HARAKIRIの映画。三島由紀夫が監督&主演し、海外向けに作った一作で、実際のシーンの臨場感は凄まじく、特殊効果だと分かっていても目を背けてしまう。この人は切腹という様式そのものに美学を感じていたの>>続きを読む
ジョン·カーペンター監督の歴史的名作ホラー『物体X』の前日譚の体をとったリメイク作品。そこそこの脚本、なかなかに気合の入ったCG、行き過ぎた音響、予定調和的に生還するセクシーなヒロイン(もちろん博士)>>続きを読む
ディストピア作品を筆頭に、のちの様々なSF映画に影響を与えたとされる記念碑的SFのリバイバル上映とのことで、いきおい最終日に観に行った。これは、、縮小版マッドマックスですね笑。当時としては画期的だった>>続きを読む
最高の映画!!まさか4Kのリバイバル上映、しかも無修正で観れるとは!!ここは天国ですか!と思い、隣の県まで足を延ばしミニシアターで再鑑賞。不思議なもので、こういう映画は何度も見るうちに自然と衝撃が薄れ>>続きを読む
コ、コワイ、、、少し前に海外のTwitterで話題になっていた、おぞましすぎるフォルムの鹿神様を堪能できて大満足です。こういう絵的に(文字どおり1枚の絵画として)恐ろしい作品がたくさん出てきたら、ホラ>>続きを読む
文明が崩壊し、力だけが支配する世界。恐竜やマンモスの時代に回帰したのかと思わせるようなオーストラリアの原野を舞台に繰り広げられる、変態仮面と正義のヒーローの死闘の物語。あらゆる闘いの根底にある動機が「>>続きを読む
車の衝突事故で性的快感を得る、というか車の衝突でしか「イケ」なくなってしまった男女を襲う悲劇の物語。老いも若いもホモ(セクシュアル)もレズ(ビアン)も関係ない、衝突事故への性欲で結ばれる者たち。超変態>>続きを読む
音楽がどうしても肌に合いませんでした。ファンの方すみませぬ、、昔、飛行機の中で恋人と一緒にミュージカル映画『トミー』を見ていたら、お相手が、吐きそうになって途中退場したことがあったのですが、それを思い>>続きを読む
「我らが世界を神秘主義と暴君から救うのだ」
世界最強のペルシア帝国の侵略に際し、お酒に酔った若い美女のたわごと(デルフォイの神託)によって戦争を禁じられたスパルタの王が、300人の私兵を率いて、10>>続きを読む
死刑宣告を受け、収監されてから死刑執行に至るまでの12年間のアイリーン・ウォーノスを追ったドキュメンタリー。いわば映画『モンスター』の後の物語ですね。明らかに精神に異常をきたし、発言が支離滅裂になって>>続きを読む
収容所を脱走、ナチの将校を殺して軍服を奪った脱走兵が、お偉い大尉と間違われて強大な権力を手にし、即決処刑マシンと化す話。コメディだと思ったら全然違った。残虐で超シリアス。戦場に法と秩序なんてものはなく>>続きを読む
文学と音楽と美術の融合。ゲーテの『ファウスト』をモチーフに、破滅に向かっていく男の物語を寓話的に綴った1作。絵の具の質感をそのまま残した絵画そのもののような画作りに、荘厳なオーケストラが乗ってくる圧巻>>続きを読む
「カエサルを籠絡するには普通の女では駄目。天賦の名器、娼婦の手管、聖女の気品、世界一の美貌を持つ女でなければ」というわけで、エジプトを、ローマ帝国の侵略から守るべく白羽の矢を立てられた女王クレオパトラ>>続きを読む
奴隷として売られた絶世の美女を救い出し彼女と結ばれた男。しかし国王に寝取られた末に、彼女が死んでしまう!復讐を志す道すがら、酒池肉林にたどり着き、途切れることのない愛の旨酒に酔いしれる羽目になった男の>>続きを読む
第二次世界大戦中のヨーロッパで、外交官としての自身の地位を投げうって、ユダヤ人を日本に亡命させるべくビザを書きまくり、数千人の命を救った偉大なる男の実話。「僕が大量に不正のビザを書いてることを日本政府>>続きを読む
ロシア革命の時代を生き抜いたドクトル(医者)と、姦通者としての過去を持つ魅惑の美女の一大叙事詩。パステルナークの原作は未読。何もかもが凍てつくロシアの大雪原で紡がれる美しい愛に目を奪われてしまった。目>>続きを読む
「これは未来の物語である。UFOや宇宙人といった遠い未来の話ではない。身近に迫った未来の話である」
核戦争で荒廃した地球。世界は3つの大国に分かれ、互いに全体主義国家を築いて争い合うディストピアの中>>続きを読む
現在のロシアの元になった10世紀のキエフ公国創設の裏で、タタール人との戦争に巻き込まれ多数の死者を出したロシアの村を題材にしたソ連時代のアニメーション映画。ソルジェニーツィンの短編小説でこの戦争につい>>続きを読む
