Airconさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

若干グダってはいるものの、予想外の展開が多かったので、前情報なしで観たほうが良い。
芸術療法士アナが赴任してくるところから。
ファーストキルとは?
びっくりは少なくて良かった、、、くらいで。



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X エックス(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

エロとグロを意味もなくただ過激にしたこと、ほとんど内容が無いことで、ホラーとしてエッジがある、映像も相まってオシャレだし、「説得力を持たない過激なこと」自体が主人公たち側、つまり対比されている保守的な>>続きを読む

ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

3.9

前情報なしで。
ワンカット、ホラーではない、ビクッもない、割とパニックもの、くらいで。



序盤、「アーリア人女子会」あたりで政治的な話になるのかなと思いきや、確かに「保守女」という属性への風刺には
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トップガン(1986年製作の映画)

3.6

この時代の空気すごいな。
湾岸戦争前の無謬の時代。
グラサンと上裸と汗やたら多かった。

話は典型的な士官学校もの。
ライバルとの競争、ロッカールームでのハッタリ合い、ルールを破ったり無謀だったりで教
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死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

3.6

77年ロンドン。
前半は前作同様、依頼家族に降りかかった霊的体験。
家に取り憑いてる系だから死霊館なのか。
最初に本編とは関係のない事件で、1番怖いスターお化けが出てくるという謎の構造も共通してる。
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.6

クオリティ超低いし脅かし系だけど、結構斬新だった。

解決編は、もはや攻略を楽しむ感じ。

死霊館(2013年製作の映画)

3.6

はあ疲れた。

ヤバイ家に引っ越して来た家族以外に、悪魔研究家の視点が絡んでくる斬新な設定。こっちが主役。
出てしまえばそんなに怖くはないんだよな。
出るまでが怖い。
人形の顔は怖い。

解決編助かる
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.6

前半は何が起きるのかとおもしろかった。
話の推進力高い。

ウンチクがウザいグルメオタクの彼と、セレブのための超グルメ島に来た。
意識高すぎてちょっと怖い感じもしつつ。。。くらいで。
なんかちょっとジ
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フィッシュストーリー(2009年製作の映画)

3.7

だいぶ特殊な作りだった。
前半あたりで想定していた方向とだいぶ違う話だった。
おもしろさは3.6だけど、変則構成で+0.1。
観るなら前情報なしで。




2012
彗星の落下5時間前。
ココナッツ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.7

クレヨンしんちゃんぽい。


アカデミー賞の作品賞は、今アメリカに必要な映画が選ばれていると思っているんだけど、今回もそういうことかと思った。
アイデンティティの肯定と、悪を吊るし上げるわけではない相
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.2

深瀬と菅田将暉の自己満演技見せられただけだった。

オブジェクトとしてのキャラクターものをご都合主義で組み合わせた日本のいつもの。
漫画が描けない漫画家の動機を起点にしつつも、過去になんかあってそれを
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.4

最近のカンヌある視点はこういうの感じたまにあるな。
『ボーダー』的な。

普遍的なテーマ+特殊な味付け。
脚本はシンプルで「どうしても子供が欲しい夫婦が禁忌に手を出してしまう」という話ではあるから、そ
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クーデター(2015年製作の映画)

3.8

スリリングすぎて消耗した。

思った通りアメリカでは、外国人差別を助長するという理由で批判されてる。
たしかにエクスキューズとして、欧米の自業自得な側面の描写はあったものの、欧米人としてはかなりの不愉
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.7

ネタバレやあらすじは見ない方がいいかも。

バーニングのあの人出てきた。


前半のゴーストが逃げたあたりの不気味さ、クローバーのジュープのガキどもあたりは特に良かったけど、後半はインパクトは十分あっ
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.6

期待は越えてないかも。
斬新さはあまりない。
ブラムハウスの中の中くらいのよくある感じ。

ミーガンのやり方が周到だったり、予想を超えてくることもなく。
絶望感も逆境感もそこまでなく。
AI暴走の原因
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風が吹くまま(1999年製作の映画)

3.7

「生と死、善と悪」

あらすじ読まない方がいいと思う。
キアロスタミ氏、毎回観客が何も知らないことを前提に、情報の出し方の順番を考えている感ある。
今回も序盤なんの目的なのかわからないまま進む。
その
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スウィングガールズ(2004年製作の映画)

3.6

「Sing Sing Sing」やってる映画を観ようと思って観た。
Bigband楽しい。

全ての要素があっさり。
主人公と男の子の関係も、家族との関係、仲間との関係、先生との関係や、先生の課題、大
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BLISS ブリス(2019年製作の映画)

3.7

80sの雰囲気でサイケデリックでホラーでバッドトリップ。
『エンターザボイド』のような没入感と『ルクス・エテルナ』のような気障さとさらなる追加のグチャグチャで観てる方も限界を試される感じ。

