宇毘友鵶さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

宇毘友鵶

宇毘友鵶

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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.7

 たとえばある程度時間があってじゃあ映画でも観ようかってなった時に、何にも考えずに面白い映画が良いってなったらとりあえずこれをお勧めする。
 基本俺は邦画はあんまり好きじゃないんだけど、これは面白おか
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.9

 何もかもコンパクトなのに壮大な映画。何度か観返すと壮大な一人(途中までは二人)芝居に見えてくるんだけど、それでも映像の切り取り方が良くて飽きない。宇宙の孤独感、絶望感、それに続く希望、ラストのカタル>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

3.6

 映画館で観たけどその直前にDVDで某星間飛行映画を観てて、あん時はあんなにメンタル弱かったのに…ってなった。アメリカ的な前向きさがある映画だな〜と思う。

マトリックス(1999年製作の映画)

3.8

 何度観ても面白い。公開当時の革命的な映像体験に対する反響は凄かったね。うちの大学では哲学の講義の教材に使われてたけど今もやってんのかな。まあ今更語る事もない名作。

ミスト(2007年製作の映画)

3.9

 クッソ怖い映画。わりかしグロめなので苦手な人は注意。でも俺は好き。世界観もそうだけど、「選択」が一つのキーになってて、主人公(達)が何を選んで何を捨てるのかをドキドキしながら追いかける事になる。出て>>続きを読む

アフター・アース(2013年製作の映画)

2.2

 飯食ってる時にいきなりブチギレるウィルスミスで何度観ても草生える。あと鳥。

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.3

 テーマも面白いし映像もよーここまで表現できるもんなんやなあって思った。日本の小説が原作だそうだけど、なんか大仰というかリアリズム皆無というか、そんな面があるのにも関わらず上手いこと映画的に処理してる>>続きを読む

オブリビオン(2013年製作の映画)

3.3

 トムクルーズって何やらせてもかっこいいよね。この映画は出てくるガジェットもどれもかっこいい。あんなプールで泳ぎてえわ。
 ストーリーはなんか詰め込みすぎでよくわからんかった。というかわかるんだけど壮
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オートマタ(2014年製作の映画)

3.1

 SFかつディストピアってわりと好きなジャンルなんだけど、定番なだけに作品数も多い。オートマタもそんな世界観にこれまた定番の人間とロボットの境界線だとか存在価値だとかがテーマで、悪くは無い、悪くは無い>>続きを読む

ダウンサイズ(2017年製作の映画)

3.8

 個人的には結構面白く観れた。なんか評価低めなのは、各メディアでコメディって書かれてるからそれ目当てでみんな観てるからじゃねえかな。
 観ればわかるけど別にコメディでは無い。むしろ様々な価値観の描き方
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インターンシップ(2013年製作の映画)

3.7

 単純に面白かった。人生再スタートって俺自身出来るかな〜って考えた。すげー思うのは普通からかけ離れてることって弱点じゃなくて強みなんだなって事。他人と違う分、タフに頑張れば大穴になれる可能性がある。後>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

 観ればわかるけどガチで難解、というか語られる事が少なすぎて起きてること、起こりそうなことに対する知識がモリモリに必要となるんだけど、それ以上に映像体験があまりに未曾有すぎて滅茶苦茶面白い。この次にど>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.5

 俺はいわゆる名作ってみんな評価してるからあんま今更観る気にならないタイプの人間なんだけど、やっぱみんな観る目あるよな〜。すげえ良かった。
 子供の頃に観た時は「何が面白んだ?これ……大した事件も起こ
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.3

 ビートルズ好きじゃなくても観れる理由が三つある。
 ひとつ、ビートルズの曲は色んなところでかかってるから、名前知らなくても旋律は知ってるって事が多い。ひとつ、ビートルズ以外にも色々なものが記憶から消
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

 ゴリゴリに面白い。普通の映画と喋りの切り取り方がまず違う。本筋とは全然絡まない話がいつの間にかストーリーに絡んできてたり。キャラクター全員やべえ奴しか出てこないんだけど、それが全員面白いし、よくわか>>続きを読む

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.0

 滅茶苦茶面白かった。タランティーノの映画っていつもどの程度までグロいかわからなくて、グロ耐性無い俺は尻込みしちゃうんだけど、観るとほんまに面白すぎんだよなあ。
 もう一度観たくなる絶妙な音楽選びやフ
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未来のミライ(2018年製作の映画)

1.5

 オムニバスって感じの話の進め方は一つの場所をいろんな視点から観る感じがしてわりと好き。ただそんだけで、正直面白くはない。性癖ぶちまけ映画。甘えん坊のくんちゃんと未来からやってきたミライちゃんとトンネ>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

3.5

 結局は美しいって大事なんだよな。世の中美醜を語ると顰蹙買いがちだけど、美しいものは厳然と存在していて、ただそうであるというだけで評価が上がってしまう。
 君の名は。は俺にとってはそんな映画だった。な
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渇き。(2013年製作の映画)

