Aさんの映画レビュー・感想・評価

A

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メドゥーサ デラックス(2022年製作の映画)

5.0

ワンカットなのに時間を超越しやがった。天才かよ
鏡を使う演出も攻撃的だなー、ドローンまで使ってくるとは
カメラが主観となって捉える人物が1人ずつ変わっていく妙技、劇伴でちゃんと緩急付けてくるから間伸び
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ロープ(1948年製作の映画)

4.9

「全てに理由はあるとフロイトが言ってるわ」

40sカラーワンシチュエーションワンカット風サスペンス、なんならほぼ舞台

犯行の推理をカメラだけで追うのやばい
ロープを持つ震えた手、拳銃を握るポケット
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

4.9

まぁ地球人の言語だと感想長くなるので

クーーー!
そーゆー事

ピアニストを撃て(1960年製作の映画)

4.5

脳内の声だだ漏れ系フィルムノワール

お袋の命賭けちゃったよ笑笑
痔の車ってあるんだ
映画じゃ乳をシーツで隠す
雪山から滑り落ちる死体

白銀の隠れ家

オシャレな悪ふざけだった

ベニスに死す(1971年製作の映画)

4.7

性別を超越した美しさ

美とは退廃的で刹那的
壊れそうなその脆さが美しく輝きを放つ

生と死は現象として大きく違えど実は紙一重
その生と死を限界まで摩擦させたその先に狂気とも言える美しさが存在するのか
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愛・アマチュア(1994年製作の映画)

5.0

"希望から産まれたこの混乱の宇宙で"
奇跡と運命

普通の登場人物でてこねぇ笑
デートに行った映画館でどんな映画日本映画流れてんだよ笑
日本好きなんかなハル・ハートリー
エドワード最高に大好きすぎる、
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モデル連続殺人!(1963年製作の映画)

4.3

みんな家がオシャレで複雑すぎて最高っす

赤いマネキン、赤い看板に赤い電話、THEサイコスリラー的な影の使い方に
ゆっくり動くカメラに揺れる照明が不気味さを演出

古典的ジャッロ
殺しのバリエーション
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シーズ・ガッタ・ハヴ・イット(1985年製作の映画)

4.9

「1分前に会ったばかりだけど愛してる」

スパイクリーのロマンティックジャズ

ジェイミーの服の脱ぎ方ヤバすぎるしマーズの連続で単語を言う癖憑りそう
1人の人に数人が関わっていく話なのに、その人に接す
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.9

フレンチ不良少年物語

人は独りでは自分自身を形成できない、誰かと共存し、影響を受けて変化していく
単なる子供の逃避行ではない、全ては大人という要因によって生まれたアクシデント 
回転アトラクションヤ
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狩人の夜(1955年製作の映画)

5.0

右手指にはLOVE 左手指にはHATE

かなり強い光量を1番狙いたい被写体に強くぶつける事によってうまれるコントラストによるダークファンタジーの様な幻想を思わせるライティング、伸びる影、近づく影
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イアゴとトリスタン(2022年製作の映画)

4.5

いつ何が起こるかわからないこの世の中

みんな愛し合ってますか?
言葉にして伝えてますか?

アリスとひまわり(2022年製作の映画)

4.6

美しい愛の為なら死ねる
愛にはその価値があるから

ピリッとしたザラつきのある画面の温度感
緑の中を走る赤いワンピース
重なる2人の幻想、過ぎ去る現実の時間
刹那的な美しい映像と物語

ある村で(2019年製作の映画)

4.4

死神に乾杯
村の怒り

A24感
長編があったら見たい

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.8

「我は死なり、世界の破壊者なり」

その時世界は大きく変化した
歴史を再認識

原爆を投下するシーンもなければ戦争のシーンもない、実際に現場に出て生死を彷徨った訳ではない権力者達によって起こされた戦争
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ホームドラマ(1998年製作の映画)

4.6

奇妙な家族物語
毒々しさ満点のギリギリブラックコメディ
アルモドバル味あった
自分自身を見つめ直すネズミ
ほぼワンシチュエーション

不気味なアングルの決めカット好き、画面内の色使いも好き
好きなカオ
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

4.5

100年以上前の作品なのに近未来ディストピア的な画面要素
コントラストかっこいい、黒が際立つモノクロ
セットの歪みと粗い画質によって後ろのセットの遠近感がなくなってでかい絵の前に人が居るみたいな見え方
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水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

4.7

いい意味で現代のフランス映画
映像は勿論のこと一映画として質感が美しすぎる
画面越しに伝わる肌と肌の温度感
ランウェイのように象徴的な2人の歩いているシーン、癖あり万引き、癖あり水遊び
言葉じゃなくて
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野獣(2018年製作の映画)

