完璧な色メガネさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

完璧な色メガネ

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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.6

好き、でも原作の方がもっと好き。

本作はヤクザのような警察官と真っ当な捜査を望む若手警察官のタッグものであり、正義の姿を問う物語。

原作とは別の作品。かなりアクション要素と血飛沫がありますが、どの
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.8

知らんで良い、生きています。

本作はフィンランドに開かれた小さな食堂を舞台に、何かある人たちの今を包み込んだ作品。

過去はあるけど、それはそれ、今日もおにぎりは美味しいねって感じ。

励ますわけで
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

現実が見えてない。

本作は細田守の最新作、コンピューターの先にあるもう一つの現実と現代で暮らす私たちを描こうとした作品。

まず、オススメ出来ない。

素晴らしい点は、映像と音楽。
やっぱりCGも好
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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

4.2

環境が人生を創る。

ブラジルで実際にあった(今もあるのかな?)事実に基づく話。

悪人が悪事を行うんじゃなくて、人生の中でそれしか知らないから行うのだとわかる作品。

日本に暮らす自分としては非現実
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.0

観るには若すぎた作品。

本作は夫人に頼まれた浮気調査を進めていくうちに、徐々に一人一人の欲が見え始めて...

ラストには何故かため息しか出なかった。
もっと歳をとれば分かってくる作品なのだろうか?
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127時間(2010年製作の映画)

3.8

本当に大切なものはずっと変わっていく。

本作は峡谷で腕が挟まってしまい、身動きが取れなくなった男の決断。

今この瞬間に大切だと思うことが、数分後には変わっていることもある。

例えば、骨があること
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.1

鮮度の高い映画。

映像も綺麗、あまり見ないヒーロー像でワクワクした。

でも、展開は普通かちょっと下かもしれない。

一人一人の行動がシンプルすぎてモヤッとする。人間味を感じない。

映画館で観るべ
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ジェネラル・ルージュの凱旋(2009年製作の映画)

3.6

日本の俳優は凄いな。

本作は一通の告発文から始まる。
医者と医療メーカーの癒着している?
一つの謎から始まる医療ミステリー。

とても面白い。皆さんの演技が心地よく、伏線やオチもしっかりあって楽しい
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.0

事件はいつも日常の中にある。

本作は妻で娘で母で元会社員で、そして女性である主人公が社会の中で生きているというお話。

色々な人が主人公のことを思っているけど、上手くいかなかったり、すれ違ったりする
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

5.0

結局、社会も日常の中にある。

素晴らし映画でした。
最近はグローバル化とローカル化が主体の話が多いですが、抽象的でなんとなく理解している人が多いと思う。

この作品は素晴らしい。
写っているのは全て
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博士と狂人(2018年製作の映画)

4.0

愛の先にあるものは?

本作は膨大な言葉の先に夢と光を見つけた2人の人物の物語。

それぞれに人生があり、同じ言葉でも別の意味が生まれる。でも、やっぱり思うのはみんな同じ人間で本質的なところは変わらな
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コロンバス(2017年製作の映画)

5.0

透明な液体に絵の具を垂れしていくような映画。

人為的な展開を感じず、ただ少しずつ混ざって重なっていく様子を見ているようでした。

最高ですね。
今日はゆっくり眠れます。

いつ観ても評価は変わらない
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ハミングバード・プロジェクト 0.001 秒の男たち(2018年製作の映画)

3.4

原作とは違うよね?

本作を簡単に言えば、最速ネットワークで株の売買を実現しよう! そのために有線で1600キロ繋げちゃおう! という話。

原作の『フラッシュボーイズ 10億分の1秒の男たち』はノン
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.1

服とか家とかデザインは好き。
でも、なんか嫌い。

『大学の論文を書き上げるため、友人の故郷を訪れた5人、そこは愛情に溢れ、笑顔の絶えない村だったが、古くから続く風習が残る場所で...』

なんか、新
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お!バカんす家族(2015年製作の映画)

3.4

ツボではなかった。

家族の絆を取り戻すため、みんなで旅行に出かけたが...という作品。

面白い作品です。
本人は至極まともに対応しているつもりが、全く出来ていないみたいなノリで色々起こります。
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冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた Fine(フィーネ)(2019年製作の映画)

4.9

ラノベ映画の答え。

本作は冴えない彼女の美しさがぎゅっと詰まった物語。

原作を知らない人には響かない作品ではある。でも、原作もテレビシリーズも知っている人にはたまらない一本。

ライトノベルは読ん
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

3.5

映像がとても綺麗で楽しい。
一人一人が楽しめる映画。

本作は普通の恋をした僕と未来から来たもう1人の僕の2人が、同じ恋人を救おうとする話...かもしれない。

色々と展開が変わるし、考察できる細かな
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ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

3.5

自分自身すらわからない。

記憶喪失の男は何故か命を狙われていた。

本作はジェイソンボーンシリーズの記念すべき第一作。

自分が誰かわからんのに、相手の強さが何故かわかるとか強すぎる。

体を使った
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エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

