蛙鳴喧騒さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

蛙鳴喧騒

蛙鳴喧騒

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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.1

復讐の原動力になっていた事件の全貌がいつまで経っても分からず、復讐行為やキャシー自体に感情移入しづらかった。

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

3.8

印象的な最期だった。戦争への不信は世間への不信に繋がった。戦争がまだ確かな感触を持って記憶にあった時代を感じた。

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.1

前半のめちゃくちゃで臨場感の薄い感じが残念だった。一貫して主人公の言葉に違和感があって、感情移入がしづらかった。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

田舎も都会もイヤな現実感があって凄く良かった。特に富山は立山連峰に囲まれていて大体それが映るから、閉塞感や圧迫感のようなものが感じられた。それによって"田舎"がより際立った感じがした。

グリーンマイル(1999年製作の映画)

3.7

予想外にも罰と贖罪の話だった。命の終わり方を歪めてしまった人は皆、その連鎖の中に入れられる罰を受けるのか。

セッション(2014年製作の映画)

3.6

最後の演奏シーンが良かった。最後の最後まで音楽で勝負してやるっていう気迫を感じた。

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.8

最高の体験のうちの一つだった。映画と呼ぶのかは疑問でもある。ストーリーは存在しないけれど自分の中の、人間の存在意義とも思われる深い部分を揺さぶられる感覚だった。

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.7

ストーリーは説明不足で何が伝えたいのかわからない部分もあった。戦時特有の現在から見たら歪んだ武士道と自己の感性で揺れるヨノイ大尉、敵国同士でありながらいい友人になれたハラ軍曹とローレンスの描き方は良か>>続きを読む

欲望の翼(1990年製作の映画)

3.6

1分でも1夜でも、強烈に心に残る出来事に囚われることもあるのかもしれない。でもそんなものに関係なく生きていかないといけない。それができなかったからヨディは死んだのかなと感じた。

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.3

物によっては面白かったけど、全体的に会話を面白く感じられなかった。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.5

どの場面も絵画の様に見える映像だった。望まない結婚という地獄から抜け出せないのならせめて芸術家として残せる様に振り返ったのかな。

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.0

よくわからないなって感じた。もう少し説明があっても良いと思った。

親愛なる日記(1993年製作の映画)

3.6

ヴェスパに乗ってが最高だった。そこからは少しだれていった感じがした。

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.7

ビルが性について考えだした時から夜の街が華やかに映し出されたり、招かれざる客として訪れたパーティも魅惑的だった。ただ女性が画面から外れると急に雰囲気がなくなった。

アナザー・カントリー(1983年製作の映画)

4.2

絵画的なカットが多くて全体が高貴で美しい雰囲気を纏っていた。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

学校でのコンサートの、無音の時間が何よりも衝撃だった。父達の立場から見るルビーの歌の魅力。歌を聴いた人を笑顔にさせ、時には感激させたりするその凄さ。それをあんな風に理解させてしまうカットが凄かった。家>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.6

どんなにその瞬間その人のことを愛していたとしても、上手く物事が進む保証はない。なんの意味もなさそうな出来事の方が振り返ってみると重要だったりする。そんなことを思い知らされる映画だった。

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

突然の事故には笑った。全体を通してアリソンが空気でビルとの関係性にも改善がないまま終わったのに、大団円な感じで終わったのが残念だった。最後の花火とブラスバンドのこの素晴らしき世界はとても良かった。

百円の恋(2014年製作の映画)

3.4

変わるために努力できる人間が一番すごい。簡単に勝てるようになる訳でもないのがリアルだった。

イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.6

予想とは全然違う展開で驚いた。アメリカの雄大な風景とバイク、アングラな雰囲気が良かった。2人と周囲の人間の自由に対する意識に差が感じられた。

呪詛(2022年製作の映画)

3.2

文化的に近い台湾が舞台なだけに映画全体の臨場感は高かった。怖いかと言われるとそこまででもなかった。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.0

Part1とのことでなんとも言えないとしか。最初だから世界観にも入り難かった。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.8

前作を踏襲していて、それでいて前作よりもドラマにスポットが当てられていたから楽しめた。青春のボーナスステージみたいな映画だった。ぽっとでの女が思い出のいろんな場所に入り込んでいたのだけが違和感を感じた>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

殺される側の描写が適度に行われることでホラー特有の“誰が最初に犠牲になるか”が分かりづらくて良かった。

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

社会も自己もめちゃくちゃになる。終わり方だけがちょっといまいちだった。

ガタカ(1997年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ディストピア的な社会と近未来の空気感が良かった。ラストまさかジェロームが焼却炉に入るとは思わなかった。胸には銀メダル、棺桶も銀色。死の瞬間すら金色を手に入れることはできないのか。

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

部族のリアリティは凄かった。少年だけが部族の思考に支配されていない理由や、なんで助けてくれたのかが説明なくてモヤモヤしたけど、子供ゆえなのかもしれない?

エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

3.4

どんでん返しがある訳でもなく、堅実にストーリーが進んだ映画。面白くなくはなかった。

さらば青春の光(1979年製作の映画)

3.8

みんな生活の中でなんとなく楽しいからモッズとして過ごしている時間があるだけで多分本気じゃない。流行りが過ぎ去ればそれだけ。イカしてるエースでさえも日常を生きるのに費やしてる時間があって切ない。そんな中>>続きを読む

7月4日に生まれて(1989年製作の映画)

4.0

真実かどうかはわからないし、脚色もあるのかもしれないけどベトナム戦争と60年代の動きを知れた。映画としてのできが凄く良かった。