ディズニー映画の中で特に好きなシンデレラ。絵本みたいに素敵な世界観に見惚れてしまう、、動物たちに助けられ、魔法使いに素敵なドレスをあてがわれ、王子様と結ばれるシンデレラ。夢は叶うもの〜、ですね。
ナポレオン侵攻をロシア側の視点で描いた文豪トルストイの長大な小説の映画化作品。ピーター・フォンダとオードリー・ヘプバーンのW主演で、尺も3時間半と、当時のハリウッドがいかにこの(この手の)作品に力を入>>続きを読む
社会主義者のジョージ・オーウェルが、スターリン主義のもと独裁の口実と化してしまったソ連の社会主義を批判すべく書いた風刺小説『動物農場』の映画化作品。
ディズニー映画よろしく台詞を極力省いた端的で寓話>>続きを読む
人種差別が消えた日。
アパルトヘイト政策のもと、世界で最も苛烈な人種差別がまかり通っていた南アフリカを舞台に、差別の撤廃を目指した大統領ネルソン・マンデラと、その同じ時期にラグビーで世界一を勝ち取り>>続きを読む
テキサスタワー乱射事件を体験し、生き残った人たちの証言をもとに作られたアニメ形式の実録映画。犯人と警察官の2視点から綴られる『パニック・イン・テキサスタワー』と相互に埋める合わせるような形式ですね。と>>続きを読む
ガンディーの伝記映画。記録書き忘れていたので一応内容を忘れないうちに感想を、、と思ったけど結構忘れてる笑。ガンディーの親友だったアメリカ人役記者マーティン・シーンの誠実な役柄がとても好みでした。
55年式のオンボロ車を修理して乗り続けるデトロイト出身の時代遅れの若者2人と、派手なポンティアックを乗り回し、ヒッチハイカーを快く乗せては嘘の経歴を聞かせ続ける淋しい中年男。そしてヒッピー風の美少女の>>続きを読む
60年代に黒人差別撤廃を教義とする過激な宗教組織を作り、教祖として活動、暗殺されたマルコムXの生涯を綴った伝記映画。何もかもが白人に都合の良いように作られたアメリカ社会に、信者を携え、攻撃していく彼の>>続きを読む
ケネディ暗殺事件の解明に人生を懸けた男の物語。いやあ、真っ黒だなあ笑。3時間の尺を費やした上でも、真相は闇の中、という結論に行き着くところに、この事件の底知れぬ闇深さを感じる。CIAやFBIはおろか、>>続きを読む
『ダーティハリー』や『フォーリング・ダウン』のモデルになったテキサスタワー乱射事件を忠実に映画した75年の作品。テキサスのうだるような酷暑のもと行われる冷徹なスナイパー殺人、そして命を賭けて犯人射殺に>>続きを読む
実在のコロンバイン高校銃乱射事件をモデルに、殺す側と殺される側の両方にスポットライトを当てたドキュメンタリー風の群像劇。ドラマ性を徹底的に排したスタイルで、誰を悪と規定するのでもない、殺す&殺されるま>>続きを読む
第一次対戦時に、アラブ独立戦争を指揮したイギリス人の英雄ロレンス将校の実話。ラクダに乗って砂漠を駆け、命を賭して闘うアラブ兵たちの男気と、ちょっと他ではお目にかかれない雄大な風景に胸を打たれる。そして>>続きを読む
「休戦を阻んでいるのは誤ったプライドに過ぎない」
開戦から終戦まで4年間膠着し、たった数百メートルの陣地を得るために300万人が命を落としたドイツ・フランス間のいわゆる「西部戦線」を舞台に、前線に派>>続きを読む
古代ローマ時代の剣闘士スパルタカスの反乱をテーマに、スタンリー・キューブリックが雇われ監督として手がけた長大な歴史スペクタクル。キューブリックの作品らしからぬ明確な勧善懲悪モノで、悪役が時代劇のお代官>>続きを読む
「キングダム・オブ・ヘヴン」こと聖地エルサレムの奪還を目指し、異教徒ことムスリムと闘う十字軍。イスラム最大の英雄サラディンを相手に、「神の意思」に目がくらんだ役立たずの王たちを追い落とし、成り上がる鍛>>続きを読む
二次大戦中、ワルシャワ蜂起に参加するもドイツ軍に追い詰められ、退路を無くし袋のネズミになった末、だた唯一の逃げ道として「地下水道」を彷徨うことになった兵隊たちを待つ悲劇。ポーランドの巨匠アンジェイ・ワ>>続きを読む
はるか昔の先祖のろくでもない狂人の血が流れてる。
詩にはなるが、お笑い草だ、、
コンサートピアニストとしての成功を夢見る男、しかしピアニストとして名前が売れてゆくにつれ、なぜか離れていく妻の心。実は>>続きを読む
ヒトラーの秘書の証言をもとに作られた真実の伝記映画。周囲がヒトラーに失望し、実情に反してあまりに大きくなりすぎた彼の権力に困惑する中、それでも付いていこうとし、「総統亡きあとの惨めな世界など想像できな>>続きを読む