父親の時代の終わりを静かに感じさせつつ物語は進んでいく。時代の終焉と始まりの狭間の空気感が良かった。
どっちが味方か混乱させてくるストーリー。悪くはなかった。「2001年宇宙の旅」のオマージュがあった。
モノリスの存在感が記憶に残っている。スマホなんてまんま文明を与えてくれたモノリスのよう。クラシックの使い方が格好よかった。
"支離滅裂"と"狂気"の表現がすごかった。ストーリーは何を目指しているのかわからない。
現実世界で目覚めた時の衝撃は異常。ただのアクションとして終わらないで、見事に"世界の存在"という哲学的な問いも内在させていて面白かった。
出来事の決定を先送りにしまくるアクション映画。伏線を張っているわけじゃないけど、伏線回収に似た快感を得ることができて良かった。
ケヴィン・スペイシーの演技が気持ち悪すぎる。最後の展開は予想の範囲内ではあったけれどあれしかないと思う。良かった。
悪くはないけど、狂気の演じてる感が強かった感じがした。格好つけてる感じもしたし、狂人としては普通すぎた。
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何かを変えようとしてもがく、その結果が小さくはあっても誰かを救うものであった。結果として小さな幸せに収まるけどそれが良かった。
有名な雨の中のシーンが特に良かった。あまり構えずに見ることができる映画でちょうどいい。
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圧倒的な映像美で匂いまで伝わってきそうだった。映像による"異星"であることの説得力が強かったからこそ、ハリウッド特有の終盤のキスシーンにはあまり納得がいかなかった。
同名タイトルの曲を聞くために見た。ストーリーは良くも悪くも現代版シンデレラって感じだった。
物語全体が仄暗さを含んだまま進む映画。ただその雰囲気があるからこそ、この映画が描く全てに青春を感じるのだと思う。とても良かった。
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行き場を無くした男が空港という特殊な場所で器用に暮らしていく。空港を"空港"として利用する人や、空港と生活が密接に関わってる人。様々な人と空港との関わりの中に主人公が少しずつお邪魔する。その描き方がと>>続きを読む
映像はすごい。題材が地球滅亡であったのに、中身はウィルスミス劇場すぎてあまり好みではなかった。
シャマランにしてはオチがいまいちかもしれない。世界観が凝りすぎていて入りきれない部分もあった。
隅々まで張り巡らされた伏線によって最後のシーンの衝撃がとても大きなものとなっていた。