1.5

 役所広司が二時間ずっとキレてる映画。小松菜奈が良い演技してた。顔の系統に合ってるよ悪女役(褒め言葉)。オダギリジョーも良かったな。
 面白いか面白くないかでいうと絶妙に面白く無い。「人間の精神の渇き
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.5

 グレート・ギャッツビーを忠実に映画化っていうよりはリプレイスって感じで、内容もだけど何よりもあの煌びやかな小説体験を映像化したかったんだろうなあ。結果としてはその試みはある程度成功してると言っていい>>続きを読む

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.6

 俺の人生の方向性を決定付けたと言っても過言では無い作品。誰も見たことのないものへの探究心とか、生物と人間との関係性への想いとか、これを観た時まだ園児だったけれど、確かにそういう高度な観点への扉が開か>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.4

 まあまあかな。俺にはあんまり響かんかった。結局何が言いたいのかいまいちわからん。信念を貫き通す事と挫折する事の描き方があまりに紙一重過ぎて、結局家庭を壊し人間関係を失わないと本気で夢なんか追えません>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.3

 なんだろう、良い映画ってこうだよねって感じの映画だった。観終わったあと、無性に誰かと共有したくなるような。これきっと単にハートフルなだけだったらこんなに評価高くならなかったと思う。刑務所の中っていう>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.5

 思ってたよりも淡々としてたな。ディカプリオが無双するシーンはおおってなるけど、それも映画自体というよりもキャラクタが良いってだけで、しかも単に実在の人物が有能だったのを映画で描いてるだけだし。
 総
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.0

 まあもうこのサマーって女、似たようなのいるよな〜。こういう女に近付くと痛い思いするで……。
 最初はゴリゴリにハマるんだけど、どこかで何かが噛み合わなくなってく。いやおまえにはおまえなりの論理がある
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恋人はゴースト(2005年製作の映画)

3.6

 結構良かった。題材はよく見るし、なんだかご都合だなあ〜と感じるところもなくは無いけど、それでもやっぱりストレートなラブコメでいいよね。特に恋人がいる/いた人は色々考えさせられることも多いと思う。主人>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.8

 なんていうかこう、観終わった後に感じるのが「映画を観た〜」っていう感慨。これわかるかな? 会社か世間か、大きな力を持った人たちが映画で観客をこういう気持ちにさせたいって(商売上当たり前だけど)意図す>>続きを読む

ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.5

 我慢ならないのはこの映画の語り手。当時は若かったから善悪の判断がつかなかったみたいなことを冒頭で言ってるけど、はっきり言って同罪。ヒトラーなんてまだ良い方。ひたむきに夢に向かって走って、最期の方で少>>続きを読む

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.3

 めちゃくちゃ面白い!まずヒトラーのパーソナリティとかイメージをうまくギャグに落とし込んでるんだけど、それがだいたいこううまくオチるというか、滑らない。映画館で観たんだけどかなり笑い声が挙がってた。ヒ>>続きを読む

海難1890(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 長いのでネタバレで。

 正直なところ「親日」という言葉にはサブイボ出る。国家の政治には利益追求があるだけだし、国民全員が親日なワケない。というか私達日本人は「親土」かね?まあ別に嫌いじゃないけど大
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.3

 まずコメディ映画として面白かったし最後もめっちゃ笑った。ジムキャリーがまーたこんなん出てるよって感じはある。一種独特の空気感。
 なんでもイエスと言えば人生が上向くかと言われると俺はそうは思わない。
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

3.3

 そこまでグロくないし暴力シーンも激烈とまではいかない。マーロンブランドってなんかこうしゃがれた声とかもったりした動きとか、とにかく大物感あるよね。全ての登場人物の演技が良かったけどやっぱり際立ってた>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.6

 どうしたらこんな物語が思いつけるんだろう。どうしたらこんな物語を映像に、しかもたかが二時間前後に構築できるんだろう。場所や空間が自由闊達に交錯し、その中でインセプションという一つの骨太なテーゼが様々>>続きを読む

ハードコア(2015年製作の映画)

3.5

 長回しになり易い一人称視点って実際どうなのよと思ってたけど、終わってみればストーリー運びも諸々無理なく観れた。まあそもそもぶっ飛んでる設定だしね。全編通して監督の特異なセンスで突っ走る感じ。唐突なク>>続きを読む

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

2.3

 都市伝説といえば聞こえはいいけどただのデマゴーグだしなあ。映画を観る側の科学に対する知識ってかなり向上してて、その範囲を超えてくるものじゃないと途端に嘘臭く見えてしまう。そういう意味で、俺には正直合>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.5

 映画としては面白かった。題材自体はわりかしセンシティブだけど、小粋なやり取りも間に挟まれるから見易い。
 ただこれ、白人が黒人に手を差し伸べたのを顕彰する映画とも観れるんだよなこれ。そこが引っかかっ
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