4.3

泥に溺れる
乾いて固まった状態と濡れている状態じゃ同じ物質なのに感触違うよね

好奇心と無邪気さが裏目に出たパターンね

自然界の綺麗なグレーのグラデーション

ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

5.0

夏至…その日以降昼より夜が長くなる

混濁した現実と虚構の狭間で夢の中にいた
端的にアート映画と言われるかもしれないが俺はこの映像体験それこそが映画の本質の1つだと思う

奇跡の60分ワンカット
自分
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i ai(2022年製作の映画)

4.8

当たり前じゃん、そんな事はわかってる
わかってるだけじゃダメなんだ

マヒトゥー・ザ・ピーポー
彼の詩を観た
物凄いエネルギー量の映画
映像と会話した、言葉に殴られた
大衆に向けているのではなく、鑑賞
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.7

サイエンスフィクションの体験、もはやアトラクション
言わずもがなの映像美、内臓が揺れる重低音、全身で「映画」を浴びました
IMAX万歳!!

革命最前線、覚醒したポールの存在感、人智を超えやがった
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ゴッドランド/GODLAND(2022年製作の映画)

5.0

地に還る肉体、肉体の消滅、映像による九相図

我々人間は日々命を食べて生活している中で多くの動物の生殺与奪を握っている事によって自分が神になったと勘違いしている
聖職者だろうが支配者であろうが奴隷であ
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泳ぐひと(1968年製作の映画)

4.3

自宅に着くまでに少しずつ変化する周りの環境と態度

傲慢に隠れて近づいていく真実

タイムズ・スクエア(1980年製作の映画)

4.9

ニッキーーーー!!!!
パミーーーー!!!!

「あなたのやること、言葉のひとつが詞なのよ」

自己表現の自由👌
権力に中指!
こーゆー逃避行系のやつって車だったり乗って遠くに逃げる事が多いけどNY内
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オー・ブラザー!(2000年製作の映画)

4.4

ジョージネルソンノットベイビーフェイス!!

一癖あるビジュアルのキャストたち、そしてみんなアホ

ミュージカルチューンカントリー脱獄コメディロードムービー、悪魔に魂を売った黒人ギタリスト(ロバジョン
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KIDS/キッズ(1995年製作の映画)

4.8

精子からビタミン摂取してるから女性は長生きなのか!!
1日に2人の処女とヤるのは法律違反みたいだからみんな気をつけて!

ブランツの巻き方なんかも教えてくれる90sアメリカティーンの教科書
ラリー・ク
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英国式庭園殺人事件(1982年製作の映画)

4.7

美の押し付け、芸術の価値、完璧主義
黒と白の対比、強調された平行
世界観にズバで刺さる音楽、17世紀の耽美な動く絵画

死によって浮き彫りになる人間の醜さ
綺麗なのは見た目だけ

NICEバロック

BLISS ブリス(2019年製作の映画)

4.6

究極の芸術とは作品との一体化と言わんばかりのハードコアバッドトリップムービー
どの世界が現実世界でしょーか
悪夢を体感する80分

創造への執着
吸血鬼との契約
命を賭す芸術に陶酔

今作も個人的に大
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(2020年製作の映画)

4.3

人に愛されるにはまず自分自身を愛する事

彼女の人生に幸あれ

PARTY7(2000年製作の映画)

4.5

股間を燃やす前にハートを燃やせ!

覗きの魂の連鎖
覗きの奥深さ
覗きの心意気
真剣に真摯に覗く男

おしゃべりうんこ
バカでうるせぇ映画

アテナ(2022年製作の映画)

5.0

異次元のカメラワーク、極限の長回し

冒頭10分のワンカットは魂が震えた
没入感エグすぎて息止めちゃってたし、花火、火炎瓶、人の熱量を俺の肌でヒシヒシ感じるレベルだった
みんな演技じゃなくて、リアルだ
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美しき小さな浜辺(1948年製作の映画)

4.5

降り続く雨、ぬかるんだ水溜りの道、グレーの空に寂しげで悲観的な表情のピエール
広い海と孤独の人間の対比させるようなカメラワーク
降り続く雨が心の涙のように感じた
上から吊るされて揺れるライトの使い方面
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ZOO(1985年製作の映画)

5.0

シマウマは、白地に黒のしま模様か、黒地に白のしま模様か

狂気のシメントリーの腐敗芸術の世界
死して朽ちる肉体の儚い芸術

藻と細菌から発達する生命
動物との共存のシステム

人間は他の動物と同じく単
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