ずっとヤバくて面白い、過剰に「激烈たらんとする」人間がここにある。
もっとも、そういう種の映画なんていまどき流行らないのだろうし、過剰な暴力性の発露を描く映画
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アカルイミライ(2002年製作の映画)

3.5

昔から何故か惹かれるところのある映画で、約十年ぶり三度目の鑑賞。

浅野もオダギリも藤も、どうしょうもなく不器用。
どうすることもできず、「待て」のサインから一向に先に進むことができず、そこから踏み出
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沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~(2020年製作の映画)

3.7

マルセル・マルソーにこんな過去があったなんて知らなかった。びっくり。

当初はいささか自分本位というのか、かたくなに「自分の表現」を探求するタイプだったのが、迫害を逃れてきた子供たちと出会うことで、は
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弱くて強い女たち(2020年製作の映画)

3.7

非常に味わい深く、じんわりとした作品。
人間模様が若干複雑かな…と思いきや、最終的にはスーッと落ちてくる。
それぞれの登場人物たちの心理的な奥行き(その複雑さ)がとても丁寧に描かれていることにも、とて
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心と体と(2017年製作の映画)

3.3

全般的に、静謐な感じの音楽がとてもよかったし、雪の中の鹿のシーンの音も最高だった。
それとは対比的な食肉工場、そして後半の血の流れるシーン。

異常に記憶力があり、コミュニケーションが苦手で、人に触れ
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サスペリア(1977年製作の映画)

2.5

サイケデリックでシンメトリックな美術と、おどろおどろしい音楽。
「いかにも」な怖がらせ演出が、今観るとひどく笑えてしまったりする。
あと、冒頭から「秘密!」とか言っちゃってるあたりとか、伏線を張る気満
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甲州街道から愛を込めて(2022年製作の映画)

3.0

すごい平成感のある、どうにも煮えきらない若者たちのロードムービー。ちょっと切なくて、ちょっとほっこり。

何の前知識も持たずに見たのだが、冒頭のハイウェイを走ってるシーンから、豊田道倫の音楽でも流れて
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スナックあけみ(2019年製作の映画)

3.5

どうしょうもない人たちのペーソスを優しく包み込む、思いがけない良作。

(帰る場所がなく身体を売ってしのぐ若い女、刑務所帰りの男、親に捨てられた女、好きになった人のため家族を捨てた女、妻に先立たれた寂
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きこえなかったあの日(2021年製作の映画)

3.5

こういった映画を作ってくれたこと、ありがたい。
他のレビュアーさんたちが既に大事なポイントを指摘してくれているが、自分もボランティアに行ったりはしていたものの、こういったことをちゃんと考えたり想像した
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ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

3.5

ウディ・アレンが描く世俗的な不倫というか色恋模様、いつも、観ていて「どーでもええわ。クッソくだらねぇ」って思うのだが、しかし最後には何とも言えない味わいを感じさせるので、な〜んか見てしまう。
ストーリ
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グレート・ハック SNS史上最悪のスキャンダル(2019年製作の映画)

3.5

知っておいた方がいいことを教えてくれる。

このような事実、薄々感づいてはいるものの、実際にハッキリ示されると、そういうことなのか、と納得する。
様々な国で実験されてから、米英にも利用されている、とい
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くじらびと(2021年製作の映画)

3.5

映画館で観たい映画!映像のスケールが素晴らしい。
鯨のいのちと、村人たちのいのち。

THE CROSSING ~香港と大陸をまたぐ少女~(2018年製作の映画)

3.0

やりたいことや欲しいものがあって、そのためにはそれなりのお金が必要で、たまたま知ることになった手っ取り早く稼げる方法になんとなく手を染めてしまい、気づけば取り返しのつかないところまで来てしまっている…>>続きを読む

ジョシュア: 大国に抗った少年(2017年製作の映画)

4.0

ジョシュア、絶対支持!
一人のティーンエイジャーの行動がここまで広がっていったのは本当にすごい。
しかし同時に、市民的不服従の難しさも強く感じる。

その後「be water(水になれ)」が戦略とされ
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ワイルドツアー(2018年製作の映画)

3.0

派手なところが何もないのに、不思議と退屈しない。

主人公の女の子がめちゃくちゃ魅力的。
ドキュメンタリーのように自然体で、出演するみなさん、山口という土地の中で、それぞれ、なんともいい味が出ている。
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.5

・大林宣彦作品を思わせるようなところがあった。
・この作品に救われるような人、いるんだろうな、と。
・好きなジブリ作品の上位に入りました。