手前に音
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

前半39分のプランテーションパートの後、スマホの着信で目が覚めるあたりで、「なんか仕掛けはじまったー!」とわくわくした。

この仕掛けは好きだけど、まったく同じような仕掛けを『村』の設定ですでに観たこ
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すべてが変わった日(2020年製作の映画)

3.6

ベースは老夫婦の「気持ち」を中心としたドラマなんだけど、「解決するべき課題」の要素が極悪すぎてバランスが異常。
善良な老夫婦に、激ヤバ半グレ一家をぶつけないでほしい。
ふつうにかわいそう。。。

「息
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ブーリン家の姉妹(2008年製作の映画)

3.8

これがイギリス国教会か。。。
この後、3番目の王妃(アンの侍女)で念願の息子生まれるが若くして死んでしまい、結局最初の王妃キャサリンオブアラゴン(スペインのアラゴン王の娘)の娘メアリーが即位し、イギリ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.8

伊坂幸太郎原作だった。
脚本おもしろい系。
伏線回収時に思い出し用のカット入れてくれる親切設計。
ヘンテコ日本描写はかなりあるけど、脚本がこってたので意外に楽しめた。

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.8

ブラムハウス×イーサンホーク。

前情報なしで見たほうが良い。
あらすじにネタバレあるので注意。
ネタバレというか、知らない方が良いことが書いてある。




78年デンバー。
イーサンホークの雰囲気
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リング(1998年製作の映画)

3.8

ひたすら怖い。
怖すぎて、ウインドウの角っこをつまんだまま、怖いところで画面を小さくして対応しながら観た。

怖すぎて逆に尊敬する。
本当にぞわぞわ怖いホラーだった。
貞子舐めてた。
探偵役の2人が真
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.8

構造としてのグラスオニオンは、前回のドーナツinドーナツほどでもなかったけど、なるほどねくらいはあった。

デヴィッドボウイ使いすぎ問題。

ジャレットレトのハードコンブチャ。

政治性については、
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CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

「昔観たカナダの映画」のリメイク。
謎解き脱出ゲーム系映画のはしりだったのかな。
一度入ったら、最後?「入ったら」が全然わからないけど。


構造としては、シチュエーションスリラーで謎解き→脱出、とい
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天使と悪魔(2009年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ミステリーとしては、、、バチカンで次期教皇を決めるコンクラーベのタイミングで4人の有力候補枢機卿が誘拐され、『セブン』の七つの大罪の様にEarth,Air,Fire,Water由来の方法で、さらに場所>>続きを読む

ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.7

観終わってから気づいた山本直樹だった。

カルト宗教の教えに従って無人島で生活する3人。
箱を運んでる。回収する本部。食料。
若い男女は禁欲的な教えに背いて互いを意識するように。


この役職名で呼び
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと真相がわかりにくいな。
要は、ハイムラに全部コントロールされてたって事で、家庭で認めてもらえず自尊心が低い子をコントロールして信頼を築いたあとに殺すもしくは、長年にわたり罪の意識で苦しむように
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ANON アノン(2018年製作の映画)

3.7

ジャケットが地雷くさすぎてアンドリューニコルでも避けていたけど、予想外に静かで色もない近未来もの。
電脳化済み。
視覚のハッキングとかも行われ、かなり攻殻機動隊っぽい。
他人のPOVのアーカイブへのア
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.2

なんで宇宙人にも人間的な組織や野心を投影してしまうんだろう。

スパイダーマンに関係してるのかと思ってたけど関係ないみたい。
科学者や研究者の好奇心、資本家の欲などが取り返しのつかないことを引き起こし
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.7

1881年、南北戦争後のニューイングランドの灯台守。

ひたすら悪夢みたいな映画だった。
飢餓と酒と嵐と孤島と変な先輩でだんだん狂ってくる。
閉鎖的な空間でおかしくなってしまう、悪いなにかを信じてしま
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ストックホルム・ケース(2018年製作の映画)

3.5

ストックホルム”症候群”とは言うけど割と説得力のある内容だった。
つまり、まあそうなってもおかしくないよな、という状況。
「おかしくない」というか、実は割と正常な判断の気もする。

”人質を軽視する警
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カジノ(1995年製作の映画)

3.9

もはやジンジャーの描写に一番力が入っていた気がする。
今シャロンストーンに告白されたら断るレベル。
それくらい”こういう人”を忠実に描写していた。

全体的にスコセッシの"伝記もの"の勃興凋落の流れで
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ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

3.8

すさまじい。
スコセッシにはめずらしくスリラー。
これスコセッシの隠れた名作なのでは?
父親とアメリカと聖書と。

キャッチーなサイコパスキャラの出現で、
自分の都合を盛り込んだ正義を執行していること
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.7

最後の方は聾ゆえの表現があって良かったけど、8割はテンプレの詰め合わせといった感じ。
主に、家族との関係、先生との関係、男子との関係がそれぞれテンプレ的な問題発生と問題解決。

その上で、聾要素は、ヤ
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