3.5

めちゃくちゃ嫌いだけど、おんなじことは絶対に出来ない。

本作は環境汚染企業に真っ向から挑んだ女性の物語。

「なぜ?」という疑問を終わらせなかった。そこから踏み込むために探して探して、ようやく半歩進
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.8

自分の寿命は自分で決める。

すごく嫌なやつだけど、隠さずに生きている姿がちょっと羨ましい。

本作はHIVに感染し、余命30日を宣告された男が、特効薬を求め、あらゆる薬を買い漁り、そして販売する組織
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ブラック・スキャンダル(2015年製作の映画)

3.5

良い事実ほど真実に見える。

本作は大物マフィアの人生をなぞった作品。

全体的に暗い、でもジョニーデップの醸し出す罪を抱きしめた男のオーラがとても良い。

アメリカの司法取引は詳しく知らないけど、最
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

5.0

「ジョーブラックによろしく」

秘密がないことも愛だし、秘密があることも愛。

本作は人間に興味を持った死神が死期の迫った辣腕社長と周りの人々を通して、生きていることを知っていく物語。

ラストが素晴
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恋愛小説家(1997年製作の映画)

3.6

変わるって難しい。

本作は恋愛作家で女に無関心な主人公が、子犬とウェイターとアーティストに自分の世界をぶち壊される話。

演技が素晴らしい。

大作家の前でお礼状を読むところが何故か覚える。

変わ
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

5.0

1人だけ生きていることの辛さ。

本作は実話をもとにした物語。

「綺麗な景色も、一度炎を知れば燃料にしか見えない」

それぞれの立場になって考えると、本当にしんどくて、だからこそ心に刺さる物語。
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さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)

3.5

本当に何も起こらない。

たぶん、時間を空けてみると面白く感じてくる映画。

20代の自分にはそんなに響かなかったけど、なんか、本当にありそうで、たぶんない、絶妙なところを描いていると思う。

旅って
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ヒア アフター(2010年製作の映画)

2.8

みんな違ってみんないいけど、そんなに知らなくていい。

本作は死者と会話が出来る男が、自分の人生を取り戻す物語。

いい話だと思う。でも、深くない。
少年、キャスター、料理教室のペア、兄貴、そして主人
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.8

ほぉーってなる。

みんなでワイワイ観ても良いし、仕事終わりに一杯やりながらも良い。

なんて言うか、良いつまみになる映画。

うぁ〜機械って感じ〜ってなる。

物語もシンプルであんまり映画観ない人も
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

3.6

バレーボールの正しい使い方

飛行機墜落を生き残り、無人島にたどり着いた男。孤独の中でただ帰れる日を願い、今日を生き続けたが、彼が生きていた今日はすでに過去の中にあった。

後半の戻ってからの話をもう
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DEATH NOTE デスノート the Last name(2006年製作の映画)

3.8

演技がうますぎる。

本作は実写版デスノートの後編。

相手の裏の裏の裏を読め!

こういう戦術を駆使して争う作品好き。
でも、逆にわかりにくい部分もあると思う。それに上手くいきすぎな気もするけど、そ
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DEATH NOTE デスノート(2006年製作の映画)

3.6

それは命を奪うノート

本作は名前を書くことで人を殺すノート、「デスノート」を使い、犯罪者のいない世界を目指した天才とそれを阻止しようとする天才の攻防戦。

前後半に分かれています。

天才の凄いとこ
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目撃者(2017年製作の映画)

4.2

愛する妻、可愛い娘、新しい我が家、順風満帆に見えた男はある日殺人現場を目撃する。通報しようとしたその時、殺人犯と目が合ってしまい...

悪気があったわけじゃない。

小さな嘘の先に何があるかわからな
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メメント(2000年製作の映画)

4.0

君の物語は俺が作る。

本作は10分間しか記憶を保持出来ない男の復讐劇。

世界がそこにあるかは私たちの記憶次第。

整理するのが大変だけど、非常にユニークな作品。

一人で観なくてもいいけど、友達や
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ミルク(2008年製作の映画)

4.0

「希望がなければ、人生は生きる価値などない、だからあなたが私たちの次の希望になって欲しい。」

同性愛者の権利と平等を譲らなかった男の物語。

ただの問題ではなく、生きるか死ぬかの命題の中で生きるのは
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ペイ・フォワード 可能の王国(2000年製作の映画)

4.7

世界の中には自分の家も、学校も、職場も入ってる。

世界平和って本当は超簡単に出来るのに、全然知らなかった。

結局、見方を変えるだけでいいのだ。

昔、お世話になった先生がご飯奢ってくれたこと思い出
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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

4.0

最初は世界を征服したような気分だった。

女は退屈な毎日を抜け出すため、男は自由のために、強盗団になった。

教訓ぽいことは何もない。
一つの結果として、俺たちに明日はない。

カーチェイスがカッコい
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昼顔(1967年製作の映画)

3.4

性の捉え方の違い。

ハンサムな優しいお医者さんの夫、彼のことを本当に愛しているのに、満たされない。

好きと愛してるとヤりたいと色々混ざって、自分でもよくわからない状態。

普通の恋愛映画より正直で
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