010101010101010さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影(2020年製作の映画)

3.5

これ、中学か高校の授業で見せるようにしたらいいと思う
でもって皆で話し合う時間もつくって、その上で、どう付き合うか、どう使うかは、それぞれ判断してもらう、なんてことができたらいいなぁ、と思う

パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

3.0

・国会中継の解説
・バクチ打ちの菅
・村上氏が言う自民党内の派閥の勢力図
・赤旗の内側

なんだかよく分からない演出やアニメーション、どうなの…。とはいえ、最後の羊のあれ、身につまされる

生きちゃった(2020年製作の映画)

3.0

彼に「本当のことを言えなくさせているもの」は何だったのだろうか…。そこにまったくフォーカスしてゆかないところが、ちょっと不思議。
(こういった問題、大体の場合、家庭環境に原因があることが多いと思うのだ
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偶然と想像(2021年製作の映画)

3.5

「偶然と想像」、いいテーマだなぁと思う。
「偶然」は、人の人生を救いもするし、壊しもする。
そこまで大したことにならないことも多いのだろうが、とはいえ、それはいつだって予期せず訪れるものであり、「恩寵
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白衣いんらん日記 濡れたまま二度、三度(1997年製作の映画)

3.3

後半、物語構造にも画にも、監督の映画に対する愛が感じられ、その潔さも含めて、見終わって、幸せな気持ちになった。

夢、妄想、映画、その中で生きる、ありえたかもしれないもう一つの人生。
そこまで複雑では
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海獣の子供(2018年製作の映画)

4.0

小さい頃に見て以来、そこに描かれているコスモロジーが、その後の自分の世界の捉え方に深く影響を与え続けている、というようなマンガやアニメってあるよなぁ、と思う。
私にとっては、手塚治虫の「火の鳥」がそう
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.5

白黒映画ならではの美しさ、画のスケール感と、長回しでのカメラの横移動が素晴らしい。
主演の女性、表情や物腰から、借り物ではないこの人自身の人間味が滲み出ているようでよかった。
多くのエクストラを使った
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.5

ブラジルの西部劇的なものを感じた。
思い出したのは、映画監督ではグラウベル・ローシャ、イーストウッド、黒澤明、ペキンパー、アルドリッチ…。音楽家ではカエターノ・ヴェローゾ、ビクトル・ハラ…。
そこに、
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.0

在命中に半生が伝記映画される、ってのは、どういう気分なんだろう…。
こういう人だから、多少「ふふん」となって、多分すぐに忘れてしまうのだろう。それがオタクってもんだ。
(その点、ショーンであれば、どこ
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

見たくないものに蓋をして、自ら進んでお門違いの目先の損得勘定に盲目的になってゆき、どんどん下降線を辿ってゆく…、破綻、破局に向かってゆく…。
これはもう、これからますます下降線を辿ってゆくであろう日本
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

いやいやいや、これはヤバすぎる映画。
最初から不気味な暗喩に満ちている。
車で鹿を轢いたところから、(いや、導入部から)、不穏な匂いが立ち込めている。死の匂いが漂ってくる。
動物(鹿)の死体、死に対す
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ニーナ・シモン 魂の歌(2015年製作の映画)

3.5

冒頭のお辞儀と、表情に驚愕する。なんだこれは…。

こういう人にしか歌えない歌、こういう人にしか出せない声の深みみたいなものってあるよなぁ、と思う。
だが生活は犠牲になる。政治的活動に傾倒するとともに
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アンダードッグ 前編(2020年製作の映画)

3.0

「ボクシング映画」ってだけで、大概、どんな映画か予想はできてしまう。

うだつの上がらない落ちぶれた人生を描き、最後の最後、試合にカタルシスを持ってきて予想外の展開を起こし、観る側の感情もそれに乗せら
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zk/頭脳警察50 未来への鼓動(2020年製作の映画)

3.0

・バンドの姿勢、スタンスはとてもかっこいいのだけど、(こんなこと言ったらぶん殴られそうだけど)音楽自体はオールドスタイルなロックに聞こえて、個人的な趣味とはズレてしまうので、そこだけが少し残念。

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アナーキー(2008年製作の映画)

3.0

比較するのも野暮であることを承知で言うけど、個人的に、ブルーハーツは「正しすぎて」全然ピンとこないのだが、それに比べて、アナーキーってバンドは、素朴に、いいなぁと感じられた。

みんなで歌詞を書く。「
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あばずれ(1965年製作の映画)

2.5

電車に飛び込もうとする男の後ろ姿/浮かび上がる女の目/不穏な電子音/どアップで映り込む重なる男女の体、煙の上がるタバコを持つ男の手がゆっくり上がり、止まり、唐突に鳴り響くテーマ曲。
…というオープニン
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タリナイ(2018年製作の映画)

3.0

こんな旅もあるんだなぁ。
戦死した父の日記が届き、その最期に生きた場所、亡くなった場所もわかっている以上、行かざるをえない。
父がはっきりと書き残した記録がある以上、そこに自分の足で出向き、しっかしと
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.0

・観ていて、ある種、トランスするような感覚になる瞬間がある。それだけで、もう、all okという感じ。
・神社(民俗的要素)、災害、時間のねじれ、(加えて、「世界」を救うために「革命」を企て無鉄砲に実
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セックス・フレンド 濡れざかり/セックス・フレンド 発情(1999年製作の映画)

2.5

冒頭のベッドの画がなかなか好みで、その後もなんとなく安心して観ることができた。
オヤジとのキャッチボールが印象に残る。
それにしても、セフレじゃなくて普通のカップルだと思うんだけど、どうなんですかね…

ブラインド・ラブ 言い出しかねて(2005年製作の映画)

3.3

「なんでピンク映画なんて見るの?面白い?」とパートナーに尋ねられた。
ピンク映画だからこそ描ける、なさけなかったり、どうしようもなかったりする、決して高級ではない(むしろ安っぽいくらいの)人間の抱える
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OLの愛汁 ラブジュース(1999年製作の映画)

3.0

電車の空気感、淡い光、薄らと靄に包まれるような映画全体の色のトーン。
90年代日本映画の、胸がギュッとなる感じがいい。

「ずっと」とか、そういうことに冷めた若者。
「ずっと一緒にいようね」みたいなこ
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本気のしるし 劇場版(2020年製作の映画)

3.5

土村芳という役者、初めて見たが、いやぁ、すごい人がまだまだいるもんだなぁ、と。
いや、キャストそれぞれ、かなり力のある役者陣が揃っていて、それだけで見応えがあった。

異質な存在が生活の中に侵入してき
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天皇ごっこ 見沢知廉・たった一人の革命(2011年製作の映画)

3.0

見沢氏については何も知らず、ただヤバそうな映画だという気がして、鑑賞。
すでに氏のことを知っている方からすれば、真新しさのない内容かもしれないが、個人的には、こんな人がいたんだと知れてよかった。

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映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

2.0

かなりエグられる。キツすぎる。

俺が知ってたフィッシュマンズは、ポリドール時代からの数年だけだったが、いまだに観るのも聴くのもキツいし、これから先もキツいんじゃないかと、改めて感じる…。
90年代後
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