010101010101010さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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薄桜記(1959年製作の映画)

3.0

名作。
ムナクソ悪いところも多々あるのだが、なんといっても最後の決闘シーンに尽きる。

攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D(2011年製作の映画)

3.5

ここで扱われている問題が、現代社会が向かえている問題の延長になだらかに繋がっているようで、単にアニメとして楽しむ気にはなれない…というか、そうなることに抵抗しようとするものが自分の中に残るような作品。>>続きを読む

ダンシングホームレス(2019年製作の映画)

3.7

正直、ソケリッサの公演を見た時には、そこまで心を動かされはしなかったのだが、この映画で見る彼らの姿そのものには、冒頭のダンスシーンから魅了されてしまった。
彼らの語りや、日常の姿もあいまって、なおさら
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よみがえりの島(2016年製作の映画)

3.0

沖縄の島と音楽の組み合わせが北野映画リスペクト感あって、ニヤリ。
なかなかに、しみじみとした気持ちになる良作。
川瀬陽太の演技もいいし、朝倉ことみがとてもきれいに撮られてる印象。

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.5

二人の俳優のすさまじい演技に拍手を。

タイトルが出る直前、ピアノの音とカモメが入ってくるタイミングが絶妙で、おおっ、となるが、その時点で、なんとも言えない空気は始まっている。
見ていてキツイ、やるせ
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憲兵と幽霊(1958年製作の映画)

3.0

名作『亡霊怪猫屋敷』と同年の作品。
もっと幽霊・亡霊に散々やられるかと想像していたが、軍事サスペンス色の方が強い。

中川信夫の怪談映画を、ただエンタメとしてのみ捉えることに終わらせたくない自分がいる
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さよならテレビ(2019年製作の映画)

4.0

ぶったまげた。すさまじい。

今後、テレビを見るとき、その印象がちょっと変わっちゃうなぁ、と思う。

天空からの招待状(2013年製作の映画)

2.0

圧倒的な映像美で映し出される台湾の自然と人の営み…に終始するかと思いきや、極めて「気候変動」や「人新世」的な側面を告発する映画。

「映像美」的な手法は、その痛ましい傷跡を生々しく俯瞰的に映し出し、ナ
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「アララト」誰でもない恋人たちの風景 vol.3(2021年製作の映画)

3.5

主演の二人が素晴らしい。
行平あい佳は魅力が抜群だし、萩田忠利も迫真と言っていい。

そして、それを捉えるキャメラがいい。
ちょっとした仕草や光の質感が、繊細に捉えられている。
(オープニングの、オリ
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男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

厳しい言い方をするが、こういう映画を喜んで観れてしまえるメンタリティが、まったく分からない。
(若尾文子が綺麗って、それだったら増村保造の方がずっと綺麗に撮ってるだろうに)。
そんなんだから、この国の
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.5

まず、こんなことが実際にあったということに驚かされるし、題材としても面白くならないワケはないのだが、しかし逆に面白く脚色/演出されすぎているような点が、個人的にはマイナスポイント。
どこまでが「事実」
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

4.0

ゴッホの狂おしいまでの哀しさ(孤独)(と、だからこそ生起する煌めくような永遠的瞬間の悦び)が、映像、音楽・音・沈黙のうちに、満ち満ちている。
彼の絵の色調を反映しているような映像の彩度、時に陽光で白く
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シャルロット すさび(2017年製作の映画)

5.0

近年の日本映画の中でも、最も衝撃を受けた作品のひとつ。
物語は、ごく単純に言えば不倫旅行なのだが、それが思わぬ破格の展開をなしてゆく。
度重なる過剰なイメージ、飛躍、逸脱や切断があるにもかかわらず、こ
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ベスト・オブ・エネミーズ ~価値ある闘い~(2019年製作の映画)

4.0

良作。
レイシストをただクソ野郎と見做すのではなく、実際はもっと複雑だし、彼らも彼らなりの正義やそれに陥ってしまうルサンチマンを抱えた人間なのだ、ということ。
また、途方もなく困難だと思える問題でも、
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