排路さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

排路

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風の中の牝鷄(1948年製作の映画)

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青春の夢〜とも違う暴力描写があり、あまりにも異色。物語も小津じゃないみたい。でも出てくる人はいままでの小津映画の人物たちだった。笠智衆は相変わらず物語上不可欠な存在として、佐野周二の背中を押す。その時>>続きを読む

ヨーヨー(1965年製作の映画)

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わたし戦争中に銃弾避けてるシーンだと思ったら、ダイブしてゴールを止めたキーパーだったシーンで思わず笑ってしまい、不謹慎すぎると反省した。

大恋愛(1969年製作の映画)

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初めてピエールエテックスの映画見た。
カリエールのブラックユーモアの感じ、忘れてたけどすぐ思い出した。

スチームバス/女たちの夢(1985年製作の映画)

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想像以上のことが何も起きない。サウナの閉鎖の危機を救う!という物語も彼女たちの人物像を描く上ではあまり上手く効いてない。

愛されちゃって、マフィア(1988年製作の映画)

5.0

始まったときは、暗殺シーンや手持ちカメラの多用に視覚的刺激でしかない感じがあったけど、アメリカ映画らしく物語がとても面白かったし、かつてのアメリカ映画ではない感じもしてすっごい好きだった。
特にFBI
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エドワールとキャロリーヌ(1951年製作の映画)

5.0

オフュルスらルノワール、アントニオーニ、小津などは映画的なものとは関係なくダイレクトに脳と心と体にくるものがあるけど、ベッケルのこれは、ホークスをみたときのように純粋にスクリーンとそれを見て楽しむ私の>>続きを読む

フレンチ・カンカン(1954年製作の映画)

5.0

2回目!泣いた…

客と客の間から踊り子たちが溢れ出す瞬間が素晴らしすぎる、、
ジャンギャバンがニニにまさか俺が若い娘に恋するとはと言ってキスおきながら、歌手の女性ともキスしてるのをニニに見られたとき
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永遠のガビー(1934年製作の映画)

5.0

これは円環構造に則り、最初に出てきた妹やロベールが最後にも登場していた。

関係を結んだ男の家庭や人生が破滅しても、責任を負えない女性、オフュルスの主人公像、やはり好き。もっと見たい。
ディートリヒや
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魅せられて(1949年製作の映画)

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ロバートライアンが親権の代わりに離婚をと脅すシーンの中に、椅子に座ってるロバートライアンが階段に座ってるレオノラの10倍くらいの大きさに見えるショットがあって、とても驚いた。

同居していた女性が、主
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長屋紳士録(1947年製作の映画)

5.0

棒読みの俳優の迫真感がすごかった、物語と行動、泣いたり探したり追いかけたりくじをひかせにやったり。飯田蝶子の怒りの形相が忘られない。子どもなら外に放っても、適当に何か拾って食べていけるといってた。たく>>続きを読む

忘れじの面影(1948年製作の映画)

5.0

マックス・オフュルスの主人公たち、愛する人と過ごした最高の時間が確かに存在していたのに、時間が経つにつれてそれが自分しか理解できないものになり、孤独が深まるというより主人公の存在そのものが危機に陥ると>>続きを読む

戸田家の兄妹(1941年製作の映画)

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急死した父の借金を返済するために家が売られ、帰るべき場所を失った母と三女節子。
節子を呼び寄せて不満を伝えるために深夜にわざとらしくピアノを弾く長男の妻の手厳しい反論、自分の母の息子との接し方への手厳
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東京の合唱(コーラス)(1931年製作の映画)

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ただ会社をクビになって、子どもが病気して、昔の先生に会って、新しい仕事手に入れるだけで展開が相互に作用してテーマを奏ではぐってる見応えのない作品だった

森の鍛冶屋(1929年製作の映画)

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美しい水と木のもとでの撮影は、人物のためだと思う正面図

淑女と髭(1931年製作の映画)

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これも主人公像に何かが欠けてる。親友の妹の誕生日会で入魂の剣舞を踊るが、だれもよく思ってないのは面白かったけど…。

不倫らしきことをしても疑わない恋人に偉い!とは…!!ずっこけた。

東京の女(1933年製作の映画)

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不覚にも、好きなの見られた…。
青春の夢いまいづこや出来ごころみたいに、殴る行為に感情を乗せきれず、自己表現の機能不全が起き、結局伝わらない感情が自分自身ですら置いてけぼりのまま何もできず、内に溜まる
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青春の夢いまいづこ(1932年製作の映画)

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鉄拳制裁をうける無防備な斎藤達雄…
あれは殴り倒されてるんじゃない!
婚約破棄の選択が田中絹代を諦めてるだけでなく学生時代からの友情をも諦めてる、自分の選択の重大さを理解し、耐えきれず、膝から崩れ落ち
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父ありき(1942年製作の映画)

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どうしても父と一緒に住みたいけど、それが叶わない息子と息子を立派にするために仕事を頑張る父親の物語としては、ごく普通。

息子が自身の中だけに感情を溜めていって、自分の中で満たされない欲望を理解したり
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花形選手(1937年製作の映画)

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どうしてこれが続くのか不思議で、断片的な人たちは面白いはずなんだけど繊細な感情を棚に上げてそのままな印象。寝てばかりの選手に負けた笠智衆は、勝ちゃいんだといってただけに、顔が立たないはずなのに、レース>>続きを読む

朗かに歩め(1930年製作の映画)

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ハリウッドのギャング映画の物語だけど、就職難も描いててたり、お辞儀をしたりしてて日本映画だーと思った。踏み潰されて原型が失われた人形を妹が笑顔で投げ捨てていた…。

学生ロマンス 若き日(1929年製作の映画)

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ほんとに長すぎるけど、下宿先で友だちと一夜漬けして37点とるの、なんかいい…。お見合いのくだりをみて、中学生くらいに抱いてた大学生のイメージを思い出した。

生れてはみたけれど(1932年製作の映画)

5.0

父親と子3人でおにぎりを食べるシーンがあって、一人息子でも3人で同じものを食べるシーンがあったけど、全然印象が違かった。
こっちは失われた家族のつながりを取り戻すもので、一人息子はも失われてとりもどせ
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夜ごとの夢(1933年製作の映画)

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前方向のトラヴェリングが道徳の問題だとは、まだいえないような時代だったんだと、
でも、クローズアップやトラヴェリングより橋の上のロングショットが挿入される方が胸を打つのは変わりない。
女性像が、スタン
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とらんぷ譚(1936年製作の映画)

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映画観た気にならない、77分だけとすごく長く感じた。自分以外の家族全員が毒キノコで死ぬのも、モナコの赤ん坊がみんな生まれつきディーラーなのもアイディアどまりな印象

妻よ薔薇のやうに(1935年製作の映画)

5.0

ささやかだけど衝撃的に良かった、
お雪さんの娘のシズエが映されるのが良かった。父が信州に帰るのをとめるべきではないことを誰もが了解できる。夢を見続けてるのは砂金探しをする父ではなく、母のほう。

仕事
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ミモザ館(1934年製作の映画)

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長くて退屈したけど、テーマが近親相姦に通じてて変